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だいぶ前からクレージーキャッツの映画にはまっていたが、最近DVD-BOXで往年の名作が
発売されているのを知りコツコツ買い集めている。
てな話をすると大体の人は引く…だから普段はこっそり収集している。クレージー映画の魅力は
何かといえば、昭和30年代の世相がよく反映されていることに尽きる。懐かしいと言えば嘘になる、
何しろ昭和30年代ではまだ生まれていないからね。しかし映画の中に出てくる街並み人など見ていて
飽きない面白さがあるパワーを感じる。もちろんそれだけなら同時代の邦画ならみんな同じじゃないか、
となりそうなものだが、いやいやクレージー映画には植木等がいる。植木等のC調ぶりは、ここで
あらためて触れるまでもないが、やはり素晴らしい。現在のストレス社会をあざ笑うかのような植木等の
活躍は大いに見習うべきである。
会社でも、ここ4~5年の間にうつ病などの心の病を患う社員が増えてきている。一概に比較は
出来ないが当時と比べて国民の覇気がダウンしていることは否めない。昭和30年代は戦後復興から
高度成長と国民が同じ方向を見て進んでいたのに対して、今は格差社会と言われるように人と違うことを
して差別化を図る、そしてそれぞれが違う方向を見ている。余裕のない社会は波に乗れない人間を
スポイルする。世知辛い世の中、心に余裕を持ちましょう。