高松市多賀町の住宅街の一軒家の2階で活動されている「アフターケア事業所わっかっか」さんを訪問しました。
対応していただいたのはスタッフの越智さんと大内さん。
この日は月一回の開放日。社会的養育やわっかっかと関係している方に立ち寄ってもらいやすいように開設しているとのことでした。
日当たり、風通しがよいお部屋で、スタッフさんたちが温かく受け入れてくださり、安心して過ごすことができました。
この施設は香川県唯一のアフターケア事業所です。
「社会的養育を経験した人たちが施設を退所後も安心して暮らせるためのサポート活動をしています」とスタッフの越智さん。
対象者が登録制で利用できる月1回のサロン「わっかふぇ」では、スタッフと料理をしたりおしゃべりをしたり、大切な仲間づくりの場になっています。
利用者はお昼前後から自分のタイミングで来所をし、いっしょに食事をした後も夕方くらいまでそれぞれに合った過ごし方をしているそうです。
季節によってはキャンプなどのイベントも開催、普段とは違ったお楽しみも。
現在80人ほどの登録があり、活動の予定はLINE配信をしているとのことでした。
利用者は自立に向けて、一人暮らしで頑張っている人も多いそうで、施設を利用する時間はホッと力を抜ける安心できる場所なんだろうなと思いました。
越智さんとおはなしをしている間、大内さんが手際よく調理をすすめられ、カレーのいい香りが…
トッピングの茹で卵の殻むきは、みんなより一足早く来た利用者さんが手伝ってくれるようです。
食事のメニューはリクエストも取り入れながら決めているそうですよ。
継続して参加していると、なじみの顔が増えてきて「今日は誰が来るの?」と友達を待つ様子も見られました。
みなさんのやり取りを見て、スタッフさんが時間をかけて丁寧に、利用者さんの気持ちに寄り添ってきたことで信頼関係ができ、安心できる居場所になってきていることがよくわかりました。
また、赤ちゃん連れでも来られるように絵本やおもちゃがあったのも心配りを感じました。
越智さん、大内さん、今日はありがとうございました。