日本ドラム技術向上協会は
もともと、
ドラムの基礎技術の向上と
世界に通ずるプロのドラマーを育成するために
発足された歴史のあるドラム協会です。
ドラム検定を主としています。


これを自慢げに、なぜか上から目線で
知らないというドラム講師がいます。
※ごくたまに。


もともと実力のあるドラマー及び
ドラム講師にしか紹介されない制度だったので
知らないということは何の自慢にもなりません。


紹介が来ていない
その現状に目を背けたい気持ちも分かります。


しかし
世界に通じえる技術を持つ
ドラマー及びドラム講師には
紹介がしっかりと行き届いています。
これからも素晴らしいドラマーには
紹介が届くことでしょう。


そして昨今日本国内は
本物のドラム技術を持つ者が少なくなり
それを危惧し
間口を広げるという意味あいで

一般の方でも
お問い合わせができる
フォームが設置されました。


以前の役員達から
引き継ぎ今は僕が執行役員を務めているので
僕の生徒さんはお問い合わせフォームから
問い合わせをしなくても
言って頂ければ検定のご案内をしています。


ドラム技術向上協会も
説明していますが
ドラムの本場アメリカでは
ルーディメンツ技術をとても大事にしています。


ルーディメンツとは【基礎】という意味。


しかしながら、残念なことに
日本人ドラマーのほとんどが
知らない、またはできない、
というのが現状です。


既存の人の曲だけを叩けるというのは
本当の意味でのドラマーではありません。


曲が鳴っていない状態でも
オリジナルでソロを構築できる、
これが本当の意味でのドラマーです。


そのためにはルーディメンツ技術が
非常に重要です。


日本人のドラムソロが単純、
そもそもできる絶対数が少ないと言われて
しまうのは当たり前です。


ルーディメンツを会得していないと
単純なドラムソロになってしまいますし、
先程記載したとおりそもそも
ルーディメンツは基礎、という意味ですから
できないのは当然です。


日本のドラマーのレベルの底上げ。
非常に重要な課題です。
なぜならドラマーはあらゆる
パターンを叩けなければ
曲を構築する上でもリズムが一辺倒に
なってしまい音楽自体もどんどん
衰退していってしまいます。


ドラムはバンドやメロディーにとって
土台、骨組みを成す基盤となるものですから
当然です。


かつての世界的ドラムの王といえば
バディリッチですが
※ドラムの神様と表現されることが多いです。
YouTubeでもバディリッチの動画に
日本人のコメントはほぼありません。

つまりそれが日本の現状ということです。

海外ではバディリッチのプレイ
を例えるときによくこのような
コメントがあります。

非常に【難度の高いプレイ】を
しているが同時に
【非常に簡単な初歩的な技術】を
プレイしている。

んー、矛盾しているように
思える評価ですが察しが良い方なら
お分かりになると思います。

つまりルーディメンツを徹底して
極めていたわけですね。

ちなみに
バディリッチ自身はさほど
練習していなかった、ということですが、
毎日の現場での演奏が本番でもあり
それが結果的に練習に自然になっていた。
ということでしょう。
独学だとも言われていましたが、
実際に掘り起こしてみると、
実は習いに行っていたり、
かなり
勤勉で努力家だったようです。

いずれにしても
バディリッチは極めて特殊だった
彼なりの考えがあった、ということでしょう。


しかし基礎練の重要性
これはドラム以外の業界でも言えること
だと思います。
スポーツであれ、格闘技であれ基礎が大事。


もう1つ補足でバディリッチは
譜面が読めない、もしくは読まない、
ということでも有名でした。

ドラムは本来、譜面を読みながら
叩くものではありません。

例えるとプロの歌手が
人前で歌詞カードを見ながら
歌っているのと一緒です。
そんなプロの歌手いませんよね。

つまりドラムも一緒です。

もちろん練習のアシストにはなるでしょう。

しかし日本は譜面に体重を傾けすぎです。

ましてや譜面を読みながら人前でプレイなど
言語道断。

話を戻して
シンプルにまとめると
ルーディメンツ技術が非常に重要。


そしてドラムの基礎を学ぶのに
独学やリモートや動画でマスターできるほど
ドラムは甘くないということです。


日本ドラム技術向上協会DMSJ
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