東西日本海を結ぶ海運の一大拠点のひとつとして盛えた小浜-前編

リアス式海岸の若狭湾は、鯖街道に象徴されるような豊かな漁場があり、古来より中国・朝鮮半島から文物などが都に伝来する中継地点でありました。この貴重な自然や文化が今、愚かな為政者や経済団体、電力会社に加えて、他ならぬ地元民によって葬り去られる危機に直面しております。それは、原子力発電という魔物から生み出される効率・金銭に魅入られて再稼働を連発しようという動きが日本各地で拡がっているからです。
日本は世界で唯一の被爆国であり、福島の悲劇まで経験したはずなのに、ああ「人の心は移ろいやすきもの」か。私はこの貴重な自然・文化を目に焼き付けておきたいと若狭への旅に出ました。


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