京北から、嵯峨野へ来るとなんだか別世界が広がっていました。広沢池は昔々、学生時代にほとりを歩いていた記憶がありますが、こんなに広く、素晴らしい水鏡だとは知りませんでした。みすぼらしい生活をしていたので、風情を楽しむ余裕などなかったのですわ。
この近くには、有名な大覚寺があり大沢池で名月を楽しむ観月の宴が催されていました。嵯峨野へ来た目的は、もちろん、中秋の名月をキャッチしたいというもくろみがあってのことです。
天体望遠鏡で見るのと違って、コンパクトデジカメで天体を撮影するのはかなり難しい事です。たとえ月であっても。適当な場所を探して、じっくり時を待ちました。