先日、知人と歩いている際に鳥の鳴き声が聞こえてきまして。
「あ。テッペンタケタカだね。なんて鳥だっけ?」と訪ねると。
「なんですか?それ。」との反応。
祖母が良く、テッペンタケタカと言っていたので、もうテッペンタケタカにしか聞こえません。
鳥の鳴き声を人の言葉で言い表すことを、”聞きならし”というそうですが、地域性があるのでしょうか。
調べてみると、テッペンタケタカと鳴いている鳥はホトトギスでした。
ちなみに、杜鵑、杜宇、蜀魂、不如帰、時鳥、子規、田鵑など、アホみたいに漢字表記が多いです。
渡り鳥で5月中旬頃に日本にやってくるそうな。
夏を知らせる鳥ということで夏の季語だそうです。
甲高い声で訴えるような鳴き声なので、女性の泣く声にたとえられたとか。
夏なのに別れっぽくて、アンバランスな感じですね。
音羽山 こだかく鳴きて ホトトギス
君が別れを 惜しむべらなり