ストマケアの必需品 | たかみちの膀胱癌・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌低下症記録

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H24.5膀胱癌で膀胱摘出,ウロストマ,H27.6尿管再発,閉塞、両側腎瘻,H27.8尿管一部摘出手術,腎瘻廃止,ストマに戻るもリンパ節に再発,抗ガン剤治療GC.MVAC.キイトルーダ,ドセタキセル.バベンチオ.パドセブ実施.R5.4.4再発リンパ節摘出手術も再発.ドセタキセル実施中.ゴルフが趣味

【ストマケアの必需品】

 病院から入院中に示され、準備するように言われたストマケアの必需品は、

「はさみ(パウチカット用)、ロールガーゼ、サニーナ、ボディソープ、泡立てネット、ビニール袋、かご」

でした。よくわからない物もありますよね。今この中で使っているのははさみ、サニーナとかごだけです。

 厳密にはこの用具は、ベット上で交換する場合と注釈を入れるべきでしょう。

 私の現在の交換方法と道具です。

1 入浴中(これが通常)

 準備:パウチの面板の穴をストマのサイズに切っておく(コンバテック社のMCフランジはこの必要なし)

     ストマのサイズは前回測定しておき、そのサイズに事前に切る。

 剥離:入浴し、体を洗うのに合わせて「サニーナ(花王製のおしりふきの潤滑剤)またはパウチ剥離剤(専用品)」を剥がしながら吹き付けつつパウチを丁寧にはがす。(2ピースの袋を使用するときはここで洗浄)

 洗浄:体を洗う通常の石鹸でストマ周囲も洗う。

 入浴:ストマに小さなカップをかぶせ浴槽につかる。(尿が浴槽に入るのを防ぐ&ストマが粘膜なので熱さに弱い)

(測定:ストマサイズを必要に応じて測定する。ノギスが便利、サイズが固定されてきたら省略可)

 乾燥:普通に体をふき、ストマ周囲も乾燥させる。

 装着:事前に用意したパウチを手で温めた後、シールをはがしてストマに張り付け、1分くらい押し付ける。

 終了

 なので、必要道具は剥離剤とカップのみです。

 すべての作業に共通するものは測定用ノギスとカット用ハサミですが、できるだけ事前にカットして準備したほうがよい。


2 トイレでの交換(勤務先や、家庭など通常のところで尿漏れが起きた場合)

  家庭以外での尿漏れに対応するためには、以下のものを常時持ち歩く必要がある。

 ○パウチ(穴を事前にカットしておけばはさみとノギスは不要)2つは用意しておきましょう。

 ○携帯用剥離剤

 ○ゴミ袋

 ○漏れた尿をふくペーパータオルなど(女性用ナプキンが吸収力が高くおすすめ)

 ○交換用パンツ(私はこれは持ち歩きませんが、すぐに交換できない時などはかなり濡れることもあり、あったほうがよいかも)

 交換方法は、トイレの真上でパウチを剥離剤を使ってはがし、ストマからの尿は便器に落ちるようにします。

 ストマ周囲を剥離剤で拭ききれいにした後、ペーパータオルなどできれいにし、新しいパウチを張る。

 主にこれだけです。


3 トイレもない場所(ほとんどありません。人目もあるのでトイレまで我慢します)

 2に加え、ロールガーゼ(ここで登場!これはガーゼやペーパータオルなど水分を吸収する素材を筒状にまいて細い樽状に止めたものです。薬局でも売ってはいません。)が必要。

 パウチを剥がしたあと、尿がストマから出てくるのをロールガーゼで吸収します。しかし、手が3本ほしくなります。ロールガーゼを抑えたまま、残りの1本の手でいろいろすることは難しいので、パウチをはがす前にすべて準備します。

 私はロールガーゼではなくてナプキンをストマの口にあてて、裏の接着テープで服等にくっつけています。