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被災地石巻市で活動するボランティア団体のトップの方と看護士の方と私の女三人で香川県庁知事公室

を訪れた 県庁からは知事公室長、知事秘書、危機管理課長と全員で六名の面談となった

まずは現地の現状と様子をボランティア団体の方が説明する

想像を遥かに越えた被災地の状況にその場に居た他五名が聞き入り言葉を失った

次に行政ができること医療チームができることNPO団体ができること

そして民間の私達ができることの意見と情報交換

救援物資については届いている地域と届いていない地域のばらつきがあり

県には届いていても市には届かない市に届いていても町村には届いていない

町村には届いていても各家庭に行き届かない

例えるなら県や市の動脈には大量の物資があるが毛細血管の先まで物資が行き届かない

そればかりか動脈さえ断ち切られてしまってる市町村もある(市庁ごと津波にのまれてしまっている)

受け入れ体制が整っていないところに大量の物資が届けばそれは混乱を生む

なにより受け入れ態勢を整える仕事をする被災地の県や市の職員の方々の手を止めることになる

かといって物資供給を止めてしまうわけにはいかない

今の時点で救援物資はライフラインに他ならない

受け入れ態勢も物資供給も同時進行

しかしそのための人員が圧倒的に足りない

市の職員もボランティアも輸送する人もどこに何が足りないか情報を拾いに行く人も医療も

建築関係の人も土木関係の人もその他全般に渡って全てにおいて人が足りない

かといって誰でも彼でも被災地に行けばいいかというとそうではない

その各スペシャリストが行かないと事が進まない

加えて被災地の方の気持ちに寄り添えてプライバシー保護に徹することができないといけないし

ある程度災害等を経験していてバックパッカーやボランティア経験医療従事者や介護職など命のそばで仕事をしたことがある人など精神力と体力がタフであることが望まれる

要約すると内容はこういったものだった

話し合いの中でその場に居た全員が黙り言葉を詰まらせた瞬間があった

全員が天井に頭をぶつけたような沈黙

解決策が出てこない

それは被災地の方もボランティアの方も行政の方も医療従事者の方も民間企業も市民も

全て人間だからそれぞれの想いとやり方と考えと行動がある

それを強要することはできないししてはいけない

かといってそこから目を背ければそれは少々乱暴な言い方だが

被災地の方を見殺しにすることに他ならない

『なんとかならんのか』

搾り出すように口火を切った知事公室長のその言葉は立場や地位を完全に越えた

人としての叫びだった

その場に居た全員が同じ事を想い考えていた

『この解決策を提案できたらノーベル平和賞ものです』

被災地に震災から一ヶ月以上も入り活動してきたNPO団体トップの方がそれに答えた

ここからは人

それを強く感じまた打ちのめされた

会合が終わって二日間はありとあらゆる感情と方法論に自分で自分自身にかき回された

4/25 

このひと月で集めた救援物資集荷が終わり市のトラックに積み込んだ

今週中頃(4/28まで)には被災地に向けて物資は出発する

集まった救援物資は全部で6~7トン

お米は問屋さんのご協力を得て500㎏

生理用品とマスクはユニチャームさんから4トン弱

(私事ですが生理用品はもうユニチャーム以外は買いません)

他市民の皆様のご協力を得て1~2トン分の物資が集まりました

もちろん私も新品子供服1ケース、婦人子供下着2ケース、

缶詰2ケース、豆乳、野菜ジュース5ケース、薬局にてキッチンハイター1ケース

購入し寄付しました

食料(缶詰などおかずになるものたんぱく質源)と野菜ジュース、粉ミルク、

食器用洗剤、新品下着靴下が全く足りていないので輸送まで知り合いの方にお願いして

自身もこれから買いに走るつもりでいます

高松市職員の方も食品の企業さんにお願いしていると危機管理課長さんが今日言っていました

今日明日で

1、食料(缶詰などおかずになるものたんぱく質源)

2、野菜ジュース、果物ジュース

3、粉ミルク、

4、食器用洗剤、除菌ジェル(ノロウイルスが被災地でまんえいしているとのこと)

5、新品下着、靴下

ご協力いただける方がいましたら

高松市危機管理課0878392184

もしくは私西川08051224302

までご連絡頂くか

直接市役所危機管理課までお持ちいただけると幸いです

よろしくお願いいたします

またご協力いただきました皆様この場を借りて厚くお礼申し上げます

ありがとうございました

母の会 西川