生きることに価値がある | 一般社団法人HK たかまつ24

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「どんなに重度の障害があっても施設や病院ではなく、自分の選択で自分らしい生活を送りたい」重度障害のある方の地域生活をサポートしています。

 

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こんにちは。

一般社団法人HK たかまつ24です。

 

いつもと特に変わることなく仕事をしていたら

あっという間にGWが終わっていましたアセアセ

 

利用者さんのご近所さんのお宅には

今では珍しい立派な鯉のぼりが!!

 

 

高知では鯉のぼりと一緒にフラフ(旗)が上げられるそうです。

金太郎のフラフ!びっくり

 

 

さて、今日は、利用者さんの投稿が新聞に掲載されましたので

ご紹介いたします。

 

 

「家族や周囲に迷惑をかけたくない」と死を選ばず、生きて欲しい。

生きることに価値があるのだ。

 

というメッセージが多くの方に届いてもらいたいものです。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

『生きることに価値がある』

 

医学、科学の発達とともに、人工的なものが体に埋め込まれている現代である。

私は筋萎萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し39年目である。

病気の進行とともに食事に時間を要し

疲れ果て、激しい体重減のため風をひきやすく

治りにくい状態に陥った。

簡単にできるといわれる胃ろう造設術を選択したのは19年前である。

 

それから10年後、ALS患者にとって命取りである肺炎を患い、

命の危機に直面して意思とは反対の人工呼吸器を装着した。

 

見えにくくなればめがね、聞こえにくくなれば補聴器・・・。

胃ろうは口の代わりと考えられる。

自発呼吸ができなくなったから、人工呼吸器の助けを借りて生きる。

 

複数の医療機関の助けを借り生かされて9年目。

徳島の病院で、人工呼吸器装着者が家に帰るのはまれであったと聞いた。

 

2ヶ月あまりの入院を終えた退院当日、病院、保健所関係者

医療福祉機器の業者らが家に入り切らないほど訪れ

ことの重大さに自分でも戸惑った。

 

医学や科学が発達しても救われない命が数え切れないほどある。

生きる道を選択できるのは幸いで、

延命治療とはいえないと勝手に解釈している。

むしろ社会の理解がなければ生きていけない。

 

「家族や周囲に迷惑をかけたくない」と死を選ばず、生きて欲しい。

生きることに価値があるのだ。