おはようございます音譜


この度、明治通りクリニックでは、遅延型食物アレルギー検査 『アラスタット3g』という新検査を導入いたしました。


昨日は明治通りクリニックにてアラスタット3g検査の勉強会が行われました。







好きなもの、美味しいものを食べることは人生の喜びでもあります。しかし、食べ物によっては私たちの身体に悪影響を及ぼし、過度の炎症やダメージを与えかねません。


このような食べ物を特定し、食事から除去するというシンプルな方法で健康を向上させることが可能です。


本来、食物アレルギーの特定はあくまでも症状から診断するのが基本です。


しかし、即時型食物アレルギー(IgEが関与)は食物を摂取した直後に症状が現れるのに対して、遅延型アレルギー(IgA,IgG,が関与)は数時間~数日後に症状が出現し、しばしば誤診されることがあります。


即時型アレルギーの症状は、例として、じんましん、口の中がかゆくなる、急性喘息、アナフィラキシーショックなど、皆さんがよくご存じの症状が多く、早期発見、早期治療が容易です。


それに対し、遅延型アレルギーの症状は、なんとなく体調が悪い、原因不明の慢性症状が長年続いている、即時型アレルギー検査を受けても陰性、など気づきにくいことが多く発見が困難です。


遅延型食物アレルギー検査はこのような困難な診断、食物アレルギーの同定をすることに有用な検査の一つです。


【アレルギーとは?】

通常、私たちの免疫システムは非自己であるウイルスや危険な細菌の脅威から守る役割を担います。

このシステムは非自己である食べ物に対しては通常、『寛容』です。


食物アレルギーは免疫均衡が乱れたり、刺激されたり、過度に制御されたりすることで摂取した食べ物が異物であるかのように攻撃してしまうことによっておこります。


欧州アレルギー・臨床免疫学会(Europian Academy of Allergy and Clinical immunology:EAACI)は食物アレルギーを『食物に対する、免疫システムを介した臨床的な反応』と定義しています。これらの免疫反応には抗体(IgA,IgE.IgG,IgM)が関わっています。


これらの抗体は防衛反応として著しい炎症過程を仲介して体内の抗原を中和、除去しようとしています。


アレルギー症状は身体に不利益な反応の直接的結果であるといえます。


典型的なIgE依存正反応(即時型過敏反応)は暴露後すぐに起こります。例として、じんましん、急性胃腸炎、口腔アレルギー、急性喘息発作などがあります。


多くの場合、反応の発現は急激であるため診断は明確です。


一方、非IgE依存性反応による症状の発現は抗原暴露から数時間-数日後に起こります。


このような反応を遅延型アレルギーと呼びます。


遅延型反応は症状の発現が遅く、弱いため、誘発食物との関連を見つけることが難しく、しばしば誤診されやすいといえます。



採血をさせていただいた後、結果まで約1か月程度かかります。


結果と共に患者様に適したわかりやすい除去食の調理法、メニュー、食事ローテンションのガイドブックをお渡しいたします。


大好物で長年摂取している食べ物や健康を維持したいために毎日飲まれているサプリメントが、長年の関節痛、偏頭痛、体調不良、肥満などを引き起こしている可能性があるというわけです。


常にベストコンディションを保ちたい方、原因不明の慢性症状のある方、MAST33などの即時型アレルギー検査で陰性でも症状のある方、保育園・学校での給食にアレルギーの不安のある方など、生後6か月以降から検査は可能です。



ご不明な点はお気軽のご相談くださいませ。


明治通りクリニックHP http://meijidori-clinic.com

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