東日本大地震で被災され亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます
そして被災地の一日でも早い復興と皆様の傷が癒えますよう願っております
ここに訪れた皆さん初めまして高松母の会西川えつこと申します
自己紹介は次の記事で書くので省略致します
この震災で自分は何ができるかと考えたとき救援物資輸送と思い立ち実際集めて輸送して
わかったことや知りえたことをここに綴りたいと思います
これから救援物資を輸送しようとお考えの方や送りたいけどどうしていいのかわからない方の
足がかりに少しでもなればと思います
早速ですが本題に入ります
救援物資の行政の輸送の流れと仕組みについて説明します
救援物資を送る手段は大きく分けて二つ
①空輸
自衛隊ヘリコプター
飛行機(空港へ飛びそこから自衛隊トラック輸送)
行政が全て管轄
地震のあった翌日国の備蓄単位で毛布水などを緊急に運ぶ
自衛隊赤十字など行政と直結している団体が行政指示で動く
②トラック
災害時行政指示で国土交通省(行政)が全ての采配を握る
その下には全日本トラック協会その下にはトラック業者(緑ナンバー)その他民間トラック(白ナンバー)
命令系統図式
宮内庁(菅さんがいるところ内閣府)
↓
国土交通省
↓
官公庁(各都道府県庁 災害対策本部被災地含む)
↓ ↓
自衛隊空輸陸路両方 各都道府県トラック協会
↓ ↓ ↓
↓ 企業(緑ナンバー) 個人(白ナンバー) ※警察署で通行証が必要
↓ ↓ ↓
被災地 被災地 被災地
要は物資を送りたくても
トラック業者はトラック協会のトラック協会は政府の縛りがあるので動けずにいます
民間から物資を送りたい場合
①県庁市庁で指定品目を集めて→トラック協会指定トラックで自衛隊への輸送→自衛隊からの空輸→被災地(自衛隊指定品目)
②県庁市庁からトラック協会指定トラック業者からの直便→被災地
③直接自分(会社NPOなど)で行く→被災地
※①②③の上から順に到着が早く
③②①の下から順に危険度とリスク(費用も)が高い
ただこの企業トラックを動かすか否かは各都道府県に決定権があるので
東京都知事(石原さん)は震災から一週間足らずで東京都の京浜島を拠点に東京都の企業トラック(緑ナンバー)を災害用にまわしました
東京都のトラック協会にゴーサインを出したわけです当然荷主は東京都になるので費用も東京都もちですさすが宮内庁がある首都は違う
問題は被災地以外の地方都道府県行政で未だトラック協会のゴーサインが出ない地域は費用も指示も出ないため民間や企業は全て自腹
情報すらわからぬまま命を懸けて白ナンバートラックで自分で走るしかない
香川県に至っては緑ナンバーの営業用トラックは通行証すら発行しない
これは行きたいやつは自分で行けと言ってるのと同じ
救援物資も企業負担にしてるから被災地に救援物資を届けたい香川の心ある企業は物資費用と輸送費用で二重苦
だから今被災地に物資を届ける最優先事項は県予算を救援物資と輸送費に割くこと物資を送りたくても困ってる企業が今香川に山ほどある
以上が行政の現状の動きと輸送の仕組みです
ここから私の事情を含めて書きます
これじゃ香川の企業も圧迫するから県予算を救援物資と輸送用に割いてと
3/28香川県知事の浜田恵造さんに高松母の会代表として西川えつこで印押して署名と共に提出しました
これには市議会議員の森川輝男先生が書き方から文章まで教えてくださりました
森川先生には今回の一連の母の会の活動に多大なお力添えをいただきました
秘書に確約とってその日のうちに知事には読んでもらって受諾され知事からの返答もその日のうちに返ってきました
ただ現行政が上記の一連の仕組みすら理解してないのが現状
市民から集めてる物資も自衛隊指定7品目のみ災害や救援物資の知識がある人がいない
未だ予算の返答なしで県庁の危機管理課長も市民は待つしかないなんて言ってるからとりあえず高松市長に直談判
自民党の衆議院議員の秘書に掛け合ってルートも確保できたけど政治家やお役所は最後は逃げ腰
というかやり方も被災地情報もわからないからパニックになってるだけ
私にしたら被災地電話すればいいじゃんとおもうけどそういう発想はでない
それか西日本は対岸の火事という意識だと今回ものすごく力になってくれてる高松市議会議員の森川先生がおっしゃったわたしも東日本と西日本の温度差はひしひしと感じる
8トン分荷受してくれた高松副市長に救援物資項目増やすのと仕分けのセオリーと輸送先把握徹底を取り付けて来ようとわたしは今考えています
実際現場に行ったNPO団体や企業の人の話なり資料見ればお役所のお偉いさんも目が覚める
救援物資や物資輸送は行政が一番確実
NPO団体や企業は恐れず手を組むべき今回の震災で貢献してるから予算も下りる可能性だってある
県予算で下ろしてもらうのが得策だし何より現地につくのが早い
被災者受け入れも救援物資供給も長期戦になるから企業や団体も今はいいけどそのうち体力も費用も尽きる
行政は返事は遅いけど保障なり予算なり最後までしっかりやってくれるのは確か
事が大きいから決断がしにくいのも確か
高松母の会は自宅前に地元の社長さんの好意で無償で4月いっぱい倉庫を貸してもらってる
鍵も今手元にあるしだいぶ広い
何より自宅目の前だからすぐ行ける
ここに県指定の7品目以外の必要な物資を集めて高松市の輸送で運ぼうとしてる
だから輸送手段と輸送先情報確保が今何より先決
長々と自分のしていることも含め書いたから理解しづらいかもしれませんが想いは同じです
意識ある人は行政に働きかけたり行政と共に動くのが効率的で確実です
仕組みがわかればみんな自分がどうしたいかどうすればいいかわかる
わたしはたまたま運送と物流にいたことがあって旦那がトラック運転手だったから
トラック協会とか輸送経路とか緑ナンバーとかすぐにピンときて繋がったけどわからないひとが大半だと思う
だからわかれば動けるんだみんな
香川県在住の方
このブログをお読みで香川県にお住まいの企業団体の方
個人でも大量に救援物資を被災地に送りたいとお考えの方
私と同じ考えの方は私にご連絡ください
輸送方法とセオリーを共有したいです
他県の方
今これを読んでいる方で他県の方はご自分の住んでいる県や市が今何を何品目募集しているか知って欲しい
そしてそれは各都道府県違うけどほんとにそれだけの物資で間に合うのか
それは被災地の要望とマッチしているのか
なにより県のトラック協会は営業用緑ナンバートラックを直接被災地に走らせているのか
自分の住んでいる県は今回の震災に対してどれくらいの予算を割いているのか
県は輸送用トラックに費用を割いているのか
まず知ることが大事
県庁や市庁トラック協会に直接問い合わせてみてもいい
電話番号はインターネットですぐ調べられる
このとき大事なのは電話で直接聞くこといくらインターネットで調べてもこの情報は出てこない
情報に踊らされたらだめです
行政のしくみがいまいちわからない方は地元の市議会議員や県議会議員の先生に声かけて協力してもらうのがいい
行政(お役所)は書類ですべて判断するから完璧な書類を作成して提出すると県レベルで物資が動きます
今香川県は動き出してる県庁や市丁が動けば救援物資の量は半端じゃなく被災地に届く
企業が動けばロットで荷物が動くから被災地に物が足りないなんてことは解消する
お役所の人も市議会県議会の先生も市民だし大切な家族もいる同じ人間だからきっと協力してくれる
いまこそ民も官もなく力をあわせて手をつなぐ時です
他県にお住まいの方でも電話でご連絡頂ければご質問にはお答えできると思いますし
何かしらご協力できればと存じます
メールより電話のほうが取りやすいので電話でお願いします
高松母の会
代表西川
連絡先:08051224302
heiwa.1977@hotmail.co.jp
dreamcatcher.1977@ezweb.ne.jp