3(1)膀胱がんの臨床像・病態生理 | たかみちの膀胱癌・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌低下症記録

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H24.5膀胱癌で膀胱摘出,ウロストマ,H27.6尿管再発,閉塞、両側腎瘻,H27.8尿管一部摘出手術,腎瘻廃止,ストマに戻るもリンパ節に再発,抗ガン剤治療GC.MVAC.キイトルーダ,ドセタキセル.バベンチオ.パドセブ実施.R5.4.4再発リンパ節摘出手術も再発.ドセタキセル実施中.ゴルフが趣味

3 膀胱がんの臨床像

(1)病態生理

 膀胱がんの約80%は初診時には表在性の乳頭状がんで有茎性のものが多い。

 これらの多くは内視鏡的治療で生命予後は極めて良好であるが、高率に尿路内への異所性再発を認め、表在性がんが再発を繰り返すうち約10%程度が浸潤性がんに移行するとされる。

 また、膀胱がんの30%~40%は初診時から多発性である。

 尿路内再発は膀胱に留まらず、尿道(10%~)や尿管・腎盂などの上部尿路(2~10%)にも再発をきたすため、膀胱がん患者では全尿路の定期的観察が必要である。

 

 多くの浸潤性膀胱がんは初診時より進行性の膀胱がんとして発見される。

 その前駆病変はCISと考えられている。

 浸潤性膀胱がんの多くは非乳頭状で結節性、びらん形成、スキルス様など多彩な形態をとる。

 膀胱全摘除を行っても予後は不良で肺・骨・リンパ節・肝などへの転移をきたしやすい。


(引用以上)


 最後の行は怖いですね。浸潤性になる前に根治できればいいのでしょうか?