企業でもそうだが、物の在庫管理は本来当たり前である。
この程度のことができなくて事業運営なんかありえない。
が、実際このようにワクチンの行方が分からないみたいなことが平然と起きている。
大阪市で現状発表出来ている状況は下記の通り
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000540/540366/kyoukyuuryou.pdf
でもこれは大阪市に残っている在庫だけだ。
結局個別接種で配送して、市役所の外にある在庫が管理できないのが問題になっている。
ただVRSでワクチン接種状況は出せるので、
(各医院への配送データ)ー(各医院のVRS上の接種数)
で各医院の在庫は出せるはずである。
結局各医院でのVRS入力が自治体丸投げで、リアルタイムの接種数が出ないので在庫数が出せない。
一応ある程度VRS入力が終われば詳細な在庫データを出すようには、大阪市にお願いしている。
以前も書いたが個別接種の悪い部分が出ている。
・在庫管理もできない
・配送の手間も費用もかかる
・ワクチン接種問題における緊急対応も難しい
・ワクチンロスが起きやすい
にもかかわらず現実としては、自治体独自での医師の確保等に不安があるので、個別接種に頼りたくなるのである。
不安があったので、大阪市も区役所での集団接種会場の運営で、医師の手配は医師会と契約をしてお願いしているところだが、結局年初1月のワクチン会議において想定した医師は確保できなかった。
その後皮肉にも報酬単価をかなり高めに設定して、独自でインテックス大阪接種会場のワクチン医師を募集したところかなりの数を確保できてしまった。
今後ワクチン接種にしろ、コロナ診療にしろ、医師会で医師の手配が進まないのなら、自治体独自で医師を確保がしやすくなる枠組みが必要である。