◼️高まるSDGsの機運
最近日本でも少しずつ浸透してきたSDGs。
日本で一番SDGsの講演をしているのは、
私じゃないかというぐらい
企業研修や出張授業で全国を駆け巡っています。
そして依頼の数が日に日に増え、私一人じゃ周りきれないぐらい
お話をありがたいことに たくさんいただいております。
特に大企業からの声が多く、注目度の高さを実感しています。
そしてSDGsババ抜きカードゲームも
口コミでかなり拡散されています。
ありがたいです。
こちらのサイトから
SDGsババ抜きカードゲームご購入いただけます。
◼️SDGsとは何か。
なぜ、大企業は、SDGsに力を入れ始めているのでしょうか?
お笑いの事務所、よしもとが国連に行ったり、
味の素が本気でガーナの栄養改善に取り組んだり、
トヨタが特設サイトを開設したり……。
今、企業はSDGsに色めき立っています。
SDGsとは、国連が定めた世界を変える17個の目標のことです。
◼️大企業がSDGsに力を入れる理由。
今までの国際協力の文脈と違うのは、
国家やNPO・NGOのみならず
「企業を巻き込んでいる」という点だと思います。
日本の企業ではCSRのみならず、経営、人事などが取り組んでおり
中には管理職全員にSDGs研修を受けさせるほどの会社もあります。
大企業がSDGsに力をいれる本当の理由。
それは、儲かるからです。
SDGsを会社として
取り組んでいないと信頼を失って利益が下がります。
SDGsが世界の常識になったことを考えて下さい。
SDGsに取り組んでいない会社と
契約はやめようという発想にならないでしょうか。
そう考えたときに、
将来的に取引ができなくなってしまうことを危惧すると
今からSDGsに取り組もうという考えになっているのです。
◼️SDGsに本気で取り組まないのはリスクなのか。
それをいち早く感じているのは、商社、自動車メーカーなど
海外に敏感な企業です。
住友商事やトヨタなどは、SDGsの文脈で
日本の他企業より何歩も先にいっている気がします。
その理由は後ほど説明します。
企業がSDGsをやらないと
リスクと感じている面が強いのですが、
なぜ、企業が社会的責任を果たさないと
損をするか分かる例をご紹介します。
1990年代後半、ナイキがベトナムの工場で
児童労働をしていたのが発覚しました。
そこでNGOが「ナイキの商品を買うな!」と不買運動を起こした結果、
アメリカでの売り上げが1年で7割も減少しました。
1年で7割ってすごい数字です。
企業の事業活動が、
人権、環境、労働においてどの程度配慮しているのか、
それが消費にまで左右されるまで
市民社会が成熟していると思うんです。
バレなきゃいいのスタンスではなく、
積極的にやっているのか、
それが見せかけじゃないかまで
問われる時代が次にやってくると思います。
このように企業は、顧客、従業員、取引先、地域をはじめ、
さまざまなステークホルダーからの評価を勝ち取るためにも、
SDGsはじめ、社会貢献に取り組んでいくと思います。
その本質を分からず、やったふりをする企業が
現にたくさんある ことには非常に残念に思いますし、
何年後かに損をするなと私は見ています。
◼️あなたの活動は「SDGsウオッシュ」になっていないか。
SDGsをやっている感は、割とすぐに出せます。
「うちの会社は食べ物を販売してるから、
貧困をなくそうに貢献してるな!
1番のマークをHPに貼り付けよう!」
これは、SDGsに対応しているように“見せかけてる”だけです。
このように、企業がSDGsに本気で取り組む気はないのに、
消費者などへの訴求効果を狙って、
あたかもSDGsに配慮しているかのように見せかける事例があります。
消費者は、バカではありません。
SDGsをやっているという報告を上司にできるかもしれませんが
それが、あなたの会社のブランド価値を高めることはないでしょう。
会社のファンにはなってくれません。
結局やったけど、儲からないなぁということになってしまいます。
よくSDGsを会社でどうやって推進させるべきかの相談を受けるのですが、
経営とか企画とかの方には本気でやらないとダメですと
CSRの方には経営とか、社員一人一人の意識を変えて
会社として必要だと思わせないとダメだというお話をさせていただきます。
◼️市場開拓につながった企業
ユニリーバは、石鹸を使いインドで
手洗い促進キャンペーンをした結果、
衛生環境が改善され、
子供の下痢の発生を36%から5%まで減少させました。
SDGsには、17個の目標の中に、
さらに細かいターゲットと指標があります。
例えば、 6 安全な水とトイレを世界中に があります。
こちらの中に、このような指標があります。
6.2.1 石鹸や水のある手洗い場等の安全に管理された
公衆衛生サービスを利用する人口の割合
ユニリーバは、指標の中にある石鹸という言葉があることで
製品価値を認識させ、売り込みのベースを開拓することに成功しました。
これって、例えば、私の会社、笑下村塾が
出張授業で選挙の投票率めちゃくちゃ高めて
その意義が社会で認知され、SDGsの指標に、
「授業におけるお笑いの導入率」、
「外部団体による主権者教育の実施回数」
とかが入るってことですよね?
ちょっと、たとえに無理があるかもしれませんが…
そう考えると凄いなぁと思います!!
◼️SDGsを本気でやった宣伝効果
そんな現代の社会でSDGsをいちはやく推進したことによって、
ブランドイメージの成功を収めている日本企業があります。
味の素です。
味の素では、ガーナの子供達の栄養不足を改善するために
「KOKO plus(ココプラス)」という離乳食にいれる
サプリメントを開発しました。
この活動がTICAD(アフリカ開発会議)にて、
安倍首相のスピーチの中で紹介されました。
日本だけでなく、アフリカ諸国、世界に対しても
ブランドイメージをあげることができました。
利益率は悪いようですが
企業のイメージをあげる、
宣伝効果を考えるとプラスではないでしょうか。
◼️SDGsをそのまま使わないトヨタ
では、どのようにしてSDGsを活用していけばいいのでしょうか。
世界的な企業はSDGsを消化したのち、自社で目標をかかげています。
具体的には、例えばトヨタでは、SDGsを推進するだけではなく、
環境への取り組みとして、
「トヨタ環境チャレンジ2050」という独自の目標を掲げています。
SDGsのようなアイコンをベースに、
2050年に向けてチャレンジ1~6で
「新車CO2ゼロ」や「工場CO2ゼロ」などの
社会とともに持続的に発展できるような取り組みを進めています。
SDGsは目標を作って、そこに到達できるように
社会を変えていくことに大きな意義があります。
今までは、 逆で、我が社はこんなことをこのぐらいやりました!!
アピール合戦で、それが社会全体として何の解決に
役立っているのかは分かりにくかったのですが、それが実現できます。
◼️日本が世界から出遅れている。
SDGsが長期スパンでみたときに
儲かることはご理解いただけたと思います。
しかし、現在 日本でのSDGs認知度はわずか14%にとどまっています。
世界はおよそ51%なのに、なんと低いことでしょうか。
そこで笑下村塾では、
もっとSDGsを広めるためにファシリテーターの養成を行うことにしました。
このままじゃ広まりません!!
一緒に広めてくださる仲間を探しています。
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情報弱者になって、あるいは知っていたけど、
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第1回開催 2018年12月8日(土)、9日(日) ※残り2名
両日11:00-18:00
第2回開催 2019年2月16日(土)、17日(日)
両日11:00-18:00
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どんな授業なのか体験したい方はこちらからお願いします。
<今後の「笑って学ぶSDGs」イベント予定>
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日時:2019年1月25日19:30-21:00
場所:東京 新宿文化センター第2会議室
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日時:2019年2月19日19:30-21:00
場所:東京 新宿文化センター第2会議室
日時:2019年3月20日19:30-21:00
場所:東京 新宿文化センター第2会議室
料金:各3000円
申し込みはHPのトップ画面のイベント概要から
https://www.shoukasonjuku.com/
お笑い芸人で世界を巡った私だからこそできた教材を普及するため、
ぜひ、SDGsファシリテーターになってください!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
SDGsが変な文脈で広がって欲しくないと願うばかりです。