資料:京大花山天文台 、NASA、ウィキペディア

月は空を眺めて「めでる」だけでなく、人の生死、潮の干満など人間の生活に深く関わっています。
この月をスーパームーンの頃、2016/11/13デジタルカメラでベランダから撮影しました。 まず、それをご覧頂きながら、月の起源について考えてみましょう。

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雲や水蒸気が掛かっていると、このようにぼやけた月

雲間から出てくると月の光が一段と強くなります。

月のクレーターや海をはっきり捉えることがで来ました。

◆今から約45億年前、できたばかりの地球に火星サイズの天体が衝突し、その時に天体のマントル(岩石)は溶けて地球の周りに飛び散り、その後それらが互いの重力で一つに集まって月が形成された。-これが「ジャイアント・インパクト説の概略」である。
まだ幾つかの謎が残されているが、現在では月の起源の有力な説と考えられている。
ジャイアント・インパクトの想像画。NASA作成

◆今でも地球には、隕石が落下しており痕跡も多数残されています。また小惑星の衝突により「恐竜が全滅した」という説が有力です。
この小惑星により、地球が破壊される可能性は「0」ではありません。

◎私も最近、知ったのですが「太陽系外縁天体」という天文用語があります。
彗星はどこからやってくるのか?その故郷は太陽から離れた冷たい世界にある。70年程前にオランダやアメリカの天文学者が、彗星のの起源は海王星より遠くだと提唱した。こうした太陽系の果てにある天体は「太陽系外縁天体」と呼ばれている。かつて惑星の一つと分類されていた冥王星も、現在では太陽系外縁天体に区分されている。

「太陽系外縁天体」は月の起源と直接関係はありませんが、様々な物体が宇宙空間を飛び交っている例として知っていただけたらと思い付け加えました。