仙丈・甲斐駒 1日目 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

231104


丹渓新道〜尾根ルート〜北沢峠

南アの女王に謁見👑赤石山脈


マイカー規制の為 仙流荘駐車場で前泊

500m程先でゲート通行止め

この規制は林道開削の条件でもありました


200台 5日間まで¥1000後払い

良心的なお値段 トイレ自販機有


5:30 起床

チケットは無人、電子マネー対応で

おサイフ要らず これはありがたい


往復+手荷物料込み¥2740

売店には書籍、おみやげ、携帯トイレ

「竹澤長衛物語」は必読📕


6:05 始発 9℃75% 860m

マイクロバスながら増便のお陰で

意外と並ばず乗れました

4/下〜11/上 運行 20.6kmの道程


フリー区間内途中下車するので先に申告

席はドアの真横に案内されました


6:15 戸台大橋

朝焼けの中アが木々の間に間に

6:40 歌宿1680m スノーシェッド

荷揚げのヘリポート

ここから沢伝いに登る道も昔あったそうな


6:45 発 丹渓登山口1780m 2合目

下ると戸台川・丹渓山荘への分岐でもあり


鋸の鹿窓がくっきり見えます

日の当たってるピークの左

一段キレットになってるすぐ右の辺り


鋸の山行記録はこちら


6:50発 14℃45%

初めは手すり付きの階段

樹林帯の登り よく枝打ちされてて歩き良い

シラビソ トウヒ コメツガ


8:40 一旦平らに2400m 県有林の標

尾根の向きが変わった感じ

8:55 2500m 雪が出て来ました


9:10 5合目広場 ヌタ場も

これは熊に齧られたか引っ掻かれたか

何故か新しいペンキの匂いが気になるようです


9:15 ダケカンバ林になりやや展望


9:20 独標2639 視界が開けます

表紙にした白く薄化粧の藪沢カール

風が伊那から吹き上げて寒い!  

防寒ゴム手にニット帽、ゴアのカッパ

ダウンを忘れた 中アのパノラマ 10℃60%


9:55 山梨県側に入るとビックリ陽溜り

ポッカポカ

方角の違いだけでここまで気温が変わるかと驚き

温度計は10℃50%ですが体感暑いくらい

地図を見るとお花畑とあります 納得

ここだけ別世界🌸🌼🌹


やや道迷い注意

ピンクテープを探してトラバ気味に


10:10 甲斐駒の花崗岩は雪と見紛うばかり

10:15 砂礫&ハイマツ帯へ

10:20 8合目2716m いつの間に

テンバによさげな広場


10:25 異型ダケカンバ 風障木

厳冬期風雪の強さを物語っていますね

馬の背と言うものの広々した地形

三角点は通りません


冬枯れの世界でコケモモの赤が印象的でした


10:40 植生保護グリーンロープ

シカの食害がひどいようです

ネットは噛まれるのでワイヤ入りカミナリ注意


10:45 藪沢分岐 ちょい寄り道


10:50 馬の背ヒュッテ 冬季閉鎖

冬小屋無し トイレも閉鎖


11:00 藪沢上流 豊富な水量

この標高でこれは貴重ですね


重幸新道(沢ルート)、藪沢新道(トラバ道)は

冬季閉鎖 沢を横切る際の滑落がとても多いそう


※万が一の場合 藪沢小屋は通年利用可

寝具、水場有 携帯トイレブース¥200

無人期素泊り¥4000 維持費が高いのでしょう

S26.設立 2540m


11:45 戻って来てロス-01:00 24℃15%


12:35 仙丈小屋 冬季トイレは2F紙無し

8℃50% 積雪吹溜りに5cm程度 水無し


2F冬季小屋 広いし板の間✨ありがたい

カールを反時回りに周って

13:00 松峰分岐 長い尾根が見て取れます


13:15 山頂3033m 8℃55% 二等三角

t=06:30−01:00=05:30

標高差=1253m 

展望は良く 富士山まで見えました


1丈=10尺 1尺=30.303cm なので

1丈=303.03cm=3.0303m

1000丈=3030.3m誤差2.7mm❗️

昔の人はすごいですね


藪沢カール 斜度50℃

立山や薬師と比べると小さい感じ

2万年前に出来たとか

弧状に見えるのはモレーン


13:25 下山

すぐ大仙丈分岐 この先が仙塩せんしお尾根


13:35 雪道 アイゼンと言う程では無いですが

日陰は再凍結でカチコチ

慣れてないと滑りそう ゆっくり一歩ずつ


13:40 小屋分岐 往復15分

14:00 鎖場 鎖を付ける程でも無いような

14:05 八合目


14:15 小仙丈分岐 左は巻いてすぐの合流

S35.4月の遭難碑

14:20 小仙丈2864m


14:35 六合目 ここから樹林帯

14:50 大滝頭・藪沢分岐五合目 閉鎖中

藪沢新道開削の経緯はこちらのリンクに


14:55 四合目

15:00 三合目広場 仮設階段


15:10 ファイト!の標

地元中学生の作だとか かわいいですね

15:15 二合目分岐 右は巻き道新道 楽道

登りっ返して

15:30 一合目ピーク2195m


15:40 北沢峠2032m 10℃65%

水、トイレ、休憩所(営業時間のみ)

t=02:15 標高差=1001m

南ア林道、甲斐駒登山口、こもれび山荘

終バスは16:00 間に合わないとタクシーも無い


坂を下って

15:55 二合目巻道から合流①

16:00 仙水分岐 二合目へ②

水が出てます


この先は2019の台風19号の影響で

今だに通行止め


林道開通以前は戸台川〜八丁坂〜北沢峠

〜小仙丈尾根〜山頂を通ってたそうな


16:05 長衛小屋1980m

S33.長衛翁のレリーフはトイレ横の岩に


テンバ、水、トイレ、売店、休憩

今日がラス日との事

上の写真は冬季小屋 6畳くらい土間コン

小屋番さんが知り合いの知り合いでした

世間は狭い


小屋名の変遷はこちらに


16:40 発 橋渡って栗沢分岐

16:55 丸太橋

17:00 鎖の岩場 意外な難所

17:05 また丸太橋


17:10 仙水小屋2130m

テンバ¥1000 水、トイレ有

スゲー冷えてきました 8℃80%

日があるうちに設営しとかないと寒いですね


水を確保 必要なだけ先に汲みに行く

よく地均し、石は重くて手頃なサイズを集める

飛散養生でまずザックを中に入れる

四隅を決める 入口の向き確認

ヒモはピンと

ストックのロック、長さ、差込み

過程を省略しない


17:40 ツェルトに潜り込み

濡れものはすぐ脱ぐ、着替えるか裸

寒ければホッカイロ

煮炊きは結露に繋がるので出来れば外で

熊スプレーとヘッデンは枕元

ヘッデンは室内モード

明日着るものはシュラフ内で一緒にする


ラジオ聞いてうつらうつら


続きます



山岳指導員 高波太一