14歳からの戦争学 松村劭 | お父さん(松)の知っていること

お父さん(松)の知っていること

齢42!私の知っていることを皆さんにお知らせ

えー、なんでか知りませんでしたが、“14歳からの~”という本が多数あります。
別にシリーズになっている訳でもないんですが、14歳から、という。

これは昔の元服の年齢、“数え”で15歳という意味であるらしい。。。少なくとも、この「14歳からの戦争学」では。。。
photo:01


『14歳からの戦争学』松村劭。

恋愛と戦争は何をしても正当である。
平和ボケ日本人を覚醒させる、渾身の「戦争学」講座!

中国の都市・通化には、2種類の核ミサイル発射基地41ヶ所が日本を照準している。遼東半島にも10基地が日本を狙っている。また、中国西域地域に展開する核ミサイルはモスクワをはじめロシアの主要都市を壊滅できるように照準している。
これらの中共軍の核ミサイルは、はるかに北朝鮮の核ミサイルよりも日本にとって脅威が大きい。それにもかかわらず、その事実を政府もマスコミも学校も、日本の青少年に教えない。これが世界の現実なのだが……。


「戦争学」第二次世界大戦の敗戦後は、憲法九条で戦争放棄したからという理由で、大学でも学校でも戦争を教えなかった。しかも敗戦カラの半世紀の日本では、戦争を研究することは敗戦憲法の精神に反する軍国主義者のような異常な行為であると白い眼で見られる社会環境になった。だから日本で戦争学を研究している人はほとんどいない・・・。戦争学を学ぶのは「戦争は悪だ!」と叫ぶためではない。戦争という人間活動の経験則を学び、平和のために活用することなのだ。―本文より

以上帯、カバーより。


戦争学!戦争と言うより、各時代の動向を軍事面から見た歴史と、現在の情勢分析。。。
とっても勉強になりますが、「戦争学」だけでなく、戦前の日本の戸籍制度の重要性を熱く語りだし、“戦争学”には直接関係のない“思想”を押し付けます。この点、非常に残念です。

最近は日本の社会も右傾化して再軍備!という意見に拒絶反応が無くなってきています。
しかし、その再軍備が必要だという事実と、戦前の戸籍制度(家族制度)や武士道(精神)は全く関係がなく、個人的な思想の嗜好を持ち出すため、学問としての“戦争学”が遠くぼやけてしまう。。。という悪循環。


いや~、ホントに。
“戦争学”を学ぶだけで充分なんですけど。。。


残念ながら戦後教育で育った私には、ま~ったく響いてこない意見でございましたとさ。。。



武士道の実践&学ぶことには価値があると思いますが、個人の自由を縮小させる戸籍制度や家族制度の復活には全く同意出来ません。。。
選択の幅と自由がある世の中が、より良い社会なのですから。。。

以上!です。