しうんまんまる広場は、地域交流の場である四番丁スクエア内で開催されている食堂です。

 

四番丁スクエアは、元は小学校だったところ。その中の理科室だった広いお部屋を使って2016年8月から“しうん子ども食堂“としてオープンし、その後”しうんまんまる広場”に改名しました。

 

 

 

子どもたちがお休みの日曜日に開催しているのもあり、ずっと長く通い続けてくれている子どもたちも多いそうです。

 

このコロナ禍でなかなか開催できない状況でも、この居場所の必要性を強く感じ、フードパントリー、弁当配布など形を変える時もありながらも開催を続けているのは、特定非営利活動法人まんまるサポート代表の柳田和代さん。

先月は高松市のコミュニティセンターが閉館となり食堂は開けられませんでしたが、建物の外でなんとか市販の弁当配布のみ行うことができたそうです。

 

今月から感染対策の措置が緩和され、また食堂でごはんが食べられるようになりました。子どもたちが戻って来た食堂にこの日はお邪魔させていただきました。

 

 

食事づくりには、たくさんのボランティアさんたちが集まっていました。

ボランティアさんは、社会福祉協議会からの紹介や柳田さんの知人からの情報で繋がった人たち。活動に制約はなく、みなさんご都合のよい時に集まってきてくれるのだそうです。

 

 

今日のメインメニューはハンバーグ♪ 大量のハンバーグ、柳田さんのアイディアで大きく広げてオーブンでじっくり焼き上げていました。

 

 

 

こんがり焼けたらケーキのように切り分けて盛りつけ。畑で育ったしその葉も刻んで飾ります♪

 

 

美味しそう~❤子どもたちが手伝ってくれた目玉焼きも乗せて・・・カフェランチのようにきれいです❤

 

 

そして今日は、ごはんの後にお楽しみがあるんです♪

まんまるサポートの会員でもある本屋ルヌガンガさんの絵本の読み聞かせ。

 

八十八夜にちなんだ本を読んで、その後新茶の淹れ方をみんなで体験しようというお楽しみ。

 

 

本屋ルヌガンガさんは、毎回の読み聞かせの他にしうんまんまる広場に絵本も提供しています。「まんまる文庫」として貸出しもできるようにし

ています。いろいろなジャンルの本がありますね。

 

 

さあ、では早速絵本の読み聞かせを聞きながら、実際に新茶を淹れてみましょう。

 

 

左手を急須に添えてゆっくりと湯呑にお茶を注ぎます。

 

 

和菓子を挟む時のお箸の持ち方や食べる時の和菓子の切り方も学びました。

 

 

中学生ぐらいの子どもたちはこういったことはいやがるのではと思っていましたが、真剣に話を聞いてお茶を淹れたりお菓子を礼儀正しく食べたりする姿に驚きました。

 

子ども同士が励ましたり声をかけ合ったりして笑顔で過ごす様子が見られて、それと同時にボランティアの大人たちも、目を細めて子どもたちを見守りながら声をかけていて、本当に心からみんなの心地よい居場所になっているんだなあと感じられました。

 

しうんまんまる広場は、第1・第3・第5日曜日15:00~19:00に開催されています。

この「みんなの心地よい居場所」をぜひ体験してみてください。