私がわたしであるために。 | 吉本多香美オフィシャルブログ「吉本多香美のWasa Wasa Blog」Powered by Ameba

私がわたしであるために。

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今日は私にとって、ちょっと素敵な記念日でもありました。妊娠してから約一年ぶりに、MTBに乗ったんです。
摩光がお昼寝の間、ちょっと家族に見てもらって、1時間ほど、妊娠中も、そして今もお散歩する公園をマウンテンバイクで駆け抜けました。私は自転車が大好きです。自転車をこぐだけでなく、日々移り変わる自然の中を、土の上を自転車に乗って確かめるのが好きなんです。あぁ、桑の実がなり始めた!とか、ザクロの花が咲き始めたとか、夏が始まる芝生の勢いとかを自転車に乗って感じるのが好きなんです。あぁ、私、生きてるよ!って。私にとって自転車は、大地巡礼をする足でもあります。梅雨の晴れ間に一年ぶりの自転車。嬉しくて涙が出ました。汗をかきながら、青々と茂る樹々の下を、しろつめ草の上を駆け上がり、駆け下り、紫陽花にハイファイブして、鳥がいる池の周りを、午後の西日の中を、嬉しくて、気持ちよくて、やったっ~!思わずって叫んでいました。


摩光は3ヶ月になり、今日はご機嫌でよく笑い、お昼寝の時以外ずっ~と言葉にならない言葉を全身を使っておしゃべりしていました。子供の成長って本当にすごい!きのう出来ない事を今日はしていたりする。それを見る喜び、おっぱいを飲む時私の目をじっーと見つめ、時々笑うその仕草にこれ以上ない幸せを感じています。でも日常はもちろんそれだけじゃない。毎日がめまぐるしくあっという間に過ぎ、あれもこれも出来なかったとか、日常は時に情けなくなるような、あんなこんなで出来ていて、夫婦の問題や、私は主人のご両親と同居しているのでまだ慣れない家の中で心地よい居場所が見つけられない淋しさや、そんな中で自分らしい子育てをしていくにはどうしたらいいんだろうと思う不安など、気持ちに余裕がなくなるといろんな事をますますポジティブに考えられなくなり、おっぱいあげながらふっと気が遠のいて涙が出ちゃう日もあります。あぁ、わたしを見失っている、あの頃の好きな私が今なくなっちゃってる。
そんな時にこんな本に出会いました。

人の考え方や感じ方ではなく、本当に自分が自分だと感じる場所を見つける。自分らいしなぁと心から思う瞬間を味わう、そこで自分を感じる、自分自身を。そういう時の自分が好きな自分の状態を忘れないでいられれば、なにか日常の中で難しい状態に立たされたとしても、少し違う気持ちでいられるよと。自分の根っこに戻る。本当に好きな自分を取り戻せたら他の人の為に力を与えることができる。自分が変わらないとダメなのじゃなく、思い出せばいいんだって。ある往復、外との関係性に開かれていることと、自分の内なるものに戻る時間、この行き来のリズムを作り出す事が大切だって。根っこがしっかりしている樹々が、ここにあるよという安心感のもとに子供は育っていく、根っこはだんだん伸びていく、お母さんの根っこも子供の根っこも。洗濯物を干したりたたんだり、ごちゃごちゃとした日常の中で、誰も見ていない日々の家事をしながら悩みながらもわたしの根っこを育てていくこと、そんなお母さんがお母さん自身に向かう姿に子供は人間の姿を学んでいるかもしれないと。
あぁ、そうだ、自分の好きな自分に戻ればいいんだ。私は自転車に乗って汗をかきながら緑の中を自然の中を走り、今地球の上で生きてるよと手応えを味わうっている時の私が好きです。じゃあ、もう一度自転車に乗ってみようと。子供がおっぱい飲まなくなるまで自転車はおあずけと思っていたけど、今日思い切って乗ってみたんです。これだ!自転車に乗ることは私がわたしであるために必要だったって今日よ~く分かりました。自分で作り出す人生を信頼すること、お母さんが本当に感じ、お母さんが本当に心動かされたものによって、喜んで動いているなら、それは子供にも伝わるはず、だからまず、お母さん自身がなにかをいいと思う自分の居場所に戻ること、それが大切なんだ、って。

だから今日は忘れていた好きな自分を思いだせた、嬉しい日だったんです。

あー、また長くなっちゃった。
すみません。長いついでに、最後にこの本の著者からのメッセージを引用しますね。何回よんでも涙がでるくらい素敵だから。

子供はいつか離れていきます。
9歳を過ぎるころから少しずつ、お母さん自身と距離をとりはじめます。離れていった瞬間、どれほど自分が子供と繋がっていたのかが、わかります。心がとても痛みます。
小さな頃は、ママっー、ママーと言って追いかけてきました。いろんな文句を言っていても、どこか子供は自分といっしょだったんだとその時は本当にわかります。でも今はもう自分だけの考えを持ち、自分の目標を探し始めている。14歳にもなれば、なんだか時には嫌われているようです。あんなに一生懸命、悩みながら悩みながら育てたのにそんなこと全然なかったかのように家を出ていきます。
どこかで、お母さんは心の準備が必要になります。いつかこの子は離れていく。でもいつか、自分の意見と自分の感性で見つけてきた、私の知らない世界の話をきっとしてくれるだろう。
お母さんもまた、いつか一人の自分に戻ってゆきます。
私はお母さんを灯台にたとえるのが好きです。灯台はまっくらな時に活躍しますよね。でも灯台は動けません。大きくなったらもう、子供に駆けよることもできなくなります。
でもただ、水をかぶっても、大きな風が吹いても、私がわたしとして大切だと思う事を日々の生活の中で守っていくなら、いつか子供が本当に暗闇で迷った時、その灯を見つけてくれるかもしれません。
その光は自分の内側からやってきます。どこかの偉い人の灯を、自分の灯のように示すことはできない。
だから私はわたしの灯を消さないように車の中で歌を歌って一日一日をまた生きていきたいと思います。

「ママのためのシュタイナー教育入門」 という本を書いたドーリス シューラーさんの言葉です。

私にとっての自転車は皆さんにとっての何ですか!

前回、布オムツへのアドバイスを皆さんから沢山頂きました。ありがとうございました!先輩ママさんからのご意見は本当に力になります。今は輪オムツを二枚、一つは長方形にたたみ、もう一つは三角形にして重ねて、あてています。今はこれで様子を見ようと思っています。また、教えてくださいっ(^-^)/!

長い文章、読んでくれてありがとうございました(^-^)ノ~~。
最後の写真は里帰りした時、おじいちゃんのお腹で寝ている摩光です。父も孫にメロメロです(^-^)/。