「借りたい」以上 「買いたい」未満 の定義

理想 ・・・ 図書館で借りて読み終えたのだが買ったほうがよかったな。
現実 ・・・ 買うまでもない。借りて読めるならそれにこしたことはない。


[理想]

毎年、日本の8月というと戦争や原爆の体験を通じ、
世界平和を願う意味を込めた特別番組に新聞、TVは時間をかけます。

しかしながら、番組作成者も記事の書き手も実質的には60年前の
戦争経験を持つわけはないため、調査・研究・取材の中から得た情報に
マスコミ各社の思想を味付け、上塗りした形で映像・記事を世間に
発信し、さあ、国民よ、どう思う? と決められた枠の中で疑問を
投げかけてくれるのは、それはそれで問題はないのであろうが、
なにせ、国民だって戦争など知らない数が圧倒的なため、

「二度と戦争を起こさぬよう」

と答えも同じになるのは自然の流れだと思います。

戦争経験者という意味においては、田原総一郎司会の
「朝まで生テレビ」において、元帝国軍人を迎えての体験談や
ホンネと建前、それにまつわる討論は非常に興味深かったのですが、
これも視聴者の大部分はなにも知らない者ばかり。
それぞれ考え方の順序や程度は違うものの

「二度と戦争を起こさぬよう」

と誰もが脳裏をよぎるのがまっとうでしょう。



戦争経験のない者、戦争がイマイチぴんと来ない者は以上のような媒体の
力を借りることでしか自分の意見・主張は出てきません。
しかし、正直申し上げると、戦争のわからない者はどう頭をひねろうが、
逆立ちして血の巡りを変化させようがわからないものはわからないんだと
直球勝負の思考があってもいいのです。
その実態のはっきりしない「戦争」というものを代弁するような小説が

「となり町戦争」


世間に受けやすい小説というものは、到底現実ではありえないであろう
非現実的であり、空想、夢想が優先するストーリーを正面から読者に
訴えかけるものに評判がよろしいのですが、「となり町戦争」の場合は
見えない世界は結局はどうあがいても埒はあかないのだということを
認識させてくれた1冊。

書き出しが
「となり町との戦争がはじまる。」

とあり、戦争のお知らせを記した広報なるものが掲載されているので、
町同士の本気の戦争を描くつもりなのかと読書意欲を高めてくれるも、
それは見事に裏切られます。いい意味で。

先述の

世間に受けやすい小説というものは、到底現実ではありえないであろう
非現実的であり、空想、夢想が優先するストーリーを正面から読者に
訴えかけるものに評判がよろしい......

はこの「となり町戦争」にも当てはまります。ただし、

「それは見事に裏切られます。いい意味で。」
というのは、
「正面から読者に訴えかけるもの」

では決してないのです。

主人公と今起きているであろう戦争との距離の遠さ、
そして物語それ自体と読み手との間に感じる近いようで
遠い距離。ポイントは後者の距離をいかに埋めるかにより、
この物語の味わいは変化するのかもしれません。
ほとんどの読者は戦争を体験したことはないのですから、
本書を読むにあたり、戦争未経験者の範囲内で年齢・性別
による距離の違いはさほどないものの、そのわずかな差が
読後の印象を違ったものにしてくれます。


戦争は確かに全国民を結果的には巻き込む形になるのでしょうが、
実際に戦況を把握できるポジションにいるのは国でありお偉いさんであり、
それ以外の人々にはなにもわからない、嘘の情報が流されるは急に空から
爆弾が落ちてくるはで悲惨な地域のある一方で、場所によっては
なにも見えない、なにも感じないのも普通であり、
本書ではそのなにもわからない側を主人公にし、
わかる側を「公人」(本書では役場)とし、すべては役場の情報、指示で
なにもわからない主人公が行動させられるという形で話は進められます。

この点から「となり町戦争」は、市民レベルから感じ取る見えない戦争
を描く中で、型にはまり過ぎる役場・役所にただ従わざるをえない
市民・町民の現状の姿に疑問を投げかけた作品でもあるわけです。
そしてこの疑問に信憑性がある理由として、著者の三崎亜記氏はなんと
現役公務員として勤務しているという事実があるからです。

このアイデアでしかも公務員。なんだかもったいないぞ、三崎亜記。

また、プロの書評家達の千差万別の新聞・雑誌書評記事を比べるのも
なんだか面白うございました。

三崎 亜記
となり町戦争
[現実] となり町戦争の図書館貸出し情報(8月8日現在) 我が町の図書館 ・・・ 所蔵数1冊  予約数28件 京都市立図書館 ・・・ 所蔵数17冊  予約数42件 富山市立図書館 ・・・ 所蔵数4冊   予約数23件 浦安市立図書館(千葉県) ・・・ 所蔵数7冊 予約数71件 豊橋市図書館(愛知県) ・・・ 所蔵数3冊 予約数0件 文京区立図書館(東京都) ・・・ 所蔵数11冊 予約数71件 *図書館はランダムに選択しています。   出版社在庫   在庫あり   ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 今年の8月12日は日航ジャンボ機墜落事故から20年をむかえます。 ところで8月10日より、この事故を題材にしたNHKのドラマ撮影がスタート したそうです。佐藤浩市主演のこのドラマ、当事者を実名とするとのこと。 放送日はまだまだ先の話ですが、 原作は横山秀夫著クライマーズ・ハイ。 ドラマのタイトルは原作とは異なり、より日航機墜落を強くイメージしたもの になり、内容も多少の変更があるそうです。

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 書店で勤める者にとって、やりたい業務の第一位はなんといっても
本を仕入れることである。

売れた本を追加、補充注文するのは、単純作業で人気はないが、
中には能動的な意味で自分の売りたい本を仕入れたり、
受動的な意味で今、売れている本を仕入れたりするのは、
すこぶる仕事に気合が入る。
そして、注文した本が予定通り自分の望む時期に望む冊数入荷した
時に、これからまだ「売る」仕事が残っているにもかかわらず、
ほぼ満足感を味わった気分になる。
裏を読むならそれほど思い通りに本が入荷されないということだ。

以前の記事で、10冊注文したのに冊数を出版社に減らされて
実際の入荷数は2、3冊ということは日常茶飯事だということを
述べたことがあるが、書店側としてはその点は既に折込済みだ。
実際、ある人気本が10冊欲しいと思えば、半分以下に減らされる
ことを想定して、20冊と注文しておく。予想通り10冊程度が
後日入荷されるというのは書店員なら誰もが経験することである。

しかしながら、どれだけ情報感度に長けた辣腕な仕入れ部員を
店舗に配置しても、どうしても予想のつかない結果が生じることがある。

それは、入荷日である。


本の注文方法は将来的にはより進化するのだろうが、現状では

・機械を使った注文
・ネット注文
・電話注文
・FAX注文      だ。


この中で、ネット注文、電話注文は出庫日や問屋への入荷日はわかるため、
書店への入荷日も計算できる。
ところがFAX注文や機械を使った注文というものは、書店側の一方的な
注文かつ、相手の承諾が確認できないため、入荷時期がわからない。

じゃあわかる方法で注文すれば?とちゃちゃが入りそうだが、電話は遠隔地
からでは時間とお金がかかる。ネット注文は案外注文過程で手間を要する。

書店を訪れるお客側にわかりやすく理解してもらうため、機械を使った注文例
を挙げると、
よく書店員が固定電話の子機のようなものを持ち、店内の在庫チェックと
兼ねて怪しげなまなざしと将来は腰でもいわしそうな体の曲げ方でゴソゴソと
よろしくやっているあの光景。一度は見たことがあるでしょう。
あれは機械を使っての注文真っ最中の状態である。コンビニやホームセンター
でもよく見かける光景でもあろう。

さまざまな機械があるので画一的ではないのだが、その子機の形をした機械には
もちろん数字のボタンがついている。
書店員は、書籍の裏表紙の10桁で4から始まる数字、ISBNコードを入力し、
次に冊数を入力し、それを繰り返す。これはお客に見える位置での仕入れ方法であり、
実際は、売れた本を補充する場合はレジで抜き取られる売上カードに記載される
ISBNコードをしかるべき読み取り機をコードでつなぎ、きちんと整理された
売上カードの束を

読み取り機 → 子機 → データ送信装置

といった順序を経る。この機械は元来懇意にしている問屋のものだから、送信された
データは問屋へ送られる。

*なお、機械のレベルにより、最先端の注文法を取り入れる書店もあるが、
 まだ少数派である

問屋はそれらの膨大なデータを手作業で出版社ごとに並べられた問屋の本棚より
抜き取り、書店別に梱包するが、この部分は機械を頼ることになる。

問屋に送信された注文本があれば、以上の工程で2~3日後には書店へ届くのだが、
例えば1日に機械で200冊注文データを送信したとすると、当然200冊全部が
問屋にあるはずわけがないので、在庫なしの場合、以下の2パターンを考える。 

① 問屋は在庫切れの品を出版社に注文する
② 問屋はしばらく注文を保留にし、別の書店からの返品を待つ


問屋も自分の流通センターに無差別に在庫あるのは経営上非常に危険である。
また、在庫が流通センターに眠っている状態は極めてよろしくない。
さらには人気本は書店から注文が殺到し、また出版社に不足分を注文した
ところで、出版社も在庫不足で注文に応じられない。

書店側としては、注文に応じられない本はすぐにでも在庫切れの返事を
もらいたいのは誰もが考えることである。問屋も注文に応じられない本の
「品切れ」を知らせてくれるにはくれるのだが、この知らせは数ヶ月も先なの
である。

例えば、角田光代さんの人気作品を10冊機械で問屋に注文したとする。
人気作は当然注文が殺到し、問屋はこれに応じられない。出版社も在庫不足で
注文に応えられない。
すると、その注文は当該人気作品がどこぞの書店が問屋に返品するか、出版社
に別の問屋から返品されたことで在庫ありの状態になるまで、とりあえず、
「先送り」される。業界では「保留中」などと言う。

当該人気本が返品されるということは果たしてどういうことかというと、
それは、売り時のピークが過ぎた時である。その時、各書店はいっせいに問屋に
返品する。そしてこの余剰在庫を「保留中」にしてある書店に向けて発送する。
結果として、注文してから2ヶ月近くしてから当該本10冊が入荷したり
するのである。
合点のいかない書店側は、そういう「遅れてやってきたカネのなる木」など
もはやムダな在庫である。即効返品の手続きとなる。しかし、あまりにも
早い返品は問屋側の気分を害する。よってしばらくは店頭にいやいやながら
陳列するハメになる。

時々、書店で一昔前(2、3ヶ月前)にはやった本が何故か平積みされる場に出くわす
ことがある。
これらは、「注文の時間差」の犠牲になった一書店のみじめな風景である。

それはないだろ! 本の仕入れ。


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「友達以上恋人未満」

という都合の良い一言がある。正しくは、「あった」
が正解だろうか。
僕は幸運なことに、このグレーな一言に蝕まれたことは
いまだないのであるが、友人知人はけっこうこの言葉に
ヤラれたことがあるらしい。

恋愛開始の第一歩に告白したところ、

「友達以上恋人未満なんだよねぇ~。」

これを浴びせかけられると、数ヶ月は異性への純な想いに
ふんぎりがつけられないと言うのだ。
友人の嘆きはよくわかる。
キッパリ切り替えられないというのはなんともつらいこと
だろう。

いささか強引に事をすすめるならば、イエスかノーかを
はっきりさせない日本人らしいまとめ方でもある。だが
日本人らしいとは言うものの、他国にも色恋沙汰には
グレーゾーンを利用することがあるようだ。
僕はハンガリーやクロアチアに友人を持つのであるが、
言い方は違えどこのグレーゾンーンは相手の気持ちを考慮した
上で使うとのことらしい。

この「友達以上恋人未満」。「友達」と「恋人」を別の言葉に
置き換えれば、ある本のジャンルに当てはまる。


「借りたい」以上 「買いたい」未満

である。そしてこの句に最も近いのがが

単行本のフィクションのジャンルであろう。

図書館に足を運び、単行本のフィクションが中心の著名作家の新刊本
にどれだけの予約数が入っているかをぜひチェックしていただきたい。
その後、中規模以上の本屋さんへ赴き、当該本の在庫をご覧いただきたい。

図書館では、ふざけが過ぎるほどの予約数にあきれ返り、
本屋ではその予約分の数の本が平積みされている。
業界が廃れ、読者の入手の変化が如実にわかる光景だ。

この現象に該当する著名作家を数名挙げるとしよう。

角田光代
伊坂幸太郎
三浦しをん
宮部みゆき
三崎亜記
村上春樹
村上龍
小川洋子
石田衣良
奥田英朗
恩田陸   (敬省略)

と、挙げればきりがないが、彼らの新刊を借りる試みを我々が市立図書館等
でしようものなら、我慢と忍耐を余儀なくされる。お急ぎならお近くの
大学図書館を薦めるしかないのだが、大学図書館は大学の学部のジャンルに
所蔵が大きく左右される。予算もつらい。

そこで本屋というわけなのだが、すでにおわかりだろうが、ここの管理人も
単行本のフィクションということになると、優先順位が

①市立図書館
②大学図書館
③書店

となってしまっている。これがビジネス書、自己啓発、ノンフィクションとなると
順位はまず書店ということになる。

そこから分析するに
つまり本というものは消耗品という位置づけが頭にはないことに気づく。
しかもジャンルがフィクションなら、一度読んでしまえばもう用無しと考えがち
である。おまけに当たりハズレが他のジャンル以上に顕著であり、リスクを伴う。
さらに文庫とは違い、単行本は値が張る。

安全・安心という守りの姿勢は日常生活ではお馴染みながら、本の世界では
すでに蔓延しきっている。フィクションという不透明な存在が、読者の頭を
かたくなにさせる。しかしながら、読書指南書にしばしば見られるなかに

「本はバクチである」

という一節がある。つまりハズレも確かに多いが、当たりに遭遇したときに
自分の生活・趣味の範囲が広がり、人生に影響を与える可能性があり、自己形成に
役立ち、世界観を変えるかもしれない。だから本代をケチるな、ということだ。


しかし、
「最近の物語がつまらなくなった。」
という読者の声は確かに多い。創作の難しさは、先駆者を基準に批評・批判が行われる
点である。現在頂点を極める作家であろうとも、先駆者が偉大であれば、そして
その先駆者の作品にメロメロになったある読者がいるのであれば、今をときめく
作家の器であろうとも、マネごとだ、そのレベルにないと指摘を受けるのは
容易にありがちなことであろう。

特に物語における創作活動においては世間の支持・文壇の支持を得るのは難攻不落
であろう。
裏を返せば、この牙城を切り崩すことができるのなら、道は開けるというものだ。
ただし、先駆者や偉人の壁はしゃれにならないぐらい強固である。



「借りたい」以上 「買いたい」未満

は僕の世界でも当然ある。それは買うまでもないという消極的な姿勢と
いうよりは、できることなら借りて読んだところ、買えばよかった、
でももう読破してしまったという意味で使いたい言葉である。    


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 ケガの最中、片手運転は違反にならないのかと車の運転中に
ふと脳裏をよぎる。今日は久しぶりのお休み。図書館へ本を
返しに行く。いや、返しにいかねばならないのだ。
1週間の延滞はブログのタイトル上、非常にまずい。
このタイトルとの矛盾を埋めるためにも「延滞返却」は大切な
日常生活のひとつなのだ。

最大8冊までの貸出しが許されるMy図書館。この限度いっぱいを
使うのは、某読書推進本で学生時代に学んだのだ。

「借りるものがなくても、借りれるものなら借り切ってしまえ。」

との言葉を忠実に守りながらも、その枠を超えてしまった。それが
延滞である。

返却カウンターにそっと近づき、担当者に延滞本を渡す。
担当者はコンピュータで貸し出し状態をクリアにしてくれるのだが、
この時に

「 ビ ー 」

という訝しげな音をコンピュータは放つ。これは延滞を意味する魔の音だ。
この音がなければ「音沙汰」はない。

この時点では本来担当者は何も言わないのだ。音でこの俺にプレッシャー
を与える作戦は残念ながら失敗だ。
しかしながら、この場に及んでこの俺はとんだミスをやらかした。
1冊を家に忘れてきてしまったのだ。
貸し出し禁止通知はまだ受けていないが、今回は7冊までしか借りれない。
しかも貸し出し時に今度は真のプレッシャーを担当者から受けるのだ。

遅れを指摘されるのは自分に過失があるにしろ、不愉快極まりない。
なんだ、このわがままぶりは。

ここで頭にピカッとアイデアが浮かぶ。

「我が図書館には自動貸出機があるではないか、ふふふ。」

ヒールなtakam16がニョキニョキと姿を現す。そこには天使の
つけいるスキはない。
自動貸出機ならば、誰の咎めもうけないわけだ。この難局にも容易く
振舞うことが可能だ。
頭はただいま薔薇色状態。ららら~。

本日借りる7冊を横っ腹と左手を使ってうまくはさみ込み
いざ、貸出機へ。自動貸出機から約5メートル圏内に手動の担当者達が
暇を持て余した様子でこちらを見て見ぬフリをしている。

「君達の時代はもう終わったのだ。」

薔薇色状態の俺はルンルン気分で貸出し対象の7冊を機械に通す前に
利用カードを所定の位置にセットする。

「これからは君達機械の時代だ。ふふふ。」

日和見主義をいささか露呈しすぎる感はあるが背に腹は変えられない。
ここは借りてナンボである。関西魂どんとござれである。

ところがだ。

数秒後、機械から美女の声が響きわたる。



「延滞されている本がございます。カウンターへお回りください。」


おい、美女!! それはないだろ。なんのための機械だ。なんのために
自動貸出機を利用したのだ。あぁぁぁぁぁぁ~。


貸出し担当者約4名、合計8つのの冷ややかな目線を直接右手で受けた
俺は、いたいいたいと言いながら、しぶしぶ彼らの前へ7冊を差し出し、
しっかりと延滞についてチクリとやられた。


薔薇にトゲがあるのをすっかり忘れていた.....



*本記事は6月下旬のとある出来事を記しています。*  


 

ご迷惑をおかけしましたが、手が完治しましたのでご報告いたします。
現在仕事面において、多大な遅れを取り戻すべく時間を割いておりますので、
更新時間がなかなかうまくつくれないのが現状ですが、
少しずつ、慣らしていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

管理人 takam16



他ブログ様へのコメントを徐々にしていきたいと思います。
中指、人差し指にまで亀裂骨折がありますので、
記事更新にはまだまだ時間を要します。

takam16

右手の甲を骨折してしまい、キーボードが満足に
打てなくなってしまいました。
そのため、完治するまで更新をしばらく
ストップします。
当分の間は他ブログ閲覧のみと
なってしまいますが、このような状況のため
ご理解いただききますよう、
よろしくお願いいたします。


takam16


☆★☆管理人takam16のバーチャルなお部屋 です。 ☆★☆
 

 白い枠に赤いデザインですっかりお馴染みになった岩波新書。
運転中にロードサイド書店を見つけるとすかさずチェックをすべく
来店するも、書籍のみでの経営はやはり苦難の道とでもいいましょうか、
たいていはビデオ・DVDレンタルを兼ねた形かつ、明らかに後者に
儲けが期待されるため(*一部では顧客のVHSからDVDへの変更に店側
が追いつかず、VHSの中古販売でなんとかやりくりしている)、
書籍部門のコーナーはしばしばがっかりさせられることもあります。
こういったロードサイド書店は岩波書店の本を見つけることに非常に苦労します。
老舗である当該出版社の本は「オール買い切り」であるため、店側としては、
売れないときの不良在庫はごめんだということで敬遠しがち。
しかしある日のこと、やっと岩波書店の新書コーナーを持つロードサイド書店
に出会ったことに少し感動しながらも棚を眺めていると、

「図書館」

のタイトルに過剰反応。動物の発情期でもないのに荒い鼻息ながらも再確認。

「未来をつくる図書館」

即決即断。だらだらした店員の接客を経て、車中で最初の数ページを読みました。

どうやらニューヨークの図書館にまつわるお話。とここで、アメブロ仲間の
「たまむしの家」の管理人、たまちゃんがニューヨーク市民であることを
思い出し、
「ニューヨーク図書館へ行ってきてよ!」

とあつかましいお願いに、しかとされることを覚悟していたのですが、
本人から承諾の知らせが。ここに、本書と実際の市民であるたまちゃんの体験
の整合性や相違点等をつきあわせながらの図書館話でございます。


さて、この本の著者は菅谷明子さん。メディア・リテラシー教育や公共、地域社会
にまつわる研究やその講演をされている方で、ニューヨーク図書館に関する取材を
約5年されたものを出版したのが本書。
数ある図書館の中で、ニューヨーク公共図書館を選んだ理由として、

「時代に対応したタイムリーで革新的なサービスを市民が求める形にして次々と
打ち出している姿勢」
「世界クラスの研究図書館と地域に根ざした分館を併せ持つユニークさ」

がニューヨーク公共図書館にはあると冒頭で述べています。

さてこのニューヨーク公共図書館は単独として存在するのではなく、地域分館や
研究図書館もあわせての呼び名であり、複合体です。
その中心的存在がマンハッタンに位置するのですが、ブルックリン、クイーンズ
各地区にもその地区の名称の図書館があり、各図書館が違った特徴を醸し出し
ながらも相互に連携しあっています。

ニューヨーク公共図書館の最大の注目点は、市民による市民のための図書館です。
建造物や運営予算の大半は市民の寄付により成り立っています。
また、図書館運営はNPO法人が行っており、スタッフ数は3700人だそうです。
市民でなければ利用はできないかというと、そのようなことはなく、
市外の方も年間100ドルで貸し出しカードが作れます。

例えば寄付で造られたもの(実際は改装)のひとつが、たまちゃんの紹介記事の
4番目の荘厳な雰囲気を与える画像、「ローズ図書室」です。フレデリック・ローズ夫妻
の1500万ドル(18億円)の寄付によるもので、名前の由来は寄付者からとった
ものです。場所はマンハッタンの中心にあるニューヨーク公共図書館です。
もちろん、ニューヨークの各公共図書館は著名人の寄付が主体です。
今日これらの図書館があるのはさまざまな寄付者のおかげだそうです。


ただし、これらの寄付には並々ならない努力が必要で、NPOのスタッフが寄付を
お願いするべく、多くの資産家や富豪達と常日頃接触をし、具体的な金額の話を避け、
寄付の重要性を伝えることを前提とした活動が行われているようです。
とはいいつつも全部が全部寄付であるわけではなく、市から一定の予算も出るのですが、
やはり寄付による恩恵が図書館運営のカギであり、不景気は図書館運営にまともに打撃を
与え、開館日を減らさざるを得ないこともあるらしいのです。
資金集めの他の方法には
「友の会」、「寄付講座」があります。「友の会」の会員になることで会員費に比例する
ようによりよいサービスが受けられます。「寄付講座」は、寄付の意義というものを
伝え、市民の協力を促します。

ニューヨーク公共図書館の司書は本の紹介には留まりません。その中での注目は
・職業支援のための履歴書添削、ビジネス講座、各種案内は司書が主体となって
 行う点
です。この根底には、図書館を利用してもらうことで司書から学び得た市民が将来
ビジネスの場において社会で活躍した結果、今度はそれを寄付等により次の若い世代
のために還元するという社会循環を大切にしている点です。この社会循環は、第一線を
退いた高齢者にも活用されます。年齢に伴い社会から離れると孤独感を味わいがちな
彼らのために、例えば図書館が主催する講座やイベントの講師となってもらい、
社会の一員であることを高齢者にも認識してもらう、お年寄りから子供まで皆が一体と
なる社会の形成を補助する役割を司書は担います。
「子供まで」というのは、例えばたまちゃんもお子さんと訪れたブルックリン地区の
図書館は児童サービスが主な図書館です。

たまちゃん情報では、オンラインによる学年別「宿題ヘルプサービス」を司書が行って
いる点に魅力。本書では、自習室に宿題ヘルプのためのスタッフを置き、子供達に
合いの手を差し伸べているとのことです。
学校と図書館の関係も密接で、
学校の先生の指導カリキュラムの作成や相談を司書が主体となって行っているとの噂は
たまちゃんの取材によると事実とのこと。教育面においても図書館が大きな役割を
果たしています。

ニューヨーク公共図書館は、情報リテラシーの重要性をスタッフ全員が共通して
持っており、これに関する講座はもちろんあり、視野を広げてアメリカという見方を
すると、95%の公共図書館はネット端末を無料で提供しています。
ちなみにたまちゃん情報では、42丁目図書館の裏の公園にて、野外映画鑑賞や、
野外での各自PCを持ち込んでネットを楽しむ姿に本人は、ブルブル震えたとのこと。


このように、市民であるたまちゃんも刺激的な体験だったというニューヨーク公共図書館。
自分達が情報の発信源として市民とさまざまな分野で関わっていこうとしているのが
ニューヨーク公共図書館の姿です。

市民参加型で主体が市民であるこの図書館に学ぶべき点が多い日本の図書館。
利用者・職員双方が受身であり、お互いに見えない線引きがされていると
感じるのは、どちらに理由があるのかはわかりませんが、その見えない線は
非常に太い線であると感じます。

浦安図書館などはその意味では注目されている図書館のひとつですが、
近所の図書館は残念ながら、図書館はあくまでも図書館ということで他分野との
連携にはまだまだ乏しく、生涯学習センターも建物として独立しています。
司書も図書以外では良い返事を得ることはできません。
逆に、小さな市町村の図書館には市民一体型として、施設面での合体は見られるものの、
司書が求められる役割は図書のみでそれ以外の知識はまだまだのようです。

著者である菅谷明子さんは、本書のみならず、雑誌記事や論文等でも図書館の未来や
情報リテラシーについて、多くを述べています。ぜひご参考ください。


日本では、残念ながら寄付という精神はなかなか根付かないようです。
貯金・貯蓄の習慣に、国家財政の危機による国民の不信感の昨今、
日本の法人の寄付は5912億円。これはアメリカの3分の1だそうです。
一方、個人の寄付は日本が2189億円。アメリカの100分の1です。
(岩崎慶市の経済独言、サンケイ新聞より)

さらに先日の募金活動を謳って集めた資金を不正に取り扱った団体の事件が寄付への
消極的な姿勢を助長します。

ニューヨークの図書館運営を日本の寄付精神の話と結びつけるのは強引ではありますが、
市民が積極的に参加することで成り立つこのような図書館の有り様を知ることで、
ふと、寄付について頭がよぎった今日の記事でした。




画像付き、たまちゃんのニューヨーク図書館潜入ルポ
   6月9日記事「NYの図書館に潜入」
を参照

The New York Public Library のサイト


著者: 菅谷 明子
タイトル: 未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―
☆★☆管理人takam16のバーチャルなお部屋 です。 ☆★☆
 

お気に入りの本をどうやって見つけるかというのは個人差
があるものです。

本屋をうろうろしていると、運命的な出会いをきっかけに
つい買ってしまったなどということは、書店員にとっては
「ガッツポーズもの」に値します。
担当者は、自分の仕入れた本が、そして自分の陳列方法が理由で
売れたことは本当に嬉しい。運命的にその本に出会ったお客
がそれをきっかけにどのような人生を送っているのだろう、
とまでは深く考えはしないものの、それを期待したいなと
売れる度に心に思う当時の僕なのですが、、
買っていくお客それぞれがどういう理由で購入したかなどと
いった購入までのいきさつを知ることがなかなかできないのは
ちょっぴり残念でありました。
とは言っても、なんで買ったかなどといちいち尋ねるのは、
1人になって自分自身と向き合うには最高のアイテムの1つである
本の特徴から考えるに、あまりにもプライベートに入りすぎ、
難しい。

そのため、無記名アンケートを以前実施したところ、購入のきっかけは

1位 店頭にて発見 (やはり出会いですなぁ。)
2位 新聞広告
3位 友人・知人の紹介
4位 新聞書評
(各店により違いあり)

1位が広告だとがくーっとくるところなのですが、店頭発見なら
悪い機嫌をよくする特効薬のように表情筋が一気に緩みます。

3位の友人・知人の紹介というのは意外な結果。本の話題について
語り合う友人などサークルにでも入っていない限りなかなかお目に
かかれません。掲示板やチャット(当時はブログはなかった)といった
「知らない友達」の力もあるのかなと勘ぐった僕。う~む。

新聞関連については、最近でも大学生の新聞購読の割合が20%となって
はいますが、それでも上位を占めています。ただし、4位とはいえ、
新聞書評が購入のきっかけになるという人は10%もいないのが現実でした。
さて、この新聞書評。なにを基準に書評として選ばれているのかという
のは興味深いお話。
これについては
「ベストセラーだけが本である」(永井朗著)
が少し触れていたので参考にすると、
新聞の書評欄を受け持つ学芸部というのがあって、そこで本が集められる
のですが、各出版社から新聞社宛に本がどんどん送り込まれてくるようです。

「これを取り上げてください。」

という感じで。新聞書評には、各社書評委員会というものがあり、彼らにも
書評を書きたい本があるらしく、あらかじめ学芸部にお願いし、買ってきて
もらうとのこと。決められた日に書評委員のメンバーが集合し、話し合いの
結果、事前に用意された本を数冊ずつ持ち帰り、その中からさらに厳選され、
そして学芸部とじっくり話し合った結果、書評として完成するという
段階を踏むそうです。

書評の対象本が発売日よりややあとになって紹介されるのは、新刊が発売
されてから本を揃え、書評メンバーを集合させるというのが理由のようで、
この辺りは、出版社はなんとか発売前にできないものかと読んでいて
なんだか歯がゆい気分。アメリカ、イギリスでは出版前に入手できるとの
情報があるので、ますます歯がゆい。

書評に関してはかなりいろいろ気を配る部分があるようです。
・書評家にとって利害関係のある人物の本は紹介しないこと
・広告と書評がかぶらないこと
・ジャンルが偏らないこと
・同じ出版社のものを取り上げないこと

ということで、2番目と4番目はチェックできるので、過去の新聞書評を
確認すると、なかなか手が行き届いているといった印象。
このあたりに手落ちがあると当然やっかいなことになります。
しかしながら、暇ができれば出版社の書評紹介頻度のリストを各新聞社ごとに
調べてみようかなどと、ちょっとオタクな一面をちらりと語っておこう(小笑)。

今回は5大紙についてちょっぴり触れるとします。
念のため、発行部数を紹介。

読売新聞  1000万部
朝日新聞   800万部
毎日新聞   400万部
日経新聞   300万部
産経新聞   200万部

5大紙とも日曜日に本のコーナーを設けています。
この中でどうも力が入ってないなと主観的に思うのは毎日新聞。
なんだか比較すると味気ない印象。

本といえば、やはり朝日新聞になるでしょう。しかし、読売新聞も
負けてはいません。
「本のソムリエ」(読売新聞)では読者があるジャンルや内容について
こんな気持ちになれる本、あんな気持ちになれる本がありますかと質問し、
それにその手のプロが答えるといった形式は個人的にはお気に入り。
そういえば書評委員にキョンキョンがいたのはこの新聞だったかな?

「カジュアル読書」(朝日新聞)は、持ち回りで数人の選ばれた書評家が新刊の
新書・文庫を3冊紹介。日常生活の話も交えながらのコラム形式が僕には
受け入れやすい。3冊を背表紙置きで撮った写真画像も面白く、各々に
オビが付いているあたり、新鮮さも伝わります。

日経新聞は新聞の特徴が経済紙のため、小難しい表情にさせる対象の本も
ありますが、中では時代の流れに本の話題を織り交ぜた
「活字の海で」は、少ない字数ながらも読み手をうならせる内容もあり、満足。

その他、興味深い書評コーナーは日曜に限らず、まだまだ探せばいくらでも
あるのですが、それはご自身で実物を楽しんで下さいませ。
ちょっぴり触れるということですので。 

また、書評家の顔ぶれは作家から大学教授まで幅広いのですが、皆、紹介する
本に偏りがあったりして、当該書評家の紹介本を縦で追っていくと、
いろいろな発見があって面白い。
そのようなお話もおいおいしていきます。


日本代表のワールドカップ出場についていっさい触れない管理人。
おまえはいったいなんなんだ!!

すみません。本オタクなもんで。今度します。 


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お部屋 です。 ☆★☆
「後片付けのできない子」

というのが叱られる理由の最右翼だった管理人。
それが修正されずにそのまま成長すると、

「後片付けのできない男」

として周囲に認知されつつあったので、こいつはいかん
とさすがに気づいたわけで、近所の本屋へ駆け込んだのは
昨年の暮れでしたでしょうか。

もちろん全部が全部片付けられないわけではなく、
洋服とか音楽CDとか本などは実はしっかり整理整頓されて
いるのですが、どうしようもないのが

「机まわり」。

特に文具類とメモ等に使ったコピー用紙の散乱ぶりは
仕事場でも大問題。

「そ、それはいかんよ、きみ!」

と偉そうな人に文字通り偉そうに言われ続けて

「あいすいません。」

と軽くいなしてきたのですが、さすがに自分自身にストレスが
たまり出しました。とにかく探すことに時間を費やし、
やりたいことが満足にできていないというのも理不尽だと
今さらながらに気づき、駆け込んだわけです。

管理人は観察のメモや気づきのメモは自分で決めた大きさの
付箋やA4用紙に書き込む方法で情報整理をし、活用を目指していた
のですが、その前提がすっかり抜けていたのです。

つまり
書いたものを書きっぱなしにし、机に山積みさせ、数日経ってから
あの資料はどこだ、この資料はどうしたと探す始末。
「あるある」探検隊ならまだしも、それを探検した結果、ない
のだから極めて悪質。

てなわけで、駆け込んだ書店はちょっと整然すぎるくらいの
本並び。少しは乱れもあったほうがいいぞと、ひとりごちながら
ビジネスコーナーへ。

「おや。」

と思ったのは、背表紙棚の一番スミに五感を刺激するタイトルが。

「机周り1メートル! 魔法のかんたん整理術」


机、整理術、それが魔法なのだからにょきにょきと右手が伸びたよ、おい。

A4用紙の処理がなっていない管理人にとっては
「クリアフォルダーで分類わけ」

についおでこをぱちん。今まではたとえ整理をしたとしても従来から形
になっているクリアブック
にA4用紙を丁寧に上から差し込み、類似した内容は同じクリアブック
の1枚に何枚も重ねて入れていたことで、次に取り出すときに
手間隙かけすぎていたんだ。しかもクリアブックでは一方向からしか
出し入れできない欠点があり、
クリアフォルダーなら縦横がパックリ開いているために出し入れは便利。

しかし、その前に何か書いてあるぞ、どれどれ、

「暫定箱を用意」

なるほど、つまりはこうだな。

A4  A4  A4  A4  A4 

        ↓ (一定期間放置)

        箱(必要か不要かを判断)  不要 → 捨てる

        必要
        ↓
       各種フォルダーへ分類


ポイントは、一定期間暫定箱に放置し、期間後に整理する時に
もう一度確認して生きた内容なら活用するために保存せよという
ことから考えるに、これは自分が現在行っているブログ記事を
寝かせる方法とそっくりではないかと気づき、
再びおでこをぴしゃり。

特にこの一時的に保管する意味の暫定箱の存在は、今では非常にありがたく
活用させてもらっているのですが、その箱がアマゾンで商品を購入
した時の包装用のダンボール箱というのはいささか安っぽいなぁと
苦い表情を浮かべております。

そして、文具の置き方。今まではどこかでかっぱらってきたペンたて、
しかも底の深いペンたての中にシャーペン、ボールペン、消しゴム、
のり、はさみ、ホッチキス、定規を詰め込んでいたために、これでは
いざ使用しようと何かを取り出す度に全部をペンたてから出さなければ
ならなくなるというわけで、もっと浅いものにし、ペンとその他は
2つに区分し、ペンの向きも定めて、右利きならばそれらを右手前に
置くことを本書は勧めます。

さらに、先述のA4の分類において不要で捨てるものに関しては、
それではもったいないので裏側が白紙なのだから半分に切って
メモ用紙として同じく右側に置くことも促しています。

「ははーっ。」

と本書の家来かのごとく言いなりになってしまった管理人。
だから、今はスッキリした机まわりのもと、気分爽快でブログ記事
を書いていたのですが、
最近、ある意味で尊敬の念を抱いている、齋藤孝氏の本を久々に購入。

「三色ボールペン情報活用術」

は角川ONEテーマ21の非常に軽い新書。
敬意を表しながらも軽快にページをめくるうちに、さらに先を行く一言が。

整理 = 活用

「...........」

これまでは

整理 → 活用

でうまくやってきたと自認していましたが、齋藤氏、さらに高度な提案を
なさる。うーむ。軽快な読みっぷりだった管理人のページをめくる手が
しばらくの間止まってしまった......
今からじっくり読ませてもらうよ、齋藤殿。 


著者: 壺阪 龍哉
タイトル: 魔法のかんたん整理術―机回り1メートル!
著者: 齋藤 孝
タイトル: 三色ボールペン情報活用術
 
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