7月24日りこのキッチンさんを訪問しました。

 

りこのキッチンは、一般社団法人ももさんがキッチンリーダーの上井梨瑚さんやボランティアさん、賛同してくださる企業さんと共に運営している子ども食堂です。

太田南コミュニティセンターにて、毎月第2、第4土曜日の6時半~7時半まで

開催しています。1階和室で予約弁当の配布、2階ホールでゆてぃレク(ゆてぃさん発信のレクリエーション)が恒例となっています。



この日のゆてぃレクは卓球、オリンピック期間は特に盛り上がりそうですね。

気軽に参加できるレクリエーションは身体もほぐれてリフレッシュ効果もありそうです。

 

この日はフードパントリーも開催していて、香川県社会福祉協議会さんを通して提供のあった防災備蓄品や地域の方の手作りマスクも並べられていました。


たくさんの登録ボランティアさんはシフト制により順調に回っているそうで、この日も小学生から大学生、社会人まで幅広い年齢層のボランティアさんが集いました。親子で仲良く参加されている方も多いようです。その時の状況に応じてボランティアさんが主体となって声を掛け合い、キッチンや他の場所との人数調整もうまく行われていました。





今では食材のほとんどが食堂を応援したいという地域の方や八百屋さん、企業さん、たかまつ子ども食堂ネットワークの繋がり等からいただけているそうです。

この日のメニューは「大葉の照りつくね、鯛のパスタ、3種の野菜、白ごはん」

スタッフが考えたメニューをみんなで力を合わせて作ります。それぞれ仕事を分担して、お弁当が出来上がるまで本当にたくさんの作業がありますが、みなさんとっても楽しそうでした。ご飯を量って容器に詰めたり、形を崩さないようにつくねを焼いてたれを煮詰めながら絡めたり、根気のいる作業も多いですが子どもたちもコツコツ丁寧にこなしていました。回数を経るごとに工夫が見られ連携の良さがいろいろなところで見られたことに感心しました。




みなさんそれぞれが全体の様子をしっかりと把握しそれに対応する力を発揮していること、協力体制ができていることに驚かされました。今年1月に伺った時の顔ぶれがここにもあそこにも!継続していっしょに頑張ってきたからこその信頼関係から成り立っているのだと感じました。本当にみなさんが生き生きとされていて、好きでこの場所に集まってきていること、食堂に関わるみなさんの居場所になっていることが伝わってきました。初めての方もふんわりと受け入れてもらえる居心地の良さも、スタッフさんとボランティアさんのいろいろな経験の積み重ねの賜物だと実感しました。



子ども達のお楽しみの締めくくりはシャボン玉でした。うちわや針金ハンガーを利用して、たくさんシャボン玉を飛ばしました。シャボン玉には大人もいっしょに夢中になってしまう魅力がありました。

 

「りこのキッチンは、学校とはまた違ったコミュニティ、地域も年齢も関係なく来たい人が集える場所になっているところがいい。子ども達も参加することで今まで気が付かなかった自分のできること得意なことを発見できる居場所になっていると思います。」とボランティアさんが話してくださいました。子どもだけでなく大人もいろいろな方とコミュニケーションをとる中で、たくさんの気づきがあることを改めて感じました。

この輪が少しずつ広がっていってほしいなと思います。今はお弁当配布を行っていますが、みんな揃って食卓を囲める日が待ち遠しいですね。

 

食堂開催の1週間前にメニューをお知らせしています。

お弁当予約フォーム(https://ws.formzu.net/dist/s47368044/)で受け付けをしています。ぜひ一度寄ってみてくださいね。