またしても吉田修一!『さよなら渓谷』
実に奇妙な物語で、中盤は安部公房の世界に入り込んだような錯覚を覚えた。
しかし、後半吉田修一らしさが爆発しッ!怒涛のラストに突入する。
そしてエンディング。。。
すばらしい構成です。
あの『悪人』を超えているかもしれないです。
集団レイプの被害者と加害者の長い人生の物語。どちら側に立っても辛い人生です。
そしてどうして2人は幸せになれないのか。
もっと違うエンディングを希望してしまう、自分の弱さ。。。
未読の方は是非!
次は久しぶりに安部公房を読もうかな。
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