4月18日(月)、この日がオカメインコ「タナ」との永遠の別れになろうとは、想いもしませんでした。
我が家の家族となって、わずか3年半余りで忽然と消えてしまったのです。午前10時過ぎ、餌を食べた後、部屋を飛び回ってから、細君の肩に止まって一緒にTVを見ている様子でした。安心した私は振り返えらず新聞に目を通し始めて10分くらいたった頃でしょうか、細君が2階からドタドタと慌てて降りてきて「タナちゃんが飛んで行ってしまった」と叫んだのです。
彼女は肩に止まっている「タナ」のことを忘れてしまい洗濯物を干しにベランダに出てしまったのです。干しながら、肩にいる「タナ」に気づき、慌てて部屋に戻ろうとした時、洗濯物が「タナ」に接触し、びっくりしてパニックになった「タナ」は舞い上がって飛び、いずこへとも分からぬ虚空に消えてしまったという。
ことの顛末を聞いた私は唖然として「そんな馬鹿な」と外に飛び出し、住宅街を「タナ」の名を叫びながら、一時間以上探し回る羽目になってしまったのです。
この日は、雨がパラつく寒い最悪の天候でした。2時間たち、5時間たっても手がかりはない。この寒さの中、”お腹がすき、ろくに水も飲んでいないはず。どうか生きていておくれ。”涙と鼻水でぐちょぐちょになって、年甲斐もなく泣いてしまいました。誰かに見つけてもらうことを祈るばかり・・・。



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