昨夜ウーマンラッシュアワーの村本大輔さまの独演会を拝見し、

村本さんに飲みに連れて行っていただきました。

 

芸人が政治を語るとどうなるのか議論しました。

 

そして、先日、村本さんの忘年会に参加させていただき、

久しぶりに 茂木健一郎さまと

お話させていただく機会がありました。

 

  

茂木さんと言えば、

「日本のお笑い芸人たちは、

上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、

権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。

後者が支配する地上波テレビはオワコン。」

とツイートをしたことを契機にtwitterが炎上。

 

茂木さんは社会風刺が好きで、

お笑い米軍基地さんや松元ヒロさんなど

私も大好きな先輩方のライブにもよく行っていらっしゃいます。

 

この件があったときは、よくぞ言ってくださりましたと、

思いました。当事者である芸人が賛同を表明したのは、

オリラジ中田さんと村本さん、

私ぐらいだったと記憶しています。

そのあとお二人がとても大変だったのを

私はご本人からも外からも聞きました。   

  

日本のテレビにおいて、

芸人が政治を語ることは難しいというのは

中3のアマチュアで芸人をはじめた私には自明でした。

  

ライブでひかれる、

オーディションで審査員から高校生らしいことをやれなど

いろんなことを言われました。

 

だから、世にでるきっかけは、

別の手段にしようと私は決意していました。 

 

それが「お嬢様」でした。

当時、19歳の自分の実力やテレビの構造を考えると

うまくやったのではないかと思います。

 

それでエンタの神様やアメトーーク、

行列のできる法律相談所など出演し、

日本テレビワラチャン!で優勝し、

ABCお笑いグランプリでも決勝に行けました。

 

芸歴1~2年の割には頑張ったと思います。

 

ただ、私がひな壇で求められるのは

「お金持ちエピソード」「庶民をバカにする」

これはこれで楽しかったのですが、

収録中に自分を俯瞰すると辛かったです。

 

これをやり続けた先に

「お笑いで政治を身近にする」ことは本当にできるのか。

 

芸風は一気にシフトチェンジすると失敗する。

7割一緒で既存のファンの方に応援していただき、

3割は新しいものをいれる。

 

そうやって徐々に変えるものだと、

ある先輩から伺いました。

 

なるほどなぁ。

 

テレビの露出が増え、今が勝負だと思っていた私は

大学を休学するかいろんな先輩に相談していました。

 

メイプル超合金のカズレーザーさんに

「休学すべきではない。

誰がやってもかわらない仕事をこなすべできでない。

自分しかできない仕事をやるべき」

という金言をいただきました。

 

そこから、私は逆にもっとジャーナリズムを勉強しようと

東京大学大学院情報学環教育部を受験しました。

 

そこには、報道を勉強するのと、

徐々に芸風のシフトチェンジの狙いが。

 

お嬢様→高学歴

 

これで政治について語れると思いきや、

クイズ番組を一周したのみ…。

  

さらに

 

お嬢様→高学歴→政治

 

にしないといけないことを知り、

結果的に、やりたいことやろうと思い

サンミュージックを辞める決意をしました。

 

そこから会社を作って、いつか社会風刺をしようと思っていましたが、

なかなかチェンジに踏み切れない自分がいました。

 

そんな中、村本さんが

THE MANZAIで政治ネタをやりました。

アングラなところでは風刺ネタはあるものの

メジャーな人がリスクを背負ってやるのは、

すごいことです。

 

  

と同時に、ちゃんと真相心理をつくような

風刺をやりたいと思うようになります。

 

NHKに入局したのは、

社会問題の真相心理をしるためでもあります。

 

野田秀樹さんが、オウムのことを当時の人が

陥った心理状況を巧妙に演劇で描いたり

三谷幸喜さんが、ヒトラーがなぜ映画をつかい

人を煽動しようとしたのか、

そういうものを表現したいと

思うようになります。

  

これは高校生のときからずっと思い、

いつの間にか10年経とうとしています。

    

ですが、正直、今の自分は目指しているだけで

そんな大それたことはできないし、

それを舞台でできている芸人さんを見たことがないです。

 

村本さんのような

THE MANZAIという芸人なら誰もがほしいような 

看板をもっているような先輩でもリスクをせおっている姿をみて、

何もない若手芸人の私が挑戦しないのはダメだと痛感しています。

  

「芸人のくせに」「うれなくなったら社会問題にいく」

とか散々なことを売れている先輩から

村本さんが浴びせられているときき、

悲しくなるとともに、ちゃんと、

このジャンルを日本で確立させなきゃいけないんだなと思います。

 

昨日村本さんい言われた言葉です。

「ななちゃんもっとお笑いを愛さなきゃいけない。」

 

何を伝えたいかと、どう楽しんでもらうか

このバランスをとるのが本当に難しいです。

 

まだまだ、力が足りません。

ですが、ぜひ応援して下さい。

  

芸人、たかまつなな復活ライブ。

全ネタ社会風刺をやります。

 

まだ挑戦を始めたばかり。

この文章を書いている私の指は震えています。

頑張ります。ぜひ足を運んで下さい。

   

恒例のシンポジウムは、

めちゃくちゃ豪華なゲストさんが集ってくださります。

  

漫才師ナイツの塙さんと未来のお笑いを、 

アルピニスト野口健さんと社会を変える巻き込み方を

田原総一朗さんとタブーへの切り込み方を

宇野常寛さんと意味のある社会風刺について考えます。

  

私のお笑いジャーナリストを宣言を

大好きな先輩方に見守っていただきます。

 

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今回はキャパが小さいので、

即日完売する日もあるかもしれません。

(2/8金ナイツ塙さんの会は少なくなっています

 こちらご希望の方はお早めにご予約下さい)

 

チケットのご予約・詳細はこちら

https://takamatsunana.peatix.com/view

  

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