干すのを手伝ってくれている妻

 

この時期になると自分の好きなフノリが出てきます。

 

海草といってもワカメ、ヒジキ、フノリ、カジメにハバノリは時期がちょっとずれます。

 

といってもちょっとずれた位で劇的に味が変化する訳ではないので漁にひと段落ついた時にとりにいったりします。

 

 

海草は便秘にとってもよく効くみたいで、男の便通で悩んだことが1度もない俺にはわからないのですが女性に対してはとても効果が現れるようで。

おすそ分けした人も口を揃えて言います。

 

ミネラルや鉄分なども豊富なので女性にうってつけの食材なのかもしれませんね。

 

 

 

 

洗って干している様子

 

 

4回洗って貝や海老、カニの小さいのをおとして綺麗にして

 

生干し

茹で干し

 

に分けます。

←生フノリ

→ゆでフノリ

 

自分は手軽なので茹で干しが好きですが、生干しは生干しの良さがあるので。

 

何が違うかというと、茹でたフノリは汁物に入れるとすぐトロトロになるので食べやすいです。

生フノリはできた味噌汁の鍋の中に入れて最初はモサモサした歯ごたえでそれからトロトロになる

 

というだけの違いです。

 

最近はまっているのがハバノリ

師匠が大好きでお裾分けをしてもらって美味いので自分でとってきました。

 

これを干して、オーブンであぶってカラカラになったものをつぶしてしょうゆを2滴ほど

 

ご飯にかけるとめっちゃうまい

 

妻も

「何これ!ウマっ!えっ!うまっ!」

 

と言ってガツガツ食べていました。

あまり知名度はないですが、希少で物凄い美味で物凄い高価な食材のようで。

 

漁師になってからわかったのですが、美味な魚も海草も美味であれば美味なだけ値段が比例する。

 

当たり前ですね。

 

その美味さも男女差が比較的ないものです。

 

 

海草はとても繊細で、手作業、手作りで行った海草はとっても美味です。

食べられる&保存ができる状態にするまでの手間が物凄いですが。

とれる量も限られていますし、獲りすぎると来年が無いので根っこから引っこ抜いたりもしません。

 

今までは自家消費分だけだったのですが、ここ2年ほど色々な方に食べていただいて

 

「とっても美味しかった!お金を出すから是非また食べたい」

 

という声を多く頂けたので、1年後か2年後かわからないですが、海草販売もしていけたらと思います。