闇の子供たち
タイのアンダーグラウンドで行なわれている、幼児売買春、幼児虐待、臓器売買といった、深刻な問題に突入していく社会派ドラマ。
耳にしたことはあっても、どこか遠い存在で関係のないこと・・・
そんな風に思ってる人がたくさんいるのではないでしょうか。
私もその一人でした。
問題が難しすぎて、スケールが大きすぎて、目を背けたくなる事実。
オブラートに包んだ内容が描かれているんだと思うけど、ホントに酷い。
現実はもっと、この映画が描いた何倍もの悲劇が繰り返されているんだと思うとすごく恐ろしいです。
私たちは関係ないと思ってるかもしれないけど、実際、日本人も加害者なんです。
人の命に値段がついてはいけない。
そうせざるを得ないくらい、追い詰められた大人がたくさんいるんだと思う。
生きていくのに必死でそこに付け込む人がいて・・・
でもどんな事情があろうとも、子供は親を選べないんだから、守って欲しい。
観終わった後、ひどい悲しさと絶望感でいっぱいになりました。
私たちにできること。
現実をちゃんと知ること、そしてまず、自分の周りにいる人たちを大切にすることなんじゃないでしょうか。
日本でも悲しい事件がたくさん起こっています。
近頃は本当に近所付き合いというものが減って、コミュニケーションが出来てない状態ですが、
幼児虐待など、身の回りに注意しながら周りの人と関わっていくことで未然に防げることもきっと出てくるのではないかと思います。
まだ観たことがないという方は是非知って欲しいです。