あの『明治維新という過ち』の第二弾!待望の第二弾ですよ!
その時の記事 『納得!?妄言か?明治維新 批判』
官賊と幕臣たち
~列強と日本侵略を防いだ徳川テクノクラート~
原田伊織
恫喝外交をしかける欧米列強外交団
大英帝国の支援を受けた薩摩・長州のテロリズム
命を賭してわたり合った幕臣官僚たち
「明治維新という過ち」
日本近代史を覆す衝撃の維新論待望の第二弾!
日本の植民地化を許さなかったのは徳川直参だった!
優秀な幕府官僚たちの必死の外交交渉は歴史となることはなく、今日まで語られてこなかった。
それは何故か。
成立した長州・薩摩政権にとって「都合が悪い」からである。
歴史から何がしかを学ぼうとするなら、「都合が悪い」ことも一度白日に晒すべきではないか。
ここまで。
いかがでしょうか?
またしても興味深い!
前作『明治維新という過ち』は前半、明治維新を違う視点から論じ、後半、維新後の明治政府が会津を攻め立てる部分に紙枚を割きました。(この後半は面白いとも、つまらんとも言える微妙な部分)
今回は主に維新前の徳川幕府による外交交渉をメインに扱います。
海外との金銀交換比率の違いから、日本の金が海外流出し、国内の物価が高騰してしまいます。
こういう物価上昇が革命を推し進める力となるわけですが、外交交渉している高官を長州・薩摩が暗殺・失脚(遠回しに問題をおこして左遷)させる訳です。
ホント、明治維新、尊皇攘夷、恐ろしいわ~~~。
今回の読みどころは其の一の【鎖国とはなんであったか】戦国時代の“戦”とはどのようなものであったのか、から鎖国(貿易制限)を見ていきます。
戦場では人狩りが行われ、奴隷として海外に売り飛ばされる日本人、大量発生。。。
う~む、スゴいわ、スエズス会。
帯には“日本の植民地化を許さなかったのは徳川直参”とありますが、本文中で、慶応元年(1865年)長州薩摩を支援してきたイギリスの首相パーマストンの急死で、ラッセル新内閣が成立したことによる対外政策が、大転換された為だと書いていますwww
まさに“カミカゼ”であると。。。(不謹慎な。。。)
今作は、中だるみも無く、初めから終わりまで一気に読みきれました。
とても為になる!日本人なら、歴史に興味ありなしに関わらず、是非!
本日は以上!
ホント、いつの時代も戦争は恐ろしいものです。
![]() 官賊と幕臣たち [ 原田伊織 ] |