海に出て魚を釣る!
イカを釣る!
っていっても、人間は海の中じゃ生きていけませんし、水中を見渡せる訳じゃないですよね。
人間の力だけじゃ、到底魚1匹捕まえる事ができないので道具の力を借ります。
そこで登場するのが漁労機器
実際どんな機器を使っているのか紹介したいと思います。
まずはレーダー
大陸の中じゃ全く使い物にならないものですが、沖には障害物が皆無なので船の位置を教えてくれます。
自分のレーダーでバッチリ見えるのは12マイルレンジ
それ以上になると、写ったり写らなかったり。
12マイルなので、22km先の船辺りまで見えます。
1マイル=1.8kmです。
1ノット=1、8km/h
マイルは距離
ノットは速度
船で使う基準ですね。
それ以上の機能もありますが、32マイル先の船なんか普段はまず見ないですしね。
危険回避の為の1,5マイル~3マイル周囲の船が見えればいいです。
近くに寄りすぎたらアラームがなって居眠り防止システムなどもあります。
使ったことないですけどね
このレーダーを使って、船の集まっている位置が検索できるので、自分の知っている瀬と照らし合わせて今どこで何がつれているんだろうなと予想を立てる事もできます。
イカの漁にかんしてもそうですね。
北がいいぞ、西がいいぞ。なんて人に聞かなくても、沖に出てレーダーで32マイルレンジ検索かければ一発でわかります。
そしてGPSプロッター
カーナビの海版みたいなもんです。
マーク付けて漁場を記録しておけます。
それ以外にも、船の航跡なども記録できるので、潮がどっちに流れているか。
船の流れる速さなども表示されます。
速さが表示されるので、目的地設定をしたらその目的地への到着予想時間なども出てくれます。
開拓した漁場などが記録してあるので、漁師の宝という程大切な道具です。
オートパイロット!
自分のはこれ古いですね。
コンパスと連動していて、その方向を設定するとすーーーっとその方位に進んでくれる装置。
漁師の居眠り事故の原因の大体がこいつのせい
車で言うブレーキ機能が無い自動運転装置みたいなもの。
遠隔リモコンもついているのですが、自分は3連リモコンは使っていないのでオート運転機能のみ使ってます。
これなしじゃ操船が大変なので、ものすごい重宝します。
魚群探知機
これは海底に漁礁がある図です。
魚が船の真下に居ると反応が出ます。
いっぱいいるとこんな感じででます。
とっても大事な装置。
網をするにも海底の瀬の有無を見たり、釣りをするにも魚の有無を見たりと非常に大事な機械。
独立してすぐの頃は、自分は壊れた魚群探知機で漁に出ていたので全くつれなかったという話もあります。
今では海底も見れちゃうみたいなすごい機能がついた魚群探知機もあるみたいです。
水平ソナー
魚群探知機は船の真下だけど、これは船の周囲数百mを見渡せる画期的な機械
よくこんなの作ったよほんと。
魚は常に移動するのですが、これがあると魚の群れを見失わずにすむ事が多く、新しい瀬を見つけたりといい事ばっかり。
難点は高価ですね。
自分のこの機械も200万以上です。
サーチする方法や、角度、距離など色々設定ができます。
魚にあわせてそれをあわせるのがいいですね。
最初は広い角度で探して、大体目星がついたら角度をきつくして魚群探知機を照らし合わせて照準を絞る。という使い方です。
回転窓
波がバッシャーン!って来ても、これがあればすぐ綺麗に。
ガラスが猛スピードで回転しているので水滴がつかない窓
ブクブク
活イカや、魚が大量に釣れた時など酸欠にならないようにする為の装置
イケスにブクブクを発生させます
ネットローラー
この辺りでメインの漁になっている、底立て網
魚やサザエをとる網を巻く機械ですね。
まだ自分はやっていないので、ただの邪魔な飾りになっています。
発電機の電圧を調整する機械
多分良い感じに調整してくれてる。
集魚灯のスイッチ
イカ釣りのピカーって光ってる光のスイッチ
ぬれた手でやると、結構びりびり来るのでちゃんと手を拭いてから触ろう!
妻の巣
イカ巻き機
イカタンポ漁という、浮きの下にイカ釣り道具を付けて流す漁の道具回収機
高価な道具だけど、1度買うとめちゃめちゃ頑丈で耐久性抜群
自分は釣り糸の回収に使っています。超便利
釣り糸
今自分が落とし込み釣りやアジ釣りで使っている道糸
これと、針と糸と鉛だけで釣りをしています。
ビシマキ
糸に鉛を付けた糸の事をビシヨマといいます。
それを巻く機械なのでビシマキ
これはドラグを調整できたり巻く早さを調整できたり、クラッチの有無もあるので非常に使いやすいです。
難点は高価という事。
大体全部最初からついていたので自分はラッキーでした。
主にサワラの漕ぎやブリ漕ぎ。
漕ぎ縄と呼ばれる漁で使います。
巻く力がすごい強いので、活イカをする為に冷たい深海水を汲み上げるポンプを回収する際にも利用したりと結構活躍してくれます。
竿受け
色々試して見ましたが、船に直接付けれる第一精工のこの竿受けが使いやすかったです。
あのネジで挟むタイプはなんだか使いにくかった記憶。
まだまだ色々細かい道具はありますが、今の魚釣りなどで使っているのはこんな感じです。
こういった道具の力を借りて魚を獲ってくる訳ですね。
実際に釣るのは糸と針と鉛だけ。
だけど、その魚を見つけるのに何百万円もお金をかけている訳ですねー
広い海には、まだまだ自分のしらない漁場が隠されていると思うとワクワクします
すげーいい漁場とかみつかってくれないかなー