家でゴロゴロしている日でも、ちょっと見回したら

 

 

「あー…。あれやらなきゃ」

 

 

って事が結構多いです

 

 

海で仕事をしている時、漁をしている時の道具はすべて使い捨て扱い

 

 

ダメになったらすぐ新しいの!すぐ新しいの!

 

で、

 

時化などで暇になったら、山になったダメ道具を手入れします。

 

 

以前のワカメ刈りの時に角度を調整しすぎて金属疲労で折れてしまった鎌

 

 

さすがに竹にぶっさして次を乗り切るのは効率が悪すぎるので新しいのを購入

 

 

じゃん!

 

 

ジュンテンドーの398円のステンレス鎌

 

ワカメを切るのに最高の鎌。

 

これが一番いい

触れた瞬間切れてくれる

 

出会った瞬間恋に落ちるレベル

 

 

 

この刃がぎざぎざになっているので、一瞬でワカメを捕らえて一刀両断!

 

強い!

 

いくら太いワカメでも一切力を必要としません

 

 

上から根元を切りやすいようにちょっと曲げます

※曲げすぎると折れる危険あり

 

 

 

 

 

 

その辺におちてる棒に、手釣りの糸程度の強さの糸を適当に巻きまくります。

 

 

 

ほんで、適当に束ねて思いっきり締めます

 

上、下、上、下の要領でとめます

 

 

上下二箇所、表裏をこうして縛ればかなり固くなります。

 

 

結び目に瞬間接着剤を2滴ほど垂らしてほつれ防止

 

 

最後にビニールテープで紫外線予防、岩へのこすれ予防をして完成

 

 

漁師でこんな雑な鎌を使って漁をしているのも俺位なものだと思いますが、めちゃめちゃ使いやすいですし使い捨てにできるのでお気に入り

 

1日トン単位のワカメを取るのでしたらもっといいのが必要かもしれませんが、自分の様に1日100kg200kg程度だったらこのレベルで十分。

 

398円で始められる漁とか、なんて手軽でいいんだろう。

 

 

ワカメの他にもヒジキ、カジメやアカモクなどのカットにも使えます。

 

※ワカメ、カジメ、アカモクは漁業権が絡む場合がありますので、これで獲る場合にはお近くの漁協さんへ必ずご連絡を。

 

 

ワカメは大きくなって時期が過ぎると、こうして白くなってどんどん溶けてなくなります。

 

 

ワカメは1月頃から芽を出して、その頃芽を出して大きくなったものは3月にはこうして胞子を出して死んでいく

 

1年でたった2ヶ月程しか居ない儚い海草ですね

 

 

 

ちなみにワカメ、アカモクなんかは、年々0から生え変わる海草で、たしかヒジキやカジメはそこに生え続ける海草だった気がします。

 

 

なので、ワカメはメカブを少し残しアカモクは半分から上を切りましょう!

ヒジキは根を残して、抜いてはいけません!

 

という暗黙のルールがあったりします。

 

 

ちょっとした気遣いが来年の磯を守る為に大切だったりするもんです。