赤字....ズバリ言う人
緑字....その助手
青字....文庫担当者
2月1日記事「ズバリ言うわよ。」、
2月5日記事「今日も来たわよ。」
を参考にするとにより、今記事への理解が深まります。
「 ( あ、また来た。今日はいちゃもんをつけられないように心掛けよう。) 」
「その後はどうなの。順調に事は運んでるのかしら。」
「いらっしゃいませ。だいぶ慣れてきました。でもまだ至らない点も...」
「まあ頑張りなさい。それと、修正したポスター送っといたけど貼ってあるの?」
「え、えぇ。言われたとおり、出口の前に。」
「これで万引きも激減する。私が言うんだ。間違いないわよ、アンタ。」
「はぁ、あ、ありがとうございます。」
「今日は本を予約しにきたのよ。有栖川有栖さんの『モロッコ水晶』。有栖川さん私はじめ女性だと思ってたけど、男性だったのね。ビックリしちゃったわよ。」
「あぁ、そうですか、わかりました。でも以前にも申しましたとおり、問屋にあれば約2~3日、なければメーカーからの取り寄せで10日~2週間でし.....。」
「それがアンタ、大丈夫なのよ。この本は3月上旬の発売だから、今から予約しておけば問題ないわよ。発売日当日に必ず来るわよ。」
「あ、いや、それはちょっと.....。」
「なにもぞもぞ言ってるのさ。男ならはっきり言いなさい!!」
「よ、予約はよろしいのですが、その...、当日入荷するかどうかは....。」
「なに辻褄のあわないこと言ってるんだ! まだ発売まで1ヶ月もあるじゃないか。すぐに電話するんだよ。」
「いや、そのですねぇ、最新刊というものはあらかじめ何冊入荷するかを問屋等が決めておりまして.....。」
「だったらすぐに問屋に電話するんだよ。」
「でも電話しても問屋自身が詳しくはわからないそうなんですよ。全国の書店の過去の売上実績で決められちゃってるものでどうしようもないものでして。それに出版社から送られてくる全冊数もわからないみたいで....」
「なんでそんな融通の効かないことで済ますんだ!甘えるんじゃないよ。そういうぬるま湯体質がアンタ達書店減少の原因だ。」
「はぁ、し、しかしですねぇ。」
「バカも休み休みにしろってんだ。私は読むと決めたんだ。どうしても無理だったら私の名前を使わせてやるから。それで相手もイチコロだ。」
「それじゃあお名前を...。」
「だからなんで私の名を知らないのさっ。」
「ああぁ、もうわかってます、わかってますから。」
「オビも漏れなく付けておきなさいよ。」
「は、はい。でも大丈夫かなぁ。」
「なんか言ったかしら?」
「いえいえいえ。なんでもございません。(文庫担当なんだけど、これ新書...)」
「話は変わるけどアンタ、困ってることあるんだって。」
「なんでご存知なんですか?」
「すべてお見通しって以前から言ってるじゃないのさぁ!!しかもポスター
にも書いてるだろ!何度も言わせるんじゃないよ。」
「すいません。実は、お客さんの立ち読みは大いに歓迎なんですが、読んだ本
を元の場所に戻してくれないというか、戻す場所がわからないんだと思うんですけど。」
「そうでしょ。以前からわかってたわ。だから今日はすばらしいモノを
用意したのよ。持ってきてちょうだい。
「ははっ!」
「これは便利そうな手押し車ですねぇ。」
「ほら、よく図書館なんかにあるじゃないの。返却台みたいなのが。それを用意したのよ。」
「ほぉ~。これはいいですねぇ。台車にも何か書いてますねぇ。『読み終えた本はこちらへお戻し下さい。』いいアイデアじゃないですか。」
「そうよ。これだと本が迷子になることもなく、アンタもあるはずの本がないなんて理不尽なこともなくなるわ。感謝しなさい。
「どうもありがとうございました。」
「ところでよく見るとアンタ、なかなかいい男じゃない。タイプよ。」
「えっ、そうですか。まあ、ありがとうございます。」
「店内を見させてもらうわ。エスコートしてちょうだい。」
「あ、はい。それでは。」
「わぁってビックリするじゃないの。あら、お姫様だっこしてくれるなんて過激なエスコートじゃない。でもそういうところが素敵だわよ。」
「どっこいしょ。よしっ。ではよろしくお願いします。」
「はいっ。かしこまりました。」
「ちょ、ちょっとアンタなにやってるの。なんで私が返却台に乗せられなきゃならないのさっ!降ろしなさいよっ!!」
「返却よろしくお願いします。」
「はい。では行きましょう。」
「私が返却されるってどういうことなのっ!!それにアンタ、助手じゃないの。おかしいじゃないか。」
「ご来店ありがとうございました。」
「降ろしなさい。アンタ。地獄行きよ。これがホントの地獄よ。この道、急な下り坂じゃないの!なんで私が地獄に行かなくちゃならないの!!あ~。
ああああぁぁぁぁぁぁ~。」
緑字....その助手
青字....文庫担当者
2月1日記事「ズバリ言うわよ。」、
2月5日記事「今日も来たわよ。」
を参考にするとにより、今記事への理解が深まります。
「 ( あ、また来た。今日はいちゃもんをつけられないように心掛けよう。) 」
「その後はどうなの。順調に事は運んでるのかしら。」
「いらっしゃいませ。だいぶ慣れてきました。でもまだ至らない点も...」
「まあ頑張りなさい。それと、修正したポスター送っといたけど貼ってあるの?」
「え、えぇ。言われたとおり、出口の前に。」
「これで万引きも激減する。私が言うんだ。間違いないわよ、アンタ。」
「はぁ、あ、ありがとうございます。」
「今日は本を予約しにきたのよ。有栖川有栖さんの『モロッコ水晶』。有栖川さん私はじめ女性だと思ってたけど、男性だったのね。ビックリしちゃったわよ。」
「あぁ、そうですか、わかりました。でも以前にも申しましたとおり、問屋にあれば約2~3日、なければメーカーからの取り寄せで10日~2週間でし.....。」
「それがアンタ、大丈夫なのよ。この本は3月上旬の発売だから、今から予約しておけば問題ないわよ。発売日当日に必ず来るわよ。」
「あ、いや、それはちょっと.....。」
「なにもぞもぞ言ってるのさ。男ならはっきり言いなさい!!」
「よ、予約はよろしいのですが、その...、当日入荷するかどうかは....。」
「なに辻褄のあわないこと言ってるんだ! まだ発売まで1ヶ月もあるじゃないか。すぐに電話するんだよ。」
「いや、そのですねぇ、最新刊というものはあらかじめ何冊入荷するかを問屋等が決めておりまして.....。」
「だったらすぐに問屋に電話するんだよ。」
「でも電話しても問屋自身が詳しくはわからないそうなんですよ。全国の書店の過去の売上実績で決められちゃってるものでどうしようもないものでして。それに出版社から送られてくる全冊数もわからないみたいで....」
「なんでそんな融通の効かないことで済ますんだ!甘えるんじゃないよ。そういうぬるま湯体質がアンタ達書店減少の原因だ。」
「はぁ、し、しかしですねぇ。」
「バカも休み休みにしろってんだ。私は読むと決めたんだ。どうしても無理だったら私の名前を使わせてやるから。それで相手もイチコロだ。」
「それじゃあお名前を...。」
「だからなんで私の名を知らないのさっ。」
「ああぁ、もうわかってます、わかってますから。」
「オビも漏れなく付けておきなさいよ。」
「は、はい。でも大丈夫かなぁ。」
「なんか言ったかしら?」
「いえいえいえ。なんでもございません。(文庫担当なんだけど、これ新書...)」
「話は変わるけどアンタ、困ってることあるんだって。」
「なんでご存知なんですか?」
「すべてお見通しって以前から言ってるじゃないのさぁ!!しかもポスター
にも書いてるだろ!何度も言わせるんじゃないよ。」
「すいません。実は、お客さんの立ち読みは大いに歓迎なんですが、読んだ本
を元の場所に戻してくれないというか、戻す場所がわからないんだと思うんですけど。」
「そうでしょ。以前からわかってたわ。だから今日はすばらしいモノを
用意したのよ。持ってきてちょうだい。
「ははっ!」
「これは便利そうな手押し車ですねぇ。」
「ほら、よく図書館なんかにあるじゃないの。返却台みたいなのが。それを用意したのよ。」
「ほぉ~。これはいいですねぇ。台車にも何か書いてますねぇ。『読み終えた本はこちらへお戻し下さい。』いいアイデアじゃないですか。」
「そうよ。これだと本が迷子になることもなく、アンタもあるはずの本がないなんて理不尽なこともなくなるわ。感謝しなさい。
「どうもありがとうございました。」
「ところでよく見るとアンタ、なかなかいい男じゃない。タイプよ。」
「えっ、そうですか。まあ、ありがとうございます。」
「店内を見させてもらうわ。エスコートしてちょうだい。」
「あ、はい。それでは。」
「わぁってビックリするじゃないの。あら、お姫様だっこしてくれるなんて過激なエスコートじゃない。でもそういうところが素敵だわよ。」
「どっこいしょ。よしっ。ではよろしくお願いします。」
「はいっ。かしこまりました。」
「ちょ、ちょっとアンタなにやってるの。なんで私が返却台に乗せられなきゃならないのさっ!降ろしなさいよっ!!」
「返却よろしくお願いします。」
「はい。では行きましょう。」
「私が返却されるってどういうことなのっ!!それにアンタ、助手じゃないの。おかしいじゃないか。」
「ご来店ありがとうございました。」
「降ろしなさい。アンタ。地獄行きよ。これがホントの地獄よ。この道、急な下り坂じゃないの!なんで私が地獄に行かなくちゃならないの!!あ~。
ああああぁぁぁぁぁぁ~。」