【コロナとインフルエンザ】
新型コロナと季節性インフルエンザ。どちらの方が危ないのか今までも議論はつきないところである。
国立感染研究所の資料によると(年初の資料で現在の変異株の影響をみると年間での影響は倍くらいにはなるか)

死亡者:年間でコロナの方が推定1000人多い
死亡率:コロナの方が推定1.4%ほど高い
感染者数:インフルエンザの方が推定1000万人多い
ん?圧倒的にインフルエンザの方が感染者が多いのでは?
インフルエンザの方は感染法上全件報告は必要なく、一部定点観測が義務付けられているくらいなのであくまで推定であるが、もし仮にコロナの感染者もインフルエンザほど多いとなると、逆に死亡率がワクチンも治療薬も確立されているインフルエンザと変わらないことになってしまう。
またコロナの死者数は厚労省から陽性者は他に原因があっても基本コロナ死者に含めるよう通達が出ているので、インフルエンザより厳しめの基準になっており、死者数が多めに見積もられていると推定される。
医療さえ届けば死者数としては治療が確立されているインフルエンザとそこまで変わるものではない。
国からのコロナ診療の手引き等、この1年の臨床である程度の治療方法は確立してきている。
感染拡大防止も大事であるが、医療崩壊起こさないための制度構築の方が重要ではないだろうか。感染拡大防止を優先して医療が届かず、死者数を増やしたやり方は本末転倒だと思う。