煩悩少年 -3ページ目

異郷の地、妻良で思ったこと

9月は24日の朝から25日の夜まで、静岡は伊豆半島の妻良(めら)に上田、酒井、先生の4人でレンタカーの旅に出た。このメンバーでは良く定期的に飲んだり、大阪環状線を1駅ずつ飲んで回ったりと、僕の学科の飲み仲なのだが、
せっかくの三回生の夏休み、旅に出ようということでメンバー4人初の旅企画。

行先が何故妻良かといえば、話は僕の中学校3年までさかのぼることになる。

僕の中学校は、少なくとも僕の代までは、修学旅行先は、静岡の漁村での漁村体験だった。兄貴の話によると、昔は東京ディズニーランドだったらしいが、当時の僕の中学校は非常に荒れていて、ディズニーランドに行った際に、ふざけてミッキーマウスの気ぐるみを着たバイトを池に落としてしまい、それ以来入園拒否を受けてしまったらしい。それが原因でディズニーの道は断たれて、漁村体験となったのだとか。

で、僕には3つ違いで二人の兄貴がいるのだが、二番目の兄貴が中三の時に妻良に行った時、あまりにも民宿が良く、夏休みに友達と旅行にも行くほどでした。そして、なぜか僕の年は妻良ではなく、子浦という場所になり、しかしそこでも、俗世間とかけ離れた体験、空気を肌で感じ、いつか僕もまた来たいと思うほどでした。漁村では時の流れが遅く、釣りも楽しめれば、夏には色々と楽しめそうな場所で、民宿の人もみなフレンドリーでした。

で、サークルの夏合宿が終わり、僕も幹部としての輝かしい一年を終え、時間ができたところで今回の旅が実現したのでした。

しかし、基本無計画な僕らは、また話が宙に浮いてしまうことをなんとか避けようと、半ば僕の独断的な意見で今回の漁村が目的地となりました。

シルバーウィークを実家で久し振りに家族5人で過ごした際に、漁村へ旅行しに行くと言ったら、二番目の兄貴が

「やったら妻良の俺が泊まった民宿に泊まると良いよ」

と言い出したのだ。どうやら、兄貴は修学旅行以来毎年年賀状の交換をして近況報告をするほどの仲らしく、本当に民宿のおばさんは良い人らしい。そこで宿はそこに決まった。

出発の二日前の夜に予約の電話をかけるという唐突ぶりにも民宿の人は快く応えてくれ、レンタカーを酒井に予約してもらいレンタカーの旅は実現することになった。

前日の夜に帰阪し、サークルの先輩と飲み会をした後、帰宅し、死んだように寝て、夜中2時に起きて彼女と電話した後、なかなか寝付けず、何ヶ月振りかに腹筋100回して、旅行の行程を計画し、集合時間である朝7:30を迎える。

メンバー3人が到着し、レンタカーを借りていざ出発!最初のドライバーは、4月に合宿で免許を取って以来初の運転となる上田くん。助手席には僕が座った。一時間ほど近辺をドライブした後にいよいよ高速に突入。

高速では、上田の左後方不注意によりマジで事故るくらいの車線変更があったが、それ以降は危なげなく沼津ICまでドライバーを交代しながら車を走らせた。

予定よりも早く着くんちゃうかと思ったのが甘かった。下道の怖さを知らなかった。

天城越えをしたのだが、常に曲がりくねった道。もう、絶対事故るくらい危ない道だった。岐阜、福井、広島、神奈川出身の下宿生ドライバー達が運転するには難易度が高かった。

何はともあれ、無事に妻良に到着、僕は少し緊張した。というのも、泊まることになっている民宿は、兄貴の泊まった場所で、それ以降9年間も兄貴は行っていない。民宿の人からしたら、9年後に、その弟が来るということだから、正直別人も同然な気がしたからだ。ていうか、そもそも兄貴の顔を覚えているのだろうか?

しかし、そんな不安はすぐに消えた。「駐車場は修学旅行の時にバスが泊まった場所だから♪」とだけ言われていた場所は兄貴すら覚えているはずもなく、民宿の近くで電話をして出てきてくれることになった。

さて、初対面。

すごく気さくなおばちゃんだった。駐車場に車を泊め、民宿には夕方5時に着いた。

「やっぱりお兄ちゃんに似てるね~」と言われてちょっと嬉しかったのと、兄貴の9年前の顔を覚えているのかということに驚いた。

荷物を置き、釣りをしたいというと、快くつりざおを貸してくれ、近くの釣り具屋でオキアミを買い、いざ釣りを敢行!

一同漁村の雰囲気、民宿というものに驚きを隠せなかったが、オキアミを針につけてぶらさげるだけで魚が釣れると感動し、皆、釣りにはまった。

そうだ。今回の企画は、「釣りなんか良いね~」という一同の意見から僕がこの場所に決めたのだ。

僕も小さい頃、コロコロの「グランダー武蔵」でにわかに釣りを始め、地元の池で一匹も魚を釣ることができずに釣りを止めた経験がある。そして、中三の修学旅行で行った子浦で、先と同様、オキアミだけで魚が釣れることに感動したのを覚えている。漁村は凄いのだ。

釣りを始めたのが5時だったので、一時間ほどしかできなかったが、今後も釣りをしたいと思った。釣れた魚は、残念ながら、真鯛が一匹、あとは金魚(食べられない魚の総称)が25匹ほどだった。しかし、楽しかった。

そして夕食。もう、目を疑った。おそらく、これほどの料理を大阪で食べようとしたら、宿泊費の2倍くらいは下らないものばかり。民宿の古さにある意味驚嘆していた3人も、これにはさすがに驚きまくっていた。

メニューは
・カサゴの煮付け(4人で一匹)
・金目鯛の造り
・トビウオの造り
・サザエ
・アワビ
・野菜と魚のてんぷら
・いかの刺身
・地タコの刺身
・もずく
・漬物



大阪からはるばるやってきてくれたとのことで、アワビをサービスしてくれたし、さらにおまけのデザートには甘夏の黒砂糖をまぶしたもの、さらには裏メニュー中の裏メニューで、兄貴が大好物だった、自家製、出来たてプリンケーキまで振る舞ってくれた。もう、感激!!!!兄貴様々!!!!

お腹が幸福につつまれた後、「腹ごなしに外を散歩してくると良いよ」とのことで、一同外に散歩に出かける。

釣りをしたスポットまで歩く途中、空を見上げてまた一同、開いた口がふさがらない。

満天の星空。こんな場所がこの世の中にあるのか。。。

正直、大阪にやってきて、

「岐阜の方が星は断然奇麗だな」

って言ってたけど、ここの星空は、もう最高級だった。とにかく、天気にも恵まれてか、ほとんど星だらけだった。
あまりの美しさに、一同、ボート置き場の端っこで寝転がって星を見続ける。もっと小さい頃にこういう体験、経験をしておきたかったなという思いと、宮沢賢治の銀河鉄道の夜を思い出した。といっても内容は全く覚えてないのだが、こんなにも奇麗な光景を見るのは、僕が物心ついてからは初めてだ。

煙草をふかしながらしばらくその夜空を見上げていた。彼女にも見せたいなと思った。こんなロマンチックな場所、絶対イチコロだと思った。今度は彼女と来ようかなと思った(笑)

そして、民宿に帰り、風呂から出ると、おばちゃんに見せたいものがあると言われ、台所に行った。

そしたら、なんと、兄貴が宿泊した時に書いたアンケートを見せてくれたのだ。「個人情報だからお兄ちゃんには内緒よ」と言い見せてくれたアンケートには、まぁ何とも兄貴らしいタッチで宿の感想が書かれていた。やっぱり変わらないな~と(笑)しかし、こんなに覚えてくれているのも、兄貴が非常に印象に残ったからだろう。僕もそんな人間になりたいと思った。

そして、風呂も入らずに爆睡している上田をよそに、翌日の最初の運転者を決めるべく、オセロ大会が行われた。オセロってこんなに考えないといけないのかと、オセロの奥深さに魅せられた。運転手は僕になった。

翌朝、5:30に起き、酒井と二人で釣りをして、カワハギ、真鯛を釣り、これまた豪華な朝食を食べ終えた後、宿を出発する。

本当に良いおばちゃんで、最後は宿の前で一緒に写真に写ってもらった。また絶対行きたい、今度は一週間くらいで、フェリーとかで行きたいと思った。

帰りもまた大変な道を運転したが、無事帰阪した。レンタカーの旅、第1発目は成功した。次もまたどこかへ行こう!

そして、二十歳になって。。。

近況報告1!

28日の朝冬合宿から帰ってきて、
夜はバイトに行って、

店長の息子にウザがられながら、
バイト終わりに店長に来月で辞めるって伝えて、

帰宅して爆睡。

朝目覚めて、

砂の器の最終回の再放送を少し見て、

帰省。京都で途中下車して服買いに行こうと思ったけど、中々見当たらず普通に帰省。

夜はキムチ鍋を家族で囲って、

長兄貴とらいちょうへ初めて二人で飲みに行った。

んで今に至る感じですφ(..)

まずは冬合宿!

24日夜はサークルの後輩と飲んで、俺ん家泊めた。普通にぷよぷよして就寝。で朝起きて、さよならしてから、プレゼントでくれたケーキを食べながら思った。

好きになっちゃうかもしれないと。
やっぱ二人で遊ぶと、その時は何とも思わないけど、いざ別れた後部屋に戻ると、その子の香水の残り香が部屋に残っていて、遊んでた時の笑顔や、帰り際の笑顔が頭に焼き付いて、ふと恋しい気持ちになる。
また会いたい。二人きりで会いたいと思う。この感情は何だろう?別に特別面白いことなんて話してないし、むしろ真面目な話が多かった気がするんだけど、何故か彼女が気にかかる。僕の今までの好きなタイプとは違うんだけど、なんか気になる。

燃えるような恋じゃなくトキメキでもない でもいつまでも君だけの特別でいたい(引用LOVE:Mr.Children)

そんな歌詞にピッタリな、でもニュアンスは違う感情です。

でも、ついこのあいだ幹部終わるまではサークルに全力を注ぐって誓ったはずなのに、

四月になって新入生が入ってきた時に格好良く見えるような人間になるって誓ったのに、

やっぱこの感情はこのまま抑えるべきなのか。

来月は忙しいけど一日くらいは時間作ってまた遊べたらいいと思います。そこでどうしようか決めようかなと。
ただサークル内は色々と障害が多いからなるべく別がいいんやけど。

またまたスキャンダルは起こしたくないし…
難しいです(+_+)