最終回 | 高見こころオフィシャルブログ「こころをこめて」powered by アメブロ

最終回





『だってボク生まれて初めて一番になれたんだ。
キツネ君より誰よりも速かったんだ。速く走れるってあんなに気持ちがいいんだね…最高な気分だよ!』



そうです。のもっちにとって、みんなと一緒に歩いたり、走ったり、行動出来ないことが一番つらかったのです。 






するとコグマが 

『ボク…じぶんのことばっかで…ごめん、ごめんょ~!』 

と、涙ぐんでいます。


『オレも…自慢ばたかして悪かったよ…ごめんな…』






「いいんだよ。僕たちナマケモノはそういう体に生まれたんだから」

のもっちは一番の笑顔でそういいました。 


『これからは仲良くしようよな!』


「うん!」 


『みんなえらいわねー』

キリン先生が大きく涙ぐんだ声でいいました。 


そこにはのもっちたちを 
大きく、温かい拍手がいつまでも続いていました。