小説 永い言い訳 | お父さん(松)の知っていること

お父さん(松)の知っていること

齢42!私の知っていることを皆さんにお知らせ

先日観て来た映画『永い言い訳』の原作小説を読みました。

 

{BC1FA1D2-5A22-4FBA-A7ED-6536CF85976A}

この画像も登場3回目!www

 

 

ハイ、いつもの情報をブックカバー&帯より。

 

永い言い訳

西川美和

待望の映画化 10月14日(金)ロードショー

 

妻が死んだ。

これっぽっちも泣けなかった。

そこから愛しはじめた。

 

 

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。悲劇の主人公を装うことしかできない幸夫は、妻の親友の夫・陽一に、子供たちの世話を申し出た。妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。その不思議な出会いから、「新しい家族」の物語が動きはじめる。解説・柴田元幸

 

人を愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった。

観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。

主人公・幸夫を演じるのは、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘。イメージを大きく覆す新境地に挑み、歪んだ自意識とコンプレックスに溺れるタレント小説家を人間味たっぷりのチャーミングな人物に見事に昇華させた。原作・脚本・監督を手掛けたのは、『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』に続くオリジナル脚本を描き下ろし、本作の原作で直木賞候補となった西川美和。自ら集大成と語る通り、かつてない「感動作」となった。観るものは、いつしか物語に深く入り込み、主人公たちとともに悩み、迷い、そしてたしかな幸福感に涙するだろう。

主演/本木雅弘 原作・脚本・監督/西川美和

出演/竹原ピストル 藤田健心 白鳥玉季 堀内敬子・池松壮亮 黒木華 山田真歩・深津絵里

10月14日(金)ロードショー

 

ここまで。

 

現在公開中の映画『永い言い訳』。本木雅弘さん主演で地味にヒット中(?)ですが、もう観ましたか?(永い言い訳公式http://nagai-iiwake.com/

 

お父さんとしては、実に泣ける映画でしたし、長男の大宮真平くんの中学受験がどうなったのか、映画でははっきり言ってくれていなかったので、その謎を解明する為に読みましたよ。通勤電車で泣きながら~~~。

 

内容は映画とほぼ一緒ですが、この作品は映画のほうがよく出来ていますね。

津村啓こと、衣笠幸夫(モッ)くんが、二人乗りの自転車で坂道を駆け上がるシーンとかやっぱり映像で見せられたほうが、おかしさが増します。

奥さん、衣笠夏子、なっちゃん(深ッちゃん)のシーンも多めに作られていますからね。

奥さんとの関係性、深ッちゃん素晴らしさが更に判ります。

 

若手急成長女優、黒木華ちゃんも、“主役になれない美貌”がしっかりと生かされています。(褒めてますよ)

 

 

映画の撮影は、一年がかりだったということもあり、子ども達が髪の毛をどんどん伸ばして、灯ちゃんは自分で切ったりしてましたが、小説版にはそういう記述一切なし。なんか寂しいなぁ。

髪の毛伸び放題、服のサイズが合ってない、下着の穴あき、うす汚れ。

ネグレクトの兆候だなぁ。。。私も気をつけなければイケないなぁ。

 

 

小説の中から、いくつか。

・誰かにとって「自分が不可欠である」と思えること、「自分が守ってやらねばどうにもならない」と思えることは、なんと甘美なのだろう。

 

・<もう愛していない。ひとかけらも>(亡くなった妻の携帯から見つかった、自分宛ての未送信メール)

 

・「でも、人間のこころだからさ。強いけど、弱いんだよ。ぽきっと折れるときもあるんだ。おとなになっても、親になっても。君らのこと、抱きしめても足らないくらい大事でも。解ってくれるか」

(事件を起こした陽一を迎えに向かう電車の中で、幸夫が真平に)

 

小説版は小説版として、ちゃんと良い作品でした。でも映画はもっと良い。

原作・脚本・監督の西川美和先生、ありがとうございました。

 

興味のある方は、まず映画観に行ってくださ~い。

 

 

真平くんの進路は、ちゃんと判りました。

でも東京の公立中学校、今も学ラン着ちゃっりしてますか?

 

 

本日は以上です~。

先立たれていないのであれば、言い訳は出来る!

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

永い言い訳 [ 西川 美和 ]
価格:702円(税込、送料無料) (2016/10/23時点)