きょう、
朝のラジオで
介護講座のお知らせを読んだ流れで
亡き祖母の「プチ介護」をした経験を話した。
まったく介護経験が無かったので
する側も、される側も、とても大変だったという記憶。
そんなトークをしたあとに
話は変わって
「今日７月１０日は納豆の日なんですよね」
というリスナーさんからのお便りで
ハッとする。
祖母の誕生日は「納豆の日」だったから。
数字に弱い私は
「７月１０日」では覚えられないので
常に「なっとうの日」を意識していました。
あの頃の感情が蘇って
祖母を身近に思えた今日が、誕生日だった。
なにかご縁を感じます。
まだまだ元気いっぱいだった９４歳の頃
台所に立つ後ろ姿。
祖母が人の手を必要としたのは
晩年の１年たらず。
その時間は
それまでの祖母との思い出とは全く別物で、
とにかく無力感を味わった１年でした。
祖母はそれ以上に
歯がゆかったと思うけど
「ケセラセラ」な祖母だから
何か楽しさを見出していたかな、
そうだといいな。
どんな最期を迎えたいのか
人によってさまざま。
そこに向かってどう生きるのか。
なっとうの日は
毎年、そんなことを考えます。