魅惑♡の生ソバ・・・                            綾川町「池内」 | たかまつせんいちの食い散らかし日記

たかまつせんいちの食い散らかし日記

うどん時々ラーメン・・・たまに旅行ヽ(^o^)丿

香川県中央部の丘陵地帯に位置する香川県綾歌郡綾川町・・・

 

うどんの聖地と言われ(?)、名だたる名店が多い地域です。

 

 

釜玉の「山越」、宮武系の「松岡」、コシが強い「はゆか」、僕の大好きな「田村」も名店と呼ばれてますね。

 

 

そんな名だたる名店がひしめき合う中に、この店も・・・ある意味、名店だと思います。

 

 

「池内」

 



な~んの変哲もない、民家の軒下に「うどん」の看板・・・



「うどん??・・・あ~やってますよ。食べたきゃどうぞ・・・」って感じで

 

適当に置き去りにされてるような看板が妙に笑えます。

 

 

今でこそ、道行くドライバーさんに分かるように、こうやって自立してますが・・・

 

 

昔は大風か何かで飛ばされて前の歩道で天を仰いでいた事もあったそうです。

 

 

店の入り口は、右手のノレン(・・・ほぼ、布切れですが^^;)をくぐって細い路地から入ります。

 



別に、右にある玄関から入ってもイイのですが、

 

そこは常連さん専用VIPルーム(笑) 兼、持ちかえり専用出入り口みたいになっています。

 

 

以前、何もしらんと、その玄関から店に入って、何も知らんと縁台に腰掛けて食べてたら・・・

 

 

廻りを年配の常連さんに囲まれ、

 

 

この地域の身内話みたいな会話を無理やり聞かされながら食べた事があります・・・

 

 

だから・・・玄関からは入らない方が良いでしょう・・・(笑)

 

 

そして、この細い路地を抜けると・・・待ち受けているのは

 

 

(英訳:pond)

 



これが、この店名の由来になっているかどうかは、知りませんが・・・

 

初訪問の人は、大概これを見て笑うそうです・・・

 

 

ちなみに、この池には、デッカイ鯉が優雅に泳いでいます。

 

 

多分・・・いや、絶対・・・うどんの食い過ぎでしょう・・・

 

 

この池に沿うように張り付いた形で、この店の飲食スペースがあります・・・

 

 

・・・思いっきり屋外ですが(笑)

 



その奥にあるのが、調理場 兼 注文場所。

 

写真では、ガラス戸が開け放たれていますが、基本的に開放は厳禁です。

 

 

店のオバちゃんの機嫌が悪くなるので注意(爆)・・・多分、衛生上の理由からだと思います。

 



この店の注文は至ってシンプルです。

 

玉数と温か冷・・・総菜や飯類は一切ありません。生卵ぐらいはありますが・・・

 

 

メニューは「うどん」か「ソバ」

 

 

・・・それから、この店オリジナル・メニューの「うどん+ソバ」のゴチャまぜスタイル・・・

 

 

「あべっく~♡」

 


「うどん」と「ソバ」の違った食感・味が楽しめて、結構人気だったりします。

 

・・・なんか、「あべっく」って・・・(笑)

 

 

昭和の高度成長期のイケイケドンドンの時期に流行ったような言葉・・・ですが^^;

 

それを、平成も四半世紀を過ぎた現代で発言せにゃあ~イカンとは・・・キツイもんもありますが^^

 

この店の常連さんの多くは、惜しげも無く「あべっく~♡」と連発します。

 

・・・店のオバちゃんに。

それも、もう慣れましたが・・・

 

そうそう・・・

 

この店の食べ方は普通の店のように、なみなみと入ったダシで食べる食べ方ではありません。

 

生醤油かっ?って思えるほど、濃ゆ~いダシを少量だけ店の人がかけてくれます。

 

最初は、味の濃い醤油みたいなダシに戸惑いましたが、慣れてくるとコレが美味しいんです。

 

この店の「うどん」「ソバ」ともに、このダシでないと合わないと思います。

 

あと・・・この店の特製一味唐辛子



これは、強烈です。僕の場合3フリまで・・・それ以上かけると、確実に泣きます(ToT)/

 

このパウダー状のモノと、粗引きタイプのモノがあります。



好みで使い分けますが、コッチの粗引きの方が、ややマイルドのような・・・でも、十分強烈です。

 

先ほどの「あべっく」も良いですが、僕はこの店では「ソバ」を好んで食べています。

 

・・・それも、温めず冷たいのを・・・



この冷たく冷やされた「ソバ」の食感・・・

 

この店の「ソバ」に出会って以来、20年間・・・

 

このコシさえ感じる歯ごたえの良い「ソバ」を越えるモノに未だ出会っていません。

 

自分の中の「生ソバ」のイメージを覆してくれたのが、この店の「生ソバ」です。

 

この「ソバ」が食べたくて、高松から車で一時間かけて20年間通い続けています^^v