私は嫌いじゃないですよ、橋下徹。。。
『‹改訂増補版›明治維新という過ち』という本を入手しまして読みました。
改訂増補版で、今年の年始に出版されているものです。
すでに読んでいる方も多いでしょう。。。
元彦根藩の武家の家柄の著者。
子供の頃、母親から切腹の作法を教えられ、それがトラウマになったという。。。
江戸期、彦根藩は京都守護職をしていたんですが、京都の治安の悪化で、会津藩が京都守護職に任命されます。
そして、会津藩士が、京都で活動中の薩長の志士たちを取り締まり、恨みを買い、戊辰戦争で白虎隊の悲劇につながったという。
それが薩長憎しに繋がっているのか。。。
明治維新という過ち
‹改訂増補版›
~日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト~
原田伊織
今も続く
長州薩摩社会
「維新」「天誅」をとなえた
狂気の水戸学が生んだ「官軍」という名のテロリストたち
御所を砲撃し、天皇拉致まで企てた
吉田松陰一派の長州テロリストたち
偽りに満ちた「近代日本」誕生の歴史
「明治維新」という無条件の正義が崩壊しない限り、
この社会に真っ当な倫理と論理が価値をもつ時代が再び訪れることはないであろう。
ここまで。
如何でしょうか?
面白そうでしょ?
明治期の官軍教育が、勝者薩長が正義で、徳川が悪だという単純な勧善懲悪の歴史を作っているという説。
なるほど!なるほど!と引きこまれます。
尊皇攘夷!尊王!尊王開国!脱亜入欧!とめざすものがコロコロ変わる明治維新。。。
なんでそんなことになるのかが、この本でストンと納得出来るわけです。
御所・天皇にまで銃口を向ける長州テロリスト、なるほど。。。
なぜ、徳川慶喜が大政奉還したのか、その理由と、効果。
後半、水戸学批判と二本松から会津への激闘(面白いようで、全く面白くない話)
そして敗れた会津藩の斗南への配置換えのお話。。。(全く響いてこないw)
国家の要諦、陸軍を長州が、海軍を薩摩が牛耳った訳も、なるほど、こういうことなんだと。
勝てば官軍負ければ賊軍。
官軍による教育で、明治維新が完全正義と思っているあなた!幕末が大好きな方も!
是非ご一読を!
こういう視点もある、ということを知っておいて損はないでしょう。
維新、正義なんでしょうか、悪なんでしょうか。
あなたは橋下徹が好きですか?
ならぬことはならぬものです
本日は以上です~~~
この本で得た豆知識
“黄門”様の官名(正式な役職名)は“権中納言”。
“権中納言”の唐名は“黄門侍郎(コウモンジロウ)”
ちょっとwww
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