3月27日夜
テニス部の夜練が終わり、子ども達を送って行ったら、もう10時。体の節々が痛い。風邪をひいてしまったらしい。熱を測ると38度1分。どうりで苦しいはずだ。最後の学級通信だと言うのに・・・・ちゃんと書けるか心配だ。こういう時は『ビールに限るね。冷えてるからね。』「外に置いてあるけど・・・」『平気でしょう。今日、寒かったから・・・』さあ、ビールを飲みながら、一気に書くか・・・・

第2校時(作文)
みんなに作文を書いて貰った。“最後に一言”という訳だ。読んで反省することがたくさんあった。(ここでビール)例えば真理「掃除、自分も一生懸命やると言ってたのに、1か月だけじゃない」「約束は破るし・・・」「相談ノート失くすし」「余りにも強い存在なので、自由がなかったみたい。」たこも同じようなことを言っている。「この前、給食のとき、もっと入れろ!と言ったら、担任はそいつらのことを怒りましたね。そして、数日経った給食の時間に“何この少なさ”と担任は言いましたよね。」
掃除・・・。いつでも子ども達と一緒になってやるような、そんな先生に憧れていました。本当にそうなりたかった。・・・が、余りにも時間的に無理でした。学級通信を印刷するのが、丁度その時しか無くて・・・通信がないときは他の仕事があり、たまに行くと『こらあ~!しっかりやらんか・・・。』と怒ってしまう訳です。これはね、『自分もいつもやる!』と言ったのが間違いだったね。『できるだけやりたいと思う。』にしておけばよかった。それに『俺はやると言ったことは絶対にやる!』あの一言ね。あれもね、いろんな状態になるからね。クラスって、試験やろうと思ったら欠席者ばかりだったり・・・あれもよくなかった。要するに、無理なことを言うから約束を破ってしまう結果になる訳で・・・例えば学級通信だって、110弾というのは学校で1番なわけだけど、『毎日出す!』なんて言ったから、みんなは怒る訳で・・・そういうことをもう言わないようにしようと思います。何か寂しいですけどね。やろうとしたけど出来なかった。それは許せないという訳ですから・・・。給食はね。入れた人に対して言った積りは毛頭ないんですけどね。“給食がこれでは少ない”だから『弁当持って来ていいぞ』などと言ったくらいですから・・・・そこいらへん、分かって欲しかった。でも、まあ本当にダメなところはたくさんある訳で・・・次のクラスでは是非、全員から信頼されるような、そんな担任になりたいと思います。良い担任で、いい顧問で、いい授業をやり、いい親父でいたいものです。時間が・・・ホントに時間が欲しい。毎年、部活と授業に気合を入れる代わり、自分のクラスではくたびれるとグータラしていて、(ホッとするんですよね。自分のクラス。何をやっても分かってくれると言うか、多めに見てくれると言うか・・)今年は少しグータラし過ぎたかも知れません。まだ1年生だもんね。わかんなくたってしょうがないよね。兎に角、反省しました。
真理、タコ・・・ごめんね。
でも、1組って楽しかったな。何か今までのクラスと違うよさがあった。お前たちはよく「担任は前のクラスやテニス部の話ばかりし過ぎる」と言ってたけど、1組はまた次の俺のクラスのいい目標になるかも知れない。そうしたら、きっと又次のクラスの子が言うんだろうな。「担任はすぐ1年1組の話をする」って・・・でも、いいものはいい。それでいいじゃないか。いいものはどんどん真似て自分のものにすればいい。そういうおおらかさを持って欲しいですね。
「どうせ自分はだめですよ。」ではなくて、「そうか、じゃあ俺もやってみよう」そういう風に考えられたらいいですねえ。だって、いつもひがんでばかりじゃ何も進歩が無いですから・・・・ちっぽけな自分にいつまでも拘らないで、どんどん大きく成長したいものです。勿論、この俺だって・・・まだまだ成長する積りでいるんですから・・・・  ともや

*こうやって学級通信を読むと、本当に情けなくなります。言ったこととやったことが違うんじゃあ、子ども達が頭にきて当然です。1年1組・・・自分の想い出の中では最高のクラスの1つなのですが・・・いい記憶にすり替わっていたのかも知れません。