9月9日金曜日 食を通じた居場所の研修会「食でつながるフェスタ」が開催されました
会場は牟礼町の香川県立医療福祉大学。
若い世代にも取り組みに関心を持ってもらえたらということで、この機会に先生方はもちろん、学生さんたちも運営に関わっていたただきました
当日は朝から事務局である県社会福祉協議会さんを中心に朝からせっせと準備が行われましたよ。
行政、民間、企業、大学、福祉機関がごちゃまぜで作業をしている風景はなかなかいいものですね。
学生さんと一緒に準備をしてテンションあがるネットワーク事務局スタッフわかちゃん(笑)
受付もごちゃまぜで担当 (笑) 行政職員、NPO、ライオンズクラブさんで仲良くお仕事。
こうした作業の合間のやりとりが仕事の場の協力体制にもつながるのだろうなー
和気あいあいとした空気が会場に広がっていました 当日の参加者も120名を超えました。
会場内のスクリーンでは香川大学附属高松中学校の生徒たちが作成した映像が。
人間道徳の授業の中で子ども食堂を調べているチームがつくったもので、子ども食堂の活動に参加したり、関わる人へのインタビューを経てまとめた映像はクイズ形式にもなっていて分かりやすいものでしたよ。
さて、いよいよフェスタの始まりです
長きに渡り、継続的に飲料の提供で子ども食堂を応援しているアサヒ飲料さんの取り組み紹介。
そして全国に子ども食堂の運営を安定的に支えるロジハブシステムを展開しようと奮闘されている全国食支援活動協力会の平野さんから活動報告をいただきました。
事例発表のゲストは東京都大田区の八百屋の店舗で地域の子どもたちに食事の提供をはじめ、子ども食堂という言葉の生みの親でもある気まぐれ八百屋
近藤さんいはく子ども食堂にある食という接着剤の力で地域のことがわかるようになったとのこと。
地域の中で自分にできる小さなことを長く続けているとニーズや課題が見えてくるという言葉は印象的でした。
そして近藤さんがコーディネーターとなり、香川県内の5つの実践の事例紹介をリレーでつないでいきました。
子ども食堂実施団体(まもりん食堂、ここ家)、子ども食堂を応援する企業(JA香川、高松信金)、
中でも三本松高校の活動は、
このフェスタでは中学生が映像で、大学生が運営で、そして高校生が発表で関わったこと、なんだかちょっと嬉しいですね
それぞれの取り組み、企業さんの意識もとても素晴らしいものでしたが、近藤さんからは「時にはできないという選択をしてもいい。できないからといって落ち込まなくてもいい」という発想も教えていただきました。
会場内には実際に子ども食堂を利用している子どもたちからのメッセージが掲示してあったり、子どもへの支援活動をしている団体の「おねだりメッセージ」があったりと現場の声を紹介するコーナーを設置しました。
もちろんパンフレットや団体紹介の資料もずらり。
みなさん休憩時間に熱心に見入っていましたよ。
休憩をはさんでの後半の交流会では前半の話を聞いて気になったワードやトピックをボードに書き出して発表していきました。
実行委員が会場内の声をひろいながら、近藤さんや登壇者とのクロストークを展開。
実際に子ども食堂の活動をされている方や活動支援に興味のある方、学生さん等沢山の方々が参加されており、困りごとが多様で複雑になってきている今、
さて
最後になりましたが、当日の来場記念のおみやげが実はとっても豪華でした
JA香川県さんからは新鮮たまごと梨、そしてほんまもん麦茶、ティッシュ
高松信用金庫さんからは防災グッズ
ライオンズクラブさんからはすだちとカトラリー。
NHK高松放送局さんからはエコバックとうちわを提供いただきました。
普段は子ども食堂や居場所の運営に関わっているみなさんにとってもプチご褒美となりましたね
もしかしたら子ども食堂の運営に役立つものにもなったかも。
更には途中でお楽しみの抽選会やフードドライブも行われました。
JA香川県さんはさつまいもをドーンと1箱プレゼント
そしてたかしんさんからはオーブントースターや体重計などの電化製品が
企業さんの協力でお祭り気分の部分もあり、盛り上がりましたね。
最後になりましたが、今回のフェスタを通して、実施団体や関係機関だけでなく、多機関、多機種の方たちが活動に興味を持ってくれていることにびっくりしました。
子ども食堂の現場はまだまだ持ち出し部分が多く、
お土産やフードドライブ活動では「子ども食堂」を応援したい気持ちがぎっしり詰まっており、これからにつながる1日になりました。