西スポより
小斉よ 門田さんになれ
左の大砲として期待される小斉祐輔外野手(23)が「門田2世」を目指す。14日、新井打撃コーチが「門田さんのようなライナー性の本塁打を狙うべきだ」と大砲としての方向性を提示。歴代3位の通算567本塁打を放ったホークスの大先輩、門田博光氏(58)の名前を挙げて、来季の大ブレークを促した。
優しい眼差しが一瞬で消えた。新井コーチが見据えたのは黙々と居残り練習に励む小斉の姿だった。
左の大砲として期待大の23歳に、イチロー(マリナーズ)ら好打者を育てた“教育者”が示した方向性は「カドタ」だった。
「右方向を意識し過ぎて体が開き気味。ボールにスピンをかけていくのではなく、低いライナーでスタンドに放り込む感じがいいんじゃないか。昔でいえば門田さんのような感じが合っていると思う」。潜在能力を認めるからこそ、あえて大打者の名前を持ち出した。
小斉は昨オフに導入された育成ドラフトで入団した。豪快な打撃フォームから大学(東農大生産学部)時代は通算30本塁打をマーク。だが、プロでは壁に直面した。6月2日に1軍に初昇格し、翌3日の阪神戦(甲子園)でデビュー。その後もチャンスを与えられたが、結局、11試合で計15打数無安打に終わった。
“宝の持ち腐れ”状態を新井コーチが我慢できるはずもない。「センター方向を意識すべきだ。ライナー性の打球を打つためには門田さんのようにボールのしんをつぶす感じがいい」。既に小斉も今秋のフェニックス・リーグ期間中に打撃フォームの微調整に着手。腰の開きなどを意識して練習に取り組んでいる。
今季、ホークスのチーム本塁打82本は12球団でワースト2位。松中に続く左の大砲の育成が急務だ。今オフに松中の米グアム自主トレに志願して参加する小斉は「技術面などいろいろ学びたい」と意気込む。さらに、秋季キャンプ後に予定される初の契約更改では、背番号「93」からの変更申し入れも検討中だ。門田氏は南海、オリックス、ダイエーで過ごしたプロ23年間で背番号を5度変更。南海時代には、変更のたびに成績をアップさせた。球史に残る“大先輩”の背中はまだ見えないが、来季こそ、「門田2世」の称号に一歩でも近づいてみせる。
期待してるよ、小斉くん!年を重ねながらもHRの数を増やす門田みたいになれとは言わないけど、
門田のような、吉永のようなライナーのHR量産でホークスを勝利に導いてくれ!松中道場でいろんな事を吸収して来年は1軍で1年を過ごすように頑張ろう。
門田のような、吉永のようなライナーのHR量産でホークスを勝利に導いてくれ!松中道場でいろんな事を吸収して来年は1軍で1年を過ごすように頑張ろう。