我が家の庭の山茶花が雨でしっとり濡れている早朝7時頃であった。何かうごめく気配がする。よく見ると、目白が花の蜜を吸いにやってきて、ぴょんぴょん小枝の間で戯れている。可愛いな。タナはまだ就寝中で呼ぶわけにはいかない。
カメラを持ってきて、またとない機会を逃すまいと思ったが、あっという間に目白は姿を消していた。
@草木芽ばえいずる、今の時節を雨水という。春はもうすぐ、桜は芽吹き梅盛りなり。
春の便りを、比叡山のふもと大津市坂本竹林院からお届けいたしましょう。
う すい【雨水】
①あまみず。
②二十四節気の一。一月中気。太陽の黄経330度のときにあたる。現行の太陽暦では2月18,9日頃。草木の芽が出始めるという。季語・春。
【案内】-大津市
比叡山のふもとにある大津市坂本は、門前町として古来から大いに栄えてきました。まちのあちこちには、歴史を今に伝える数多くの建物、史跡が残され、一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
なかでも里坊は、歴史のまち・坂本ならではの町並みをつくっています。里坊は、延暦寺の僧侶の隠居所で、今も数多く残されています。
旧竹林院は、こうした里坊のひとつ。邸内には主屋の南西に約3,300㎡の庭園(国指定名勝庭園)が広がり、大正年間に建てられた2棟の茶室と四阿(あずまや)があります(いずれも大津市指定文化財)。
八王子山を借景にした庭園は、地形を巧みに利用しながら滝組と築山を配しています。大宮川の清流が園内をかけめぐり、たっぷり植えられた木々、手入れの行き届いた苔が四季折々、しつとりした風'晴をかもしだしています。
さとぼう【里坊】
山寺の僧などが,人里に設ける僧坊。「二条猪熊の―に落ちつき給ひて/盛衰記(47)」
※梅盆栽の競演-2013/02/20撮影

背景は大津絵です。 左から湖都の梅・美湖梅・結の梅。

庭園を背景にした里坊梅

赤く萌えいずるがごとき、明智梅 。

左から鳰の梅・雲竜・龍梅。
にお【鳰】
カイツブリの古名。におどり。季語・冬

題名が振るっています、千の風。

この紅梅は部屋をも、赤く染め光る。

左側・梅千鳥、右側・蓬莱梅
◇◆お雛様◆◇

天守を頂く、珍しいひな人形 。
(大正時代の人形-木戸勇氏寄贈)

天守に内裏雛があります。

梅をこよなく愛した菅原道真公。左右に紅白の梅、中央に天神雛。
■ 庭園

庭園入口

変わった五重の石塔が見えます。

滝とせせらぎ。日本庭園らしい光景です。

角度を変えて滝を見る。

変化に富んだ庭を映し出す、小川。小宇宙が凝縮されている。

苔むした庭に灯籠と松がよく栄える。

この茶室(大津市指定文化財)は二つの出入り口設け、主人の両わきに、家人が並ぶという珍しい間取りで、天の川席と呼ばれているそうな。
全国にも、武者小路千家東京道場以外、例がないそうです。

八王子山を借景にした庭園と家屋が見事にマッチしています。
如何でしたでしょうか。何気ないところに美しい景色があなたを待っています。
皆さん春を求めて出かけましょう。
カメラを持ってきて、またとない機会を逃すまいと思ったが、あっという間に目白は姿を消していた。
@草木芽ばえいずる、今の時節を雨水という。春はもうすぐ、桜は芽吹き梅盛りなり。
春の便りを、比叡山のふもと大津市坂本竹林院からお届けいたしましょう。
う すい【雨水】
①あまみず。
②二十四節気の一。一月中気。太陽の黄経330度のときにあたる。現行の太陽暦では2月18,9日頃。草木の芽が出始めるという。季語・春。
【案内】-大津市
比叡山のふもとにある大津市坂本は、門前町として古来から大いに栄えてきました。まちのあちこちには、歴史を今に伝える数多くの建物、史跡が残され、一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
なかでも里坊は、歴史のまち・坂本ならではの町並みをつくっています。里坊は、延暦寺の僧侶の隠居所で、今も数多く残されています。
旧竹林院は、こうした里坊のひとつ。邸内には主屋の南西に約3,300㎡の庭園(国指定名勝庭園)が広がり、大正年間に建てられた2棟の茶室と四阿(あずまや)があります(いずれも大津市指定文化財)。
八王子山を借景にした庭園は、地形を巧みに利用しながら滝組と築山を配しています。大宮川の清流が園内をかけめぐり、たっぷり植えられた木々、手入れの行き届いた苔が四季折々、しつとりした風'晴をかもしだしています。
さとぼう【里坊】
山寺の僧などが,人里に設ける僧坊。「二条猪熊の―に落ちつき給ひて/盛衰記(47)」
※梅盆栽の競演-2013/02/20撮影

背景は大津絵です。 左から湖都の梅・美湖梅・結の梅。

庭園を背景にした里坊梅

赤く萌えいずるがごとき、明智梅 。

左から鳰の梅・雲竜・龍梅。
にお【鳰】
カイツブリの古名。におどり。季語・冬

題名が振るっています、千の風。

この紅梅は部屋をも、赤く染め光る。

左側・梅千鳥、右側・蓬莱梅
◇◆お雛様◆◇

天守を頂く、珍しいひな人形 。
(大正時代の人形-木戸勇氏寄贈)

天守に内裏雛があります。

梅をこよなく愛した菅原道真公。左右に紅白の梅、中央に天神雛。
■ 庭園

庭園入口

変わった五重の石塔が見えます。

滝とせせらぎ。日本庭園らしい光景です。

角度を変えて滝を見る。

変化に富んだ庭を映し出す、小川。小宇宙が凝縮されている。

苔むした庭に灯籠と松がよく栄える。

この茶室(大津市指定文化財)は二つの出入り口設け、主人の両わきに、家人が並ぶという珍しい間取りで、天の川席と呼ばれているそうな。
全国にも、武者小路千家東京道場以外、例がないそうです。

八王子山を借景にした庭園と家屋が見事にマッチしています。
如何でしたでしょうか。何気ないところに美しい景色があなたを待っています。
皆さん春を求めて出かけましょう。