ワクチン接種券がまだ市民には届いておらず、申し訳ない気持ちでいっぱいである。
ただそもそもこのオンライン全盛時代に物理的な券がいるのだろうか。
マイナンバーで行政情報を全自治体が共通のデータベースを使って管理すれば、
そもそも券なんか送る必要があるのだろうか。
例えばあまり使いやすいとは思わないが、マイナポータルでQR接種券を送れば接種券なんか本来いらないはずである。
行政はワクチン打つ前にマイナンバーをワクチン管理システムに入力し既に打ったかどうか、年令、基礎疾患を確認して、ワクチンを打ち、その結果をシステムに登録すれば済む体制があるべきではないだろうか。
そうすれば接種券の送付もいらない、いますぐ基礎疾患ある方を優先させる運用も可能である。
ではなぜこういったことができず、時代遅れの体制になっているのか。
特別定額給付金のときと同じだが、結局マイナンバーカードの普及率が低いので、マイナンバーカード無いとログインできないマイナポータルは活用できない。
カード普及が難しいなら、マイナンバーをIDにしてログインできるシステムを作ればいいが国にはそれがない。大阪市の行政オンラインシステムはそういう思想で作っている(数年前から市に要望している全市民がマイナンバーでログインできるシステムには程遠いが)
結局マイナポータルや住基ネットと完全に連携していないワクチンのシステムは、オンライン発行が無理になる。(大阪市では一部連携システムを作って住基ネットのデータをCSVで抜き、ワクチンシステムに読み込ませ接種券の発行を行っている)
ワクチン管理システムも迷走を極めた。当初V-sysによるワクチン接種管理を進めていたが、リアルタイムに接種状況が把握できないとのことでVRSを導入。にも関わらず、結局各医院でVRSへの入力が進まず、個別接種においてはワクチン発送ベースでしか接種を把握できないので、結局リアルタイムの数字は出ない。ぐだぐだである。
今時飛行機でもQRで乗れるのに、接種券のオンライン発行ができないのは馬鹿馬鹿しい限り。
国には本気でデジタル改革を進めて欲しい。