ビッグバンのところでテコズリまして。今までビッグバンについて思いを馳せることもない人生を歩んできましたので、ココに来て急に理解できるなんぞとも、ハナから思ってはおりませんが、ある程度の落としどころさえも見つけることができず・・・名前が想像させるような大爆発ではない「ビッグバンの命名はサイエンティストのジョークになってんで」ということだけとりあえず学んできました。
「私にはその長さを伸ばすことによってしか望遠鏡を改善する手立てを他に見つけられない」
アイザック・ニュートン
と書いてあります。偉大すぎて、ココイチバン笑ろうてまいました。あ~なんて切ない。
この件、家に帰って、夫に意気揚々と音読してあげようと思いましたら、写真に一目(いちもく)くれて、
もう知っている
と言われました。
(お前は)もう死んでいる
というトーンで。
ほんなら、ゆうてみぃ
言いましたら、言いよりました。
知っとっても妻に合わせて少しはハシャイデみたらどうなのでしょう。
Historic Atwood Sphere
シカゴで最も古いプラネタリウムだそうです!1913年のシカゴの星空を再現しています。1回に8人しか乗れません!!でも私はおひとり様だったので、運よく最後の1席にサクッと順番飛ばしてさっさと乗ることができました!
現代のプラネタリウム・シアターで私が見たショーは二つ。
Imagine the Moon と Planet Nine
Planet Nine がよかったです。9番目の惑星、すなわちPluto (冥王星) をどうして太陽系惑星から外さなきゃならなかったのか、初めてちゃんとベンキョーしました。娘は現代版のを学校でちゃんと習ってて、ママの教育は古いじゃろうからと教えてくれてはいたんですけど、いまいちママがアホすぎて、ピンときてなかったんです。食卓でPluto のこと言われても、目の前のシャケの方が気になるのよね。
たいへんです!もう3時です。なんてことでしょう。もう一つくらい博物館に行きたかったのに、全然時間が足りないじゃないですか!ビッグバンのせいです。
まだまだ見たかったのに、とりあえずもう一つだけ行きたい博物館が!Passがあるぶん、なおさら行きたい!後ろ髪引かれながら出ます。
雨やんでる!近いし、歩ける!
霧のかかったシカゴの街。
左手に見えるのは
Shedd Aquarium(水族館)
前に一度行ったことあります。このときも全然時間足りなかったんですけど。
今回は素通りして、今日の2つ目にして最後の目的地は~
Field Museum
5時に閉まりますので、たったの2時間しかありません。ほんっとに見たいものだけ厳選してみるよりほかありません。
中に入ったら、こんな感じ。
急いで急いで~
とりあえず、もったいないから()見たいのは、Passについてる3D Movie
Antarctica(南極大陸)
と~
特別展示(?)のMummies(ミイラ)
ギリシャでもよ~見ますけどね。
あとは、もう、さ~~~~っと、ざ~~~~っくり歩きました。
そうこうしてるうちに、もう5時なんで早よ出ていけや、というアナウンスがかかり!
そんな中でも博物館のかたが、写真撮ってあげようか?と声をかけてくださり、超ラストミニットで貴重な一枚となりました。なんて優しい
博物館関係、シカゴレベル(?)だと一日一個でもギリです。今回はPassがあるからといって欲張ってしまいました。アホはアホなりに1箇所で十分楽しめましたし、ノックアウトされました。
CityPassの是非:
主要都市の観光名所にいろいろ込みこみで半額ほどで行ける計算になるので、お得といったらお得ですが、今回使って感じたのは、それが、いつ、どのくらいの日程で行けるか次第だということ。例えば、シカゴPassは$108で、名所5箇所に行くことができ、9日間有効だったのですが、このPassの一番の得点は、これが同時にFast Passになっているということ。つまり、並ばず優先でどこにでも入れるし、ほとんどのアトラクションもすでに込みこみなんです。
Passなしでこのように5箇所いったら、倍以上の額になるというわけです。
ところが私が行ったのは平日の3日間だけ。Fast Passなんぞそもそも必要もなく、タワーもミュージアムも行った4箇所すべてに列などできていませんでした。休日はもんのすんごい込むらしいです。並ぶ用のロープはウネウネとトグロを巻いていました。私の場合は、General Admission(一番安いやつ)で十分だったかもしれません。でもいろいろ足していったら、結局トントンになったかもしれません。どうせ行ったら、やっぱりいろいろ観たいしね。私くらいの予定の人間が一番悩ましいところだと思います。これ以上ならPass購入をおススメします。これ以下なら、買わずに焦らず1こずつゆっくり回ったらどうかな。
あ、あと、おみやげ屋さんとかは10% Off になるので、それも大きいです!
話もどして、閉館。
さて、またバーしかかじっていません。5時でも超お腹がすきました。
雨はすっかり上がっています。ホテルまでの帰り道に、ちょうどおススメのピザ屋があるんです。みんなが行けと言うんです。
そう、
Chicago Deep Dish Pizza
おひとり様用でもかなり大きいです。名前のとおり深皿です。
やっぱりアメリカ人には一生なれないなぁと思う瞬間:
ピザが夕食
なので、とりあえずデッカイけどサラダもオーダーする。これだけで、幸福度があがります。
Red Wine Vinegarette Dressing 、おいしかったです
全部食べれるんかな、と思いましたけど、全然ノープロブレムでございました。なにごとも過小評価してはいけません。食べた後、スイーツいったろうかなと血迷ったほどでした。理性で制します。
いろんな人からサンザン口にのぼったDeep Dish Pizza屋は、この3店!
Giordano's Pizzeria
Gino's East
Lou Malnati's
私が行ったのは3つ目。なぜかって、ちょうど店舗の一つがホテルへの帰り道だったから。
あの、もちろんおいしいですよ。トマトソースだって、完熟トマトから自家で作ったんだというのもよく分かります。
でも、すみません、爆弾発言いいですかぁ。
昔のボナベンチャー(ローラーブレード場)のB級ピザがすきです。
でももう食べれないんで、今ではこれが一番おいしいです。
Deep Dishがシメで、私の小さなアドベンチャーは終りです。
ホテルにも1日もおばけなんかが出ることも無く、もしくはうようよいても通常通り一向に気がつかず、平和な旅でした。
翌日、早朝7時20分初のアムトラックで帰ります。子どもの学校が終る前に帰宅できます。アナーバーの駅は小さいものでしたが、シカゴの駅はゲートがいくつもあって、まるで空港みたいでした。出発30分前には、ゲート前に並びます。
やっぱり1時間遅れで到着。やっぱり遅れるんかい。
私のナツカシの車も停めたところにまだちゃんとあります。(なけりゃ困ります)
さて、ここから家路に向かうメイン通りにはどうやって出るのが最短かな。
ひとり旅だったけど、思えば、この子に頼りっぱなしでした。
最後にもう一回
Hey Siri, let's go home!