私は 大人達が
入れ替わる 代わる代わる移動する
祖母の家で
いつものように 祖母に その年齢特有の
子供のお話のようなやり取りを 伝えていた
母が生前は 心のディスカッションのような
この心地の良いやり取りに
初めて祖母が
煩わしそうに 途中 途中で
会話を切ってくる その対応に
この部屋の 慌しさの
いつもとは違う空気を
子供ながらに どのように
受け止めて良いのか 祖母に語りかける事で
安定を求めていたのだ
その日を過ぎた 数日
ある程度して
葬儀が行われた
はて?
ご遺体は
北海道だったので
形ばかりの葬儀をしたのだろうと
今の私は 思う
葬儀を始めてから しばらく
祖母が崩れ落ちて
泣いた
『◯◯ちゃん ◯◯ちゃん』
ああ あああ
と
祖母の地から叫ぶような 大きな声は
今まで ずっと
孫の私達には 強く振る舞ってきた祖母の
精一杯の母に向けた 最後のメッセージのように感じた
祖母は
その辺りから壊れた
次は父
父は 元々壊れていたが
マッハで 崩れた
そうだ そうだった
姉が 1番最初に 壊れた
二週間ずっと 泣いていたんだもんね
私と だいは まだまだ
ピンと来て無かったんだよ
父は 寂しがり屋で
女性が居ないと生きて行けない人だった
子供の私達なんかより
断然 女性が優先
叔母も 母が死んだ直後
おかしくなったと
連絡が来た
しばらくすると
戻ったけれど
祖父は
一番 強く居た
だけど
お墓を見た時に
ハッとした顔をして
しばらく 立ち尽くした
あの強い祖父が
初めて見せた
顔だったから
今も あの顔を見れて良かったと思うよ
みんな 壊れた
それを知っても
残された遺族は
ずっと ずっと
背負って生きていかなければいけない
その事を
どうか 知っていただけ無いか?
命を
大切にして欲しいプロジェクト
いつか
何かの形で
立ち上げたいよ
おじいちゃん
おばあちゃん
まだ
お姉ちゃんに
だいに
会えないよ
会いたいよ
離れても
ずっと
DVは
終わらないんですかね?
コラボしていますよ🎤🎤