自分は子供の頃から食べる事が大好きだったので、食べられる物というワードが大好きでした

 

 

この草食べられるよ!

 

この魚食べられるよ!

 

この花の蜜吸えるよ!

 

この木の実食えるよ!

 

自然の中に食べられる物が落ちているとなんかワクワクしてしまうのは、俺の感性がおかしいのかもしれないですが。

 

 

食べる事が好きで、次は美味しく食べる事に興味を持ち料理をずーーーっとやっています。

 

今では自分で獲ってきた物を料理して食べる生活になっている。

 

 

 

この日も、のませ釣りで弱ったサバを持って帰って、籠に入れておいたら特大のマダコが2匹もゲッツ!

 

籠をあげた時にタコが入っていたら、たまらなく嬉しい

 

1万円もらうより嬉しい

 

 

俺「へへーん!ざまーみろー!俺の勝ちだ!タコめっ!たっこちゃーーん」

 

 

妻「パパめっちゃうれしそう」(笑

 

 

 

タコはなかなか獲れない時期なのになぜか最近よく入る

 

 

自分の船の下は、餌の食い残しも再度海に入れているのでいい匂いがするんだろうなーー

フグに貝にヒトデや魚が1日ですべて骨にしますが。

 

赤いリボンがタコにいいとの事だったので、試してみようと思ったが赤い布すら家にないので今度100均に行った時に購入予定

 

 

食いきれなかったら出荷すれば1匹1000円は余裕で越えてくれるのでいいお小遣い稼ぎ

 

 

この籠1個900円なので、1匹タコとったら元が取れる

この籠1個だけで1万円は稼いでいるので凄いリターン率

 

 

「漁師なってからは絶対に料理なんてやらなくなるし、籠で食材とったりするのなんて最初だけだぞ」

 

 

と、漁師なりたての頃によく言われましたが。

 

 

今ではやめるどころか、日に日に楽しくなってきて来ている

 

 

家から出て歩いてすぐの場所に最上級の食材があるってすごいと思いませんか?

 

 

いや、海があるんだから当たり前じゃん

って思うと思いますが、その当たり前が自分にとっては衝撃的でした。

 

そんな話をすると

 

「いつまでもそんな楽しそうにしてるのお前くらいのもんだ」

 

 

と言われるようになってしまった。

 

 

タノスィー!

 

 

東京に居た頃に、デパチカの1匹2000円のイサキを見て、いつかこんな魚で料理してみたいなーって思ってたり

あの頃なんてイサキを見ても何の魚かすらも知らなかったし。

 

小さい頃に、醤油皿サイズのアワビが1個3000円しているのをみてなんでこんな高いんだ!食ってみてーーーって思って正月に両親にねだったり

買ってもらって食っても硬くてあんまりうまくなかったなー素直に筋子買ってもらえばよかったと。そんな楽しい思い出。

 

 

今では大体の物が獲れるようになってしまった。

 

 

この日は妻が

 

「貝が食べたい!」

 

 

とのリクエストだったので、山陰の特産品!サザエとアワビを使ったおかず。

 

 

いい食材って綺麗なんですよね。

 

良い食材って、とってもエネルギー溢れている色をして綺麗です

 

魚でも鮮度のいい魚はキラッキラ

 

 

今時期は場所によってサザエに青海苔みたいなのが付くので、おさらに飾ると海っぽい雰囲気出ます

 

サザエとアワビのお刺し身とアワビの肝

 

サザエの天ぷら

 

お刺し身と違ってすごくやわらかくなって食べやすいです。

活きているサザエを剥き身にして、すぐ天ぷらにするのがコツです。

 

活きているうちに調理というのはサザエもアワビも一緒ですね。

 

あとは火を通しすぎない事です。

海産物はすべて火の通り過ぎで不味くなる

唯一ちょっと煮込むのは魚頭の味噌汁の頭から旨みを出す時位。

 

 

以前お世話になった人へ送ったヒラマサのアラがあったのでヒラマサのアラ味噌汁

 

やっぱりアラの味噌汁でもハマチよりヒラマサのが美味いなー

 

 

あとはお裾分けでもらった自然薯(トロロ)と、北海道から送られてきた母親お手製の白菜漬け!

 

 

 

うーん

 

 

ご機嫌な食卓

 

 

白菜漬けとニシン漬けは北海道の実家の味

 

この漬物を食べるたびに、漬物と納豆と味噌汁を毎日食っていたかーちゃんを思い出します。

 

 

「かーちゃんそんなんで腹いっぱいなるん?もっとから揚げとか食えばいいじゃん。俺の食う?」

 

「ママはこれで十分なのよー」

 

「そんなの全然食った気しないやん」

 

 

中学生の頃母親とそんなやり取りをしていたのを思い出します。

 

 

 

大人になっても子供の頃感じた味って覚えているもんですね。

 

父さんが会社の飲み会の帰りに、帰りが遅くなって悪いなーって気持ちから買ってくる

 

高級なお寿司や肉まんの味は今でも忘れないですしね。

朝起きて玄関の所にお土産の包みがあったらうれしかったなー。

 

 

 

味と一緒に思い出って残るものなんだと思います。

 

 

高価な食材なんて使う必要はないけど

自分も子供ができたら、いろいろな料理を作って

 

 

大人になったとき振り返ったら、思い出と一緒に色々な「おいしかったなー」が出てくる様な料理を作れるようになりたいと思う。