よくドラムとベースは一つセットでリズム隊と称される事が多い

だがしかしギタリストとベーシストを弦楽器隊として称する事はリズム隊に比べて少ない気がする。

ギタリストとベーシストってのは割と密接な関係でお互いの気持ち良い音を出すためにはみっちりと話し合いをする必要が有る。

ベースと言う楽器は非常にパワーがある楽器で自分が思っている以上に周りに聴こえている事が多い。
ベースが必要以上に音が上がってまた音が中域にそった音作りをしている場合ギタリストの音に大きく影響を与えてくる

根本的に出す音階自体は大きく違うギターとベースだが出している周波数的には割と被ってくる楽器ではある。

周波数的な話をすればベースの軸になる部分が300Hz~800Hz辺りで、ギターのボディの鳴り(200~600Hz)、軸(600~1.2kHz)になる部分の音が大体全体で200Hz~1.2kHz辺りになるので、コレを見るだけでも大分音が被るっていると言えるだろう。

ギターのピッキングした際のアタックの音が大体2Kz~5kHzなので大体この辺りを利用して音の抜け道を探して音作りをギタリストはしていく訳だが、ベーシストが割と中高音域に的を絞った音作りをする人だと結果音がぶつかり合ってしまってバンド全体で見ると音圧が無くなってしまうと言う事が起こってしまう。

中高音域にベースのアクセントを置くときはそれに合わせてボリュームもちょっとだけ絞るとギターとの干渉が緩和される。
ベースは非常にパワーがある楽器なので少しボリュームを下げたとしても全然聴こえるし、その方がバンド全体の音圧も上がってお得である。

もしくはギターの音を若干歪みを少なくしてドンシャリ気味に設定すると言う方法も有るが、コレは元々のギターの出力が大きく無いと効果が無いのでシングルコイルのギターでは厳しいかもしれない。
ハムバッカーでは有効かと。

もしくはヘヴィ系のバンドで無ければクランチ気味のギターで高音にアクセントがある設定にするのも手段の一つかな。

因みに余談だがベースは指弾き、ピック弾きでアタックの周波数が大分違う

指弾きのアタックは800Hz~3kHz
ピックのアタックは4kHz~8kHz

ギタリストはベーシストがどっちで弾くスタイルなのかを気にして音を作っていくと良いと思います。

まぁ今回はボーカルとドラムのこと省いて語ったけれども他の楽器も加わると更に複雑になるよねー。
勉強あるのみです。