おはようございます音譜


本日土曜日は高梨医院で勤務です。


午前は高梨邦彦理事長と私の2診、2階では今井医師の胃内視鏡検査を行っております。


午後は坂田隆一院長の1診です。


お足元が悪いお天気雨ですので、十分にお気お付けてご来院くださいませ。


高梨医院は脳外科専門医による、頭痛外来を行っております。


頭痛には大きく分けて3種類ございます。


①筋緊張性頭痛

②偏頭痛

③群発頭痛


それぞれ、頭痛の症状は異なります。


①筋緊張性頭痛

  無理な姿勢や動作を長時間続けると、首や肩や頭の筋肉が収縮して筋肉が緊張します。その結果、 

  固くなった筋肉が神経や血管を圧迫して頭痛を引き起こします。

  デスクワークの多い方、肉体労働の方に多く見られます。

  

  いつも頭が重く、鈍い痛みがある、目の奥、こめかみが痛い、朝すっきりと起きられない、朝に痛み

  が強い、といった特徴があります。


②偏頭痛

  ・月に1-2回、多いときは週に1-2回頭痛がある

  ・『ズキズキ』とする、『ガンガン』とする、痛みが1-2時間ほど続く。

  ・痛みに伴い、吐き気を伴うことが多い

  ・音、光、匂いに敏感になり、症状を悪化する。

  ・頭痛に前兆がある場合がある(20-30%)

  ・女性に多い


  前兆とは・・・

   ・目がチカチカとする(フラッシュがみられる、まぶしい)

   ・視野の一部が見えにくくなる

   ・感覚異常

   ・言語異常


   このような症状が15-30分続いた後に頭痛が起こります。


③群発頭痛

  ・ある時期に一定の期間頭痛がある

  ・頭痛はいったん始まると1-2か月続く。

  ・頭痛のある時期(群発期)以外に頭痛はない。

  ・片側の頭痛、目の周囲が痛い

  ・男性に多い


  群発頭痛は頭痛の中でも痛みはもっともひどく、次のような症状があります。


  ・目の奥がえぐられるような感じ

  ・痛くてじっとしていられない、耐え難い痛み

  ・目の充血、流涙、鼻水を伴う


 頭痛の診断には、CT,MRI,などの画像検査、脳波検査、問診を行います。

 

現在は新内服薬や外用薬があり、このような激しい痛みを伴う頭痛のコントロールも良好になりつつあります。


頭痛の症状のある方はお早めにご相談ください。


次回は私の行っている、筋緊張性頭痛にたいする、神経・筋肉ブロック注射療法についてお知らせいたします。


それでは今日も、よい1日をにひひ