さて、前回(3月後半)は公共図書館のインターネットを利用して、限られた時間で
記事を更新したという、とんだドタバタ劇を演じてしまったのですが、
やはり書き物に不慣れな者にとっては、時間を制限され、さらに急な思いつきだったために
そのあわてぶりが文章に出てしまい、なんとも恥ずかしい限りでございました。
しかし、時間をセッティングすることは脳を刺激する意味において、非常に重要なことであり、
さらには目標を設定することで、集中力が増し、時に思いもよらないアイデアが浮かぶことがあり、
この点においては仕事で揉まれながら日常を送っている方にはよくご存知のはずです。
逆に目標を持たなければつい甘えが出てしまい、だらける要因につながります。

今日はちょっとした暴露をしてしまいたいと思います。
日々書いている記事のカラクリのことです。カラクリと申しましても、大層なことではございません。
ごく普通の、ささいなことであります。

このブログに関しては
非常に多いのですが、
「実は複数の書き手がいるんじゃないの?」
という鋭いツッコミまじりの質問にいつも
「ドキッ!!」
としてしまう管理人であります。
おそらく、書き方がコロコロと変化して、焦点が定まっていない文章へ疑念を抱かれるのだ
と推測しますが、

質問者様からの鋭利な問いへの回答は
「 ずばり、 ノー 」
であります。

いまのところは、独りぼっちでキーボードを叩いています。

実を申しますと、いままで更新した記事の90%は3~5日前にほぼ完成しております。
そのため、読者様が
「記事のネタが古いなぁ~。」
と愚痴をこぼされるのも無理はありません。
その古臭さを少しでも是正するべく、更新の前日に加筆・修正を行い、
例えば古い話にタイムリーな話題を織り交ぜて、
当日に発信しています。

これらの方法はブログを開始した10月頃に目にした

「アイデアは寝かせておけ。」

という一節に影響されたものです。
つまり、記事を書き終えた瞬間は、一種の「達成感」が先行してしまい、
どのような文章も優れたものに見えてしまうという教えです。
よって一度書いた文章は、一定期間を置いて、再び他人になったつもりで読むようにしています。
すると、
「なんでこんなクソ文章を書いてるんやろ~。」
と、妙に冷静に感じてしまうのです。

この、「アイデアは寝かせておけ。」という節は、
「NHK週刊こどもニュース」の司会をされている
池上彰さんによるものです。

彼の著書 「池上彰の情報力」

に、同じような内容が掲載されています。

これに、目標時間を自分で定めていますので、以下のような順序になります。


2~3週間前に一度記事をWindowsのメモ帳書いてみる(制限時間10分)
↓
1週間後、その記事を読む
↓
おかしな部分を修正する(制限時間5分)
↓
発信3~5日前にさらに読み、修正する(制限時間5分)
↓
発信前日に必要があれば加筆する
↓
ブログにメモ帳の内容をコピー&ペーストする
↓
発信


時間制限の設定は絶対条件としています。よく記事に時間がかかっているのではという
心配・疑問は、上記の方法により、1記事20分~30分で済みます。そのポイントは
メモ帳でまず作成することなのかもしれません。

当然、記事を書いてみようと思う前には、必ず下準備を行います。
それは、記事を書くための下準備ではなく、あくまでも、自分の人生・生き方・将来
のための準備です。
その最大の功労者は 「付箋」です。
ホームセンター等で、200枚80円程度の2.5cm×7.5cm サイズを大量に購入し、
外出時は一束を必ずスーツ・ズボンの内ポケットに隠し持ちます。(怪しい?いえいえ。)
そこで気づいたこと、感じたこと、疑問に思ったこと、他人の良い言葉、悪い振る舞いを
赤・青・黒の3色ボールペンでメモし、既存の手帳に貼り付けておきます。
自宅に戻り、その言葉を眺め、まだ心に残っているならば、
「自分のもの」にしてしまいます。
用意してある別のファイルにジャンル別に区分します。ただし、知識としてインプットする
だけでは、必ず「忘れ言予備軍」となってしまいます。脳へのインプットには限りがあり、
脳はアウトプットする方がその力をさらに発揮することができます。
間違っても、ブログのための「付箋」持ち歩きにはならないことが大切です。
自分にとってのブログは、どんなときでも
アウトプット効果が目的であります。


ということはないかい。古臭い記事を読まされてるってわけなの? 私達?
まーまー。何度も読み返し、加筆・修正していますので、落ち着き下され。



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2005年本屋大賞は
「夜のピクニック」 恩田 陸さん
に決定しました。おめでとうございます。

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