1週間後、再度診察に行った。

状況が改善されない点を踏まえ、膀胱内を検査することに。

内視鏡検査だ。

尿道からカテーテルを入れて膀胱内を直接見る検査だ。

痛そうな検査で躊躇した。

だが、準備は淡々と行われている。

看護師さんから痛くない点等を話をされ深呼吸した。

検査は終わった。

膀胱内に水みたいなものを入れられしんどかった。

その後の診察で耳を疑うことに。

腫瘍があり悪性かどうか手術する必要があるとの事。

腫瘍・・・言葉を失った。

入院の話をした。

その際に入院日、手術当日は親に付き添ってもらうことを言われた。

話をするたびに事の大きさを味わう。

帰りの車中で自然と涙が出て止まらない。

どうして・・・どうして・・・。

帰って親に話した。

親も言葉を失う。

その日は絶望感でいっぱいでご飯も喉を通らない。