人気ファンタジー小説「幽世(かくりよ)の薬剤師」を読みました。
異世界転移性した薬剤師が異世界の怪奇、今回は吸血鬼の謎を追っていく、という小説でした。
面白かったです。吸血鬼などの架空の存在は、ファンタジー小説くらいで十分ですね。霊なども同じく。
しかし世の中は不思議です。この日本で、吸血鬼がいると信じている人はほぼいないと思います。
ここでいう吸血鬼はエナジーバンパイヤ(=人からやる気やエネルギーを奪う人)のことではなく本当の吸血鬼のことです。
吸血鬼は作り話の中だけのものだとみんな知っています。
しかし世の中には、守護霊や龍やオーラ、大殺界はあると信じている人がいます。
パワーストーンブレスレットや聖なる水、波動カード、土地施術には効果があると思っている人はいます。
繰り返しますが、吸血鬼は信じられていません。
ツチノコやネッシーももうほぼ信じられていないと思います。(一部の熱狂的なかたはまだ探されているようですが。。)
吸血鬼やドラキュラや魔女もいないともう知られているでしょう。
ドラえもんやガンダムや鉄腕アトムもいないことはもうみんな知っていると思います。
ではなぜ、幽霊の類や、龍神様は皆信じるのでしょうか。
宗教的な理由でしょうか?
しかし日本は無宗教だと言われるくらい宗教観念が他の国と比べて低いと言われています。
確かに「いいことや悪いことはすべて神さまが見ている」「先祖を大事にしましょう」とは言われますが、
それは代々、お墓参りすることや法事を行うことで賄えていると思います。
お寺に多少寄付などすることはもう文化に近いと思うので、私は非難などしませんが、
よくわからない霊媒師や霊能力者の言うことを信じ、お金を落とす方がいることが信じられないのです。
吸血鬼の存在は信じない、しかしなんの確証もない霊媒師や霊能力者の言うことは信じる、、、
世の中はかくも不思議なことばかりです。
吸血鬼より幽霊より龍神様より、やはり人間が一番不思議な生き物です。
今日もあなたが笑顔で過ごせますように
占わない占い師 小鳥遊あめ
BOOK
ラノベ小説の類に入ると思いますが設定や物語などが練られていて楽しかったです。
知識の大切さを教えてくれる良本だと思います。
シリーズ化されているみたいで次作も楽しみですね。
ファンタジーはファンタジーだと、スピリチュアルを信じている方も理解される日が来ることを祈ります。